高脂肪の食事は脂肪の蓄積につながる
掲載日:2017.03.14
脂肪から得られたカロリーや脂肪を多く含む食品は、体脂肪の蓄積を促します。これは単に、脂肪を多く含む食品は、食べ過ぎになりやすいからです。ライス6カップは1200キロカロリーなのに対し、ドーナツを6個食べれば、1800~2000キロカロリーは軽くいってしまいます。ですから、ドーナツを選ぶことは、カロリーを60%上げるようなものなのです。
食べれば食べる程デカくなる、という話を聞きますが、食べ過ぎは、単に体脂肪を増やすという事でしかありません
脂肪は、炭水化物やタンパク質よりも体脂肪として蓄積されやすい傾向にあります。タンパク質は、脂肪の蓄積という観点からすれば非効率的ですし、炭水化物も、脂肪と比べればやはり非効率的です。100キロカロリーの炭水化物を取ったとすれば、そのうち最大25キロカロリーは体熱として燃やされます。もちろん、残りの75キロカロリーは、一日の必要カロリー量が既に満たされている場合、脂肪として蓄積される可能性がありますが…
これに対し、脂肪を100キロカロリー取れば、そのうち97キロカロリーが脂肪として蓄積される可能性が高く、また、脂肪は消化を遅らせるので、体が脂肪を溜め込みやすくなるのです。
これに対し、脂肪を100キロカロリー取れば、そのうち97キロカロリーが脂肪として蓄積される可能性が高く、また、脂肪は消化を遅らせるので、体が脂肪を溜め込みやすくなるのです。
炭水化物も脂肪の蓄積につながる恐れあり
あなたが、“勝負に勝つための食事”というような類の本を読んだとすれば、たぶん次のような感情を抱くことでしょう。抗炭水化物、低脂肪の食事をしている限り、太ることはない…これは間違いです。また、ボディビル界には、一日に10000キロカロリーの食事が筋発達につながると信じているものもいますが、これも間違いです。炭水化物も、脂肪の増加を生むことは既に述べました。
炭水化物は、インスリンというホルモンを分泌させます。このインスリンには、ふたつの働きがあります。ひとつは、アミノ酸やグルコースを筋肉中に取り込むことです(これは良い面で、筋発達に繋がります。)もうひとつは、グルコースを脂肪細胞に取り込むことです(これは悪い面で、脂肪の蓄積に繋がります。)継続して炭水化物を取ることは、脂肪蓄積のメカニズムを刺激し、グルコースを体脂肪として蓄積させるのです。
ウェイトトレーニングを行い、筋量が増加すれば、炭水化物の需要が増し、カロリー代謝、特に炭水化物のカロリー代謝に変化が生じます。このように、炭水化物代謝が変化することにより、炭水化物が、脂肪よりも筋肉に向かいやすく(蓄積されやすく)なります。筋細胞も、脂肪細胞も、インスリンの受容器官を持っています。トレーニングを行っていない人の場合、脂肪の受容器官のほうが敏感です。それゆえ、炭水化物を取り、インスリンが分泌された場合、インスリンが主に脂肪細胞に働きかけ、その結果、太ってしまうというわけです。
炭水化物は、インスリンというホルモンを分泌させます。このインスリンには、ふたつの働きがあります。ひとつは、アミノ酸やグルコースを筋肉中に取り込むことです(これは良い面で、筋発達に繋がります。)もうひとつは、グルコースを脂肪細胞に取り込むことです(これは悪い面で、脂肪の蓄積に繋がります。)継続して炭水化物を取ることは、脂肪蓄積のメカニズムを刺激し、グルコースを体脂肪として蓄積させるのです。
ウェイトトレーニングを行い、筋量が増加すれば、炭水化物の需要が増し、カロリー代謝、特に炭水化物のカロリー代謝に変化が生じます。このように、炭水化物代謝が変化することにより、炭水化物が、脂肪よりも筋肉に向かいやすく(蓄積されやすく)なります。筋細胞も、脂肪細胞も、インスリンの受容器官を持っています。トレーニングを行っていない人の場合、脂肪の受容器官のほうが敏感です。それゆえ、炭水化物を取り、インスリンが分泌された場合、インスリンが主に脂肪細胞に働きかけ、その結果、太ってしまうというわけです。