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天然と合成の違い

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掲載日:2019.09.05
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天然と合成の違い

合成は身体に悪く、天然のものは身体に良い。

そう思う人が大半ですし、心情的にも理解できます。
しかしフグや毒キノコの例を挙げるまでもなく、天然でも身体に悪いものはいくらでも存在します。

またビタミンに限らず、合成のサプリは効かない、という意見もあります。しかしクスリは合成のものが大半です。

合成がダメだったら、大半のクスリも効かないということになってしまうのではないでしょうか。


人間の身体は、分子構造が同じである限り、天然モノと合成モノを区別することはできません。

例えばビタミンB群やビタミンCのように、水溶性のビタミンは天然のものとまったく同じ分子構造のものを合成することができます。

ですからこれらのビタミンは、天然も合成も、まったく同じ価値だと考えてください。

しかしビタミンAやEなどの脂溶性ビタミンビタミンは分子構造が複雑で、天然と同じモノを作り出すことができません。
昔は合成のビタミンAやビタミンEが流通していました。しかしその効力の弱さが指摘されるようになってからは、ほとんどが天然の材料から抽出した製品となっているのです。

つまり、マトモなメーカーが出しているビタミン製品でしたら、たいていは天然のビタミンAとEが使われているのです。

天然を謳っているサプリメントは数多いのですが、価格が高価なのをゴマかすために、天然を強調していることもあります。
しっかりと成分表を見比べ、本当の価値を見極めて選ぶようにしたいものです。
  • 山本 義徳(やまもと よしのり)
    1969年3月25日生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。
    ◆著書
    ・体脂肪を減らして筋肉をつけるトレーニング(永岡書店)
    ・「腹」を鍛えると(辰巳出版)
    ・サプリメント百科事典(辰巳出版)
    ・かっこいいカラダ(ベースボール出版)
    など30冊以上

    ◆指導実績
    ・鹿島建設(アメフトXリーグ日本一となる)
    ・五洋建設(アメフトXリーグ昇格)
    ・ニコラス・ペタス(極真空手世界大会5位)
    ・ディーン元気(やり投げ、オリンピック日本代表)
    ・清水隆行(野球、セリーグ最多安打タイ記録)
    その他ダルビッシュ有(野球)、松坂大輔(野球)、皆川賢太郎(アルペンスキー)、CIMA(プロレス)などを指導。

  • アスリートのための最新栄養学(上)
    2017年9月9日初発行
    著者:山本 義徳


[ アスリートのための最新栄養学(上) ]