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ビタミンDの摂取方法

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掲載日:2020.03.05
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食品としては、キクラゲやキノコ類、魚類全般に多く含まれます。
サーモンには特に多く含まれますので、EPAやアスタキサンチンとともに、サーモンの脂肪燃焼作用に貢献しているのかもしれません。

ここまでに紹介した研究の結果から考えて、一日1000~2000IUで健康への効果が得られると思われます。

一日の推奨摂取量が220IU、上限摂取量が2000IUですが、アメリカの上限摂取量は4000IUですので、2000IUをサプリメントで摂取しても、まず問題はないでしょう。

ちなみにアメリカのサプリメントでは1カプセルあたりに、平気で5000IUや10000IUが配合されています。

アンチエイジングに熱心な日本の学者は、一日5000IUを摂取することが標準となっているという記事もあります。

ビタミンAのところでも紹介しましたが、子供向けに良く使われる肝油ドロップにもビタミンDが含まれます。

肝油というのはタラやエイ、サメの肝臓の油のことで、以前はそれが原材料だったのですが、最近では「日本薬局方の基準に沿って作られた原料」を基につくられているとのことです。

「カワイ肝油ドロップS」の場合、2粒でビタミンAが4000IU、ビタミンDが400IUとのことですので、一日5~10粒くらいを目安に摂れば良いということになります。
  • 山本 義徳(やまもと よしのり)
    1969年3月25日生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。
    ◆著書
    ・体脂肪を減らして筋肉をつけるトレーニング(永岡書店)
    ・「腹」を鍛えると(辰巳出版)
    ・サプリメント百科事典(辰巳出版)
    ・かっこいいカラダ(ベースボール出版)
    など30冊以上

    ◆指導実績
    ・鹿島建設(アメフトXリーグ日本一となる)
    ・五洋建設(アメフトXリーグ昇格)
    ・ニコラス・ペタス(極真空手世界大会5位)
    ・ディーン元気(やり投げ、オリンピック日本代表)
    ・清水隆行(野球、セリーグ最多安打タイ記録)
    その他ダルビッシュ有(野球)、松坂大輔(野球)、皆川賢太郎(アルペンスキー)、CIMA(プロレス)などを指導。

  • アスリートのための最新栄養学(上)
    2017年9月9日初発行
    著者:山本 義徳


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