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銀座のまん中で風変りな体力テスト

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[ 月刊ボディビルディング 1973年8月号 ]
掲載日:2017.10.30
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見物人と報道陣の前で見本を示す日体大学生のアシスタント・ガール。
 つゆどきは、とかく連動不足になりやすく体力も衰えがち。やがて来る夏に備えて今のうちに体力をチェックしようという街頭体力テストが6月25、26、27日の3日間、銀座ソニービル前、ソニー・スクエアで行われた。

 この体力テストは窪田登早大教授の監修により味の素KKが主催したもので、会場には大きな水車と噴水が設置され、その横の舞台上に置かれたビューティ・サイクルのペダルを1分間に何回踏めるかを測定し、標準値と照合するという手順で行われた。この際ペダルを踏む力が強ければ水車が勢いよくまわり、噴水も高く上がるようにセットされているため、噴水の高さが体力のバ口メーターというわけだ。

 体力テストへの参加は自由で、参加者にはもれなく体力を測定したヘルス・カードと主催者より記念品が贈られた。また標準以上の体力保持者には体力がすぐれているで賞と名づけた特別賞が贈られるとあって、体力に自信のある者が次々に登場し、黒山の見物人の前で懸命にペダルを踏んでいた。
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[ 月刊ボディビルディング 1973年8月号 ]

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