フィジーク・オンライン
Weekly Monthly Shopping
  • 1

    セルフタンニングローション コンテストブラック
    JBBF推奨品 塗るだけでコンテスト肌!
  • 2

    PHYSIQUE MAGAZINE 006号
    櫻井 貴史、飯沼 誠司、魚原 大、益子 克彦、金子 賢、尾関 紀篤ほか
    フィジーク・マガジン
    PHYSIQUE MAGAZINE 006号
    金額: 1,222 (税込)
  • 3

    PHYSIQUE MAGAZINE 005号
    Aya'sFunctionalLife、最強万能サプリMRPとは、NPCJほか
    フィジーク・マガジン
    PHYSIQUE MAGAZINE 005号
    金額: 1,222 (税込)
  • 4

    PHYSIQUE MAGAZINE 004号
    Cross Aya、シンクロ日本代表コーチ 井村雅代、フィットネス男子ほか
    フィジーク・マガジン
    PHYSIQUE MAGAZINE 004号
    金額: 1,527 (税込)
  • 5

    PHYSIQUE MAGAZINE 003号
    武田真治、魚原大、南原竜樹、小野寺対談 森俊憲、有馬 康泰ほか
    フィジーク・マガジン
    PHYSIQUE MAGAZINE 003号
    金額: 1,527 (税込)
  • 6

    PHYSIQUE MAGAZINE 002号
    韓国の至宝 Jinwon Lee、有馬康泰 × 齋藤真人対談、長谷川浩久ほか
    フィジーク・マガジン
    PHYSIQUE MAGAZINE 002号
    金額: 1,527 (税込)
  • 7

    PHYSIQUE MAGAZINE 001号
    JBBF会長 玉利齊、 サンキンサチ、木村ミノル、有馬康泰、桑崎寛、角田信朗ほか
    フィジーク・マガジン
    PHYSIQUE MAGAZINE 001号
    金額: 1,527 (税込)
  • 8

    世界最大級のスポーツイベント!アーノルド スポーツ フェスティバル 2015
    アーノルド・スポーツフェスティバルは80カ国から18,000人のアスリートが参加し、50種のスポーツ競技が開かれる、全米最大のマルチスポーツイベントである。 アーノルドクラシックの起源は1970年にさかのぼる。コロンバスのスポーツプロモーター、ジム・ロリマーは若きオーストリアのボディビルダーであるアーノルド・シュワルツェネッガーを招いた。 シュワルツェネッガーはその時のコンテストで勝利を収め、賞金$1,000を獲得した。そしていつかロリマーと共にボディビルディングのプロモートをするためにコロン…
  • 9

    パーフェクト・スムージープロテイン1.6kg 各テイスト
    1食置き換えダイエット、忙しいビジネスマンにも最適!腸内環境にもこだわったMRP
  • 10

    HYPER PUMP 375g パイナップル味
    NO系サプリの決定版!究極のパンプアップで充実したトレーニングを。
    MPN
    HYPER PUMP 375g パイナップル味
    金額: 7,344 (税込)

インスリンをコントロールするために!血糖値を計る方法

この記事をシェアする

0
掲載日:2016.08.26
記事画像1
前回は筋肥大を促すためにインスリンの量をコントロールする方法をお話ししました。今回は、さらにインスリンの量をコントロールしやすくするために血糖値を測定する方法をお話しします。

血糖値を計る

ある時点の血中の糖の量が、糖とアミノ酸を血流から代謝するためにすい臓が分泌するインスリンの量に影響を与える、ということはすでにわかったと思います。もう一度簡単に言うと、200gのパスタを食べれば、100g食べたときより多くのインスリンが分泌されるということです。そして、インスリンの値が下がれば脂肪分解が促進され、体脂肪が減るということになります。

そこで、どんな食品がインスリンを大量に分泌するのかを血糖値を計ることによって確かめることができます。この血糖値を計る装置は、ジョンソン&ジョンソン社によって考案された、ステップ・ブラッド・シュガー・モニタリング装置(以下“ステップ”)と呼ばれるものです。この装置を使えば、血中にどのぐらいの糖があるのか調べることができます。使い方はいたって簡単で、鉛筆のような尖ったもので指を突き、装置の上に血を一滴垂らして一分間待てばいいのです。すぐに血糖値がわかるでしょう。

この装置は、もともとボディビルダー向きではなく糖尿病患者のために考案されたものですが、糖尿病患者とボディビルダーには共通点があります。それは両者とも血糖値とインスリンのレベルをコントロールしようとしている点です。

この装置によって血中に糖が非常に少ないと分かった場合、血中に糖が大量にある場合と比べて脂肪の代謝が高い傾向にあります。ですから、この装置は、どの食品が血糖値を上げるのか、オフシーズンに調べてみるのに役立ちます。

血糖値が高い場合には、多くのインスリンが分泌され、あなたは大きくなっている(しかし脂肪も増えている)と推測することができるでしょう。ボディビルダーは適度なレベルの血糖値とインスリンを望みます。なぜなら、適度なレベルならば、脂肪の蓄積が促されることなくアナボリック状態をつくることができるからです。

僕は、同じカロリーの炭水化物を取っても、食品の種類が、また個人によって、驚くほど血糖値が違うことに気が付きました。例えば、僕の知っているあるボディビルダーなどは、同じカロリーでも、ヤムいもを食べたときよりもベーグルやパン(ホワイトブレッドを含む)を食べたときの方が少ない血糖値が得られました。また、別のボディビルダーは、パスタを食べ続けても血糖値がそれほど高く上がらなかったのに、ファイブ・ミニッツ・オートミール(インスタントではないもの)で血糖値が急上昇したのです。

僕の言いたいポイントはこうです。あなたは自分にとってベストである食品を探すことができますし、それは個人によって違います。ボディビルダーにとってよいと一般に言われている炭水化物が、あなたにとってベストとは限りません。

ですから、自分の血糖値のレベルを適度に保ってくれる食品を選ぶことが大切です。そうすればインスリンの分泌をコントロールしやすくなるからです。この装置はまた、コンテスト前に血糖値を測定するのに使うことができます。
記事画像2
脂肪を落とすためには、血糖値はオフシーズンより低くなくてはなりませんが、あまり低すぎてはなりません。もちろんこれは炭水化物の量を減らし、有酸素運動を行うことで達成する事ができますが、正確を期すためには、この“ステップ”が役に立つことでしょう。

カフェイン、エフェドラ、オーバートレーニング、ストレス、そしてアナボリック系のドラッグはオフシーズンに計った記録と比べたときに、血糖値の測定に悪影響を与え、その値を変えてしまうことがあります。たとえば、あなたがオフシーズンには一回の食事につき400キロカロリーのポテトを食べていたとします。これを300キロカロリーに減らせば、“ステップ”は血中に糖が少なくなっていることを示すでしょう。しかし、時が経てば、300キロカロリーのポテトに対しても高い値が出ることがあります。これは、体がそれ以上の脂肪の減少を防ごうとする自然な適応だといえるでしょう。

ですから、カロリーをもっと減らす必要があるという事になります。また、オーバートレーニングに陥っていたり、カフェインやベータアゴニスト、またはステロイドのようなドラッグを使っている場合も、このように血糖値の測定が誤ることがあります。

この装置でもう一つ役に立つのは、トレーニング後の食事で、アナボリック状態を作り出すのに十分なだけの炭水化物が取れているかどうかを(特に減量中に)確認できることです。僕は、トレーニング後には血糖値はいくら高くなってもいいと思います。たとえ減量中でもです。糖尿病患者でない限り、食事後の血糖値は、普通80~140mg/dlになります。140mg/dlという値が得られれば、インスリンがたっぷりと分泌され、炭水化物とアミノ酸が筋肉に運ばれるので、素早い回復が行われていることになります。

減量中のボディビルダーならば、脂肪を落とすために血糖値を80~90mg/dlぐらいに保ちたいものです。しかし、血糖値が80mg/dlを切るようになれば、今度は筋肉が燃料源として使われるようになってしまいます。

カフェインやエフェドラ、それにオーバートレーニングは、筋肉におけるインスリン受容器官の感度を鈍らせることによって血糖値の測定を誤らせてしまいますが、バナディル・サルフェート、クロミウム、フィッシュオイル、ビタミンE、水溶性の食物繊維、それに飽和脂肪をあまり含まない食事は、逆の働きをします。これら後者のサプリメントや食品は、インスリンの効用を高めてくれるのです。つまり、インスリンがより筋肉の受容器官に向かうようになるのです。ですから、糖に反応する際に、体はそれほど多くのインスリンを分泌しないので、脂肪を増やすことなく筋肉をつけることができるということになります。

“ステップ”をいつも使う必要はありませんが、ボディビルダーは毎日同じものを同じ時間に食べる傾向にあるため、自分の食事内容をより細かく調べるために、この装置をつかうことができるということで紹介してみました。



  • ■究極の筋肉を作り上げるためのボディビルハンドブック
    2013年6月20日第6版発行
    著者:クリス・アセート
    発行者:橋本雄一
    発行所:(株)体育とスポーツ出版社

[ 究極の筋肉を作り上げるためのボディビルハンドブック ]