フィットネスイベント仕掛け人・リバトラYOSHITOインタビュー
掲載日:2016.11.16
リバトラYOSHITO氏。
現役のフィジーク選手でありながら、フィットネスイベンターとしても活動。さらに自身のアパレルブランドであるKnightFoxを手掛ける等、精力的に多方面での活動を展開するリバトラYOSHITO氏。12月にはなんと渋谷のクラブ・HARLEMでフィットネスイベントを開催するという。
1週間後に大会出場を控えトレーニングや調整に余念がない最中でありながら、リバトラ氏は我々のインタビューににこやかに応じてくれた。
1週間後に大会出場を控えトレーニングや調整に余念がない最中でありながら、リバトラ氏は我々のインタビューににこやかに応じてくれた。
フィジーク選手になったきっかけと、多岐にわたる活動について。
――― フィジーク選手になったきっかけを教えていただけますか?
最初に出たボディコンテストはUSBBの大会だったのですが、その前は14年ほど格闘技をやってました。総合格闘技、キックボクシング、空手…一通りっていう感じですね。
プロライセンスを取る為にオランダに渡ったんですけれど、ちょうどリーマンショックの影響で外国人排除の動きがあり、国外に出ていかなくちゃいけなくなって。日本に帰ってきてそのときに、「もう潮時かな」って思って格闘技を辞めたんですね。
たまたまそのときにYoutubeでフィジークの海外選手を見て「こうなりたい」と思ってフィジークを始めました。
――― 「リバトラ」という名前の由来は、「Re(再び)」「Battler(戦う者)」だと動画で拝見しました。ここでの「再び」とは何を指していますか?
最初のコンテストのことですね。負けて、もう一度頑張ろうって思いを込めて名前を付けました。
――― パーソナルトレーナーとしても活動してらっしゃいますが、これはいつ頃からでしょうか?
トレーナー自体は、格闘技をやっているときからインストラクターとしても活動してたので、いつからというのは明確には覚えていないです。仕事としてではなく、例えば知り合いに指導するとか、そういうこともずっとやってきてたので…
仕事としてとなるとちょっとあやふやな部分があるんですよね。何年ぐらいだろう…4、5年ぐらいかな…もっと…?格闘技のほうも合わせると7年とか8年ぐらいになるかなと思うんですが、ウェイトだけとなるともっと短くて、4~5年になりますね。
最初に出たボディコンテストはUSBBの大会だったのですが、その前は14年ほど格闘技をやってました。総合格闘技、キックボクシング、空手…一通りっていう感じですね。
プロライセンスを取る為にオランダに渡ったんですけれど、ちょうどリーマンショックの影響で外国人排除の動きがあり、国外に出ていかなくちゃいけなくなって。日本に帰ってきてそのときに、「もう潮時かな」って思って格闘技を辞めたんですね。
たまたまそのときにYoutubeでフィジークの海外選手を見て「こうなりたい」と思ってフィジークを始めました。
――― 「リバトラ」という名前の由来は、「Re(再び)」「Battler(戦う者)」だと動画で拝見しました。ここでの「再び」とは何を指していますか?
最初のコンテストのことですね。負けて、もう一度頑張ろうって思いを込めて名前を付けました。
――― パーソナルトレーナーとしても活動してらっしゃいますが、これはいつ頃からでしょうか?
トレーナー自体は、格闘技をやっているときからインストラクターとしても活動してたので、いつからというのは明確には覚えていないです。仕事としてではなく、例えば知り合いに指導するとか、そういうこともずっとやってきてたので…
仕事としてとなるとちょっとあやふやな部分があるんですよね。何年ぐらいだろう…4、5年ぐらいかな…もっと…?格闘技のほうも合わせると7年とか8年ぐらいになるかなと思うんですが、ウェイトだけとなるともっと短くて、4~5年になりますね。
―――Youtubeで動画を公開されていますが、きっかけを教えていただけますか?
きっかけは、ちょっと知り合いの選手がアップしたりとか、自分を撮ってもらった動画を自分が見るために非公開でアップしていたんですけれど、それをみんなにも見てもらおうと思って公開し始めたのがきっかけですね。
――― では、最初から見せるために作っていたというわけではなく…?
そうですね、自分の確認用として、いつでも見られるようにって、撮ってましたね。
――― 動画の数もどんどん増えていますが、反響はいかがですか?
一番大きかったのは、Kanekin Fitnessとコラボしてからは反響がすごく大きくなってきましたね。
きっかけは、ちょっと知り合いの選手がアップしたりとか、自分を撮ってもらった動画を自分が見るために非公開でアップしていたんですけれど、それをみんなにも見てもらおうと思って公開し始めたのがきっかけですね。
――― では、最初から見せるために作っていたというわけではなく…?
そうですね、自分の確認用として、いつでも見られるようにって、撮ってましたね。
――― 動画の数もどんどん増えていますが、反響はいかがですか?
一番大きかったのは、Kanekin Fitnessとコラボしてからは反響がすごく大きくなってきましたね。
トレーニングと食事・サプリについて。
――― 大会前とオフで、トレーニングの種目を変えたりはされていますか?
まずは頻度を変えていますね。特に今のような減量シーズンになると、全身を3分割でやってるんです。3日やって1日休みというルーティンを組んでやりますね。
それがオフになると、1日1部位という感じでやってます。減量中はとにかく「頻度を上げる」というのを意識してやっています。
――― 減量時はどのぐらい落としますか?
今回は…前のオフでちょっと乗せ過ぎちゃったんで(笑) 今は16~17kgぐらい落としてる感じですね。あと1週間(※取材時、大会の1週間前でした)で1kgないぐらい落として、あとは水を抜くって感じですね。
――― では、今はすごくいい状態なのでは?(笑)
いやぁ、まだちょっと…むくんではいるので(笑)
まずは頻度を変えていますね。特に今のような減量シーズンになると、全身を3分割でやってるんです。3日やって1日休みというルーティンを組んでやりますね。
それがオフになると、1日1部位という感じでやってます。減量中はとにかく「頻度を上げる」というのを意識してやっています。
――― 減量時はどのぐらい落としますか?
今回は…前のオフでちょっと乗せ過ぎちゃったんで(笑) 今は16~17kgぐらい落としてる感じですね。あと1週間(※取材時、大会の1週間前でした)で1kgないぐらい落として、あとは水を抜くって感じですね。
――― では、今はすごくいい状態なのでは?(笑)
いやぁ、まだちょっと…むくんではいるので(笑)
――― 食事も全然変わってくるとは思いますが、今はどのような内容でしょうか?
トータルの摂取カロリーもすごく削ってるんですけど、PFCバランス(エネルギー産生栄養素バランス)としては、「3・2・5」の割合ですね。とにかくカーボを取るようにして、削っています。1日に咀嚼する食事としては通常通り3回から4回に小分けして食べて、それとは別にMRPを入れて、トータルで5食位。多いときは6食位に細かく分けて取ってますね。
――― では逆に、増量期はいかがですか?
増やすときは玉子を1日30個、全卵で間食に食べるようにして、通常の食事を6食ていう感じですね。6食と、おやつがわりに玉子を30個(笑)
――― サプリについてお伺いします。SNSではBCAAについて言及されていることが多いように見受けられますね。
最近はBCAAはマイプロテイン、その前はXTEND。日本ではXTENDが主流だと思います。
――― 他にはどのようなサプリを?
減量中だと、プロテイン、BCAA、EAA、グルタミン、カーボパウダー、テストジャック、アシュアガンダ、トリビュラス。それとは別に、シリマリン(肝臓ケアのサプリ)を飲んでます。増量中はグルタミンを削って、プレドリンクを別途摂ったりしていますね。マルチビタミンやミネラルは年間を通して摂っています。
トータルの摂取カロリーもすごく削ってるんですけど、PFCバランス(エネルギー産生栄養素バランス)としては、「3・2・5」の割合ですね。とにかくカーボを取るようにして、削っています。1日に咀嚼する食事としては通常通り3回から4回に小分けして食べて、それとは別にMRPを入れて、トータルで5食位。多いときは6食位に細かく分けて取ってますね。
――― では逆に、増量期はいかがですか?
増やすときは玉子を1日30個、全卵で間食に食べるようにして、通常の食事を6食ていう感じですね。6食と、おやつがわりに玉子を30個(笑)
――― サプリについてお伺いします。SNSではBCAAについて言及されていることが多いように見受けられますね。
最近はBCAAはマイプロテイン、その前はXTEND。日本ではXTENDが主流だと思います。
――― 他にはどのようなサプリを?
減量中だと、プロテイン、BCAA、EAA、グルタミン、カーボパウダー、テストジャック、アシュアガンダ、トリビュラス。それとは別に、シリマリン(肝臓ケアのサプリ)を飲んでます。増量中はグルタミンを削って、プレドリンクを別途摂ったりしていますね。マルチビタミンやミネラルは年間を通して摂っています。
フィットネスイベンターとしての活動。
――― 「フィットネスイベンター」として活動されていて、来月には「リバトラNight」が開催されます。開催しようと思ったきっかけ、あるいはその目的をお伺いできますか?
今回この「リバトラNight」をなぜ主催するかというところなんですけれど…
日本にはフィットネス系の大会を主催する団体がいくつかありますが、各団体に所属する選手と、別の団体に所属する選手同士の交流が少ない状態になっています。けれど、団体の壁・垣根を越えた選手間の交流というものを大事にしたいと思っていたんですね。選手同士の交流を狭めてしまうといろんな情報も入ってこなくなるし。
お互い切磋琢磨して、もっともっと上にレベルアップするためのイベントをやりたいなっていうこと。「これからコンテストに出たい」「フィットネスを始めたばかり」という人が、イベントに参加することで現役の選手と触れ合って話を聞けて…もっともっと日本のフィットネスの底上げをしたいなっていうことがひとつの理由です。
いくつか団体がある中で、大会を観戦に行くことや選手として出場することが、最初はものすごく敷居が高いと思うんですね。クラブで開催することによってその敷居を下げて、未成年の方も参加できるようにということで、昼間の開催ということにしました。
――― 今後も継続して開催していく予定ですか?
そうですね。これは毎年恒例にしようと思っていて、来年も決まっています。リバトラNightをクラブで、アンダーグラウンドで開催することにものすごく意味を感じているんですよ。常にそうだと思うんですけど、若者の文化って絶対にストリートで生まれているので。
このリバトラNightというイベントを、ひとつの文化にしたい。もっと言えばひとつの時代、フィットネスの新しい形の時代を作りたいと思っています。
リバトラNightはまさに新しい時代に適しているんじゃないかと思っていますし、賛同してくださる方もいらっしゃるので、そういう方たちとタッグを組んで、大きな規模で開催できたらと考えています。
――― フィットネス業界の為でもあり、未来の選手の為でもあり…
そうですね。入口の部分でやっていたいです。そこから広げて、フィットネスの素晴らしさを感じてもらって、各大会に選手として出て行ってもらえたらいいなって思います。そうすることで日本のフィットネスって盛り上がってくるし。
もっともっと若い人たち、10代の人達に「フィットネスってすばらしいんだぞ」っていうのをわかってもらいたい。目で見て触れてもらって、より良く感じてもらって、そこから観戦に行ったり…ステップアップにしてもらいたいですね。
今回この「リバトラNight」をなぜ主催するかというところなんですけれど…
日本にはフィットネス系の大会を主催する団体がいくつかありますが、各団体に所属する選手と、別の団体に所属する選手同士の交流が少ない状態になっています。けれど、団体の壁・垣根を越えた選手間の交流というものを大事にしたいと思っていたんですね。選手同士の交流を狭めてしまうといろんな情報も入ってこなくなるし。
お互い切磋琢磨して、もっともっと上にレベルアップするためのイベントをやりたいなっていうこと。「これからコンテストに出たい」「フィットネスを始めたばかり」という人が、イベントに参加することで現役の選手と触れ合って話を聞けて…もっともっと日本のフィットネスの底上げをしたいなっていうことがひとつの理由です。
いくつか団体がある中で、大会を観戦に行くことや選手として出場することが、最初はものすごく敷居が高いと思うんですね。クラブで開催することによってその敷居を下げて、未成年の方も参加できるようにということで、昼間の開催ということにしました。
――― 今後も継続して開催していく予定ですか?
そうですね。これは毎年恒例にしようと思っていて、来年も決まっています。リバトラNightをクラブで、アンダーグラウンドで開催することにものすごく意味を感じているんですよ。常にそうだと思うんですけど、若者の文化って絶対にストリートで生まれているので。
このリバトラNightというイベントを、ひとつの文化にしたい。もっと言えばひとつの時代、フィットネスの新しい形の時代を作りたいと思っています。
リバトラNightはまさに新しい時代に適しているんじゃないかと思っていますし、賛同してくださる方もいらっしゃるので、そういう方たちとタッグを組んで、大きな規模で開催できたらと考えています。
――― フィットネス業界の為でもあり、未来の選手の為でもあり…
そうですね。入口の部分でやっていたいです。そこから広げて、フィットネスの素晴らしさを感じてもらって、各大会に選手として出て行ってもらえたらいいなって思います。そうすることで日本のフィットネスって盛り上がってくるし。
もっともっと若い人たち、10代の人達に「フィットネスってすばらしいんだぞ」っていうのをわかってもらいたい。目で見て触れてもらって、より良く感じてもらって、そこから観戦に行ったり…ステップアップにしてもらいたいですね。
今後について
――― 選手として、実業家として、今後の目標などを
アジアの国の中で、日本のフィットネスのレベルって低いと思うんですよ。韓国やフィリピンの人達はフィジークでもレベルが高いですし、バルクだけじゃなくて見せ方が上手だなと感じています。
だから私自身、もっともっとバルクをつけてもっとデカくなって。でもただそれだけじゃなくて、韓国人の選手に匹敵するような見せ方、ポージングにおけるトランジションだったりムービングといったこともスキルアップが必要だと思っています。なので今後、韓国やフィリピンの大会へ出て、勉強したいと思っています。
そういう技術などを日本のフィットネスに根付かせていきたいなと思っています。
アジアの国の中で、日本のフィットネスのレベルって低いと思うんですよ。韓国やフィリピンの人達はフィジークでもレベルが高いですし、バルクだけじゃなくて見せ方が上手だなと感じています。
だから私自身、もっともっとバルクをつけてもっとデカくなって。でもただそれだけじゃなくて、韓国人の選手に匹敵するような見せ方、ポージングにおけるトランジションだったりムービングといったこともスキルアップが必要だと思っています。なので今後、韓国やフィリピンの大会へ出て、勉強したいと思っています。
そういう技術などを日本のフィットネスに根付かせていきたいなと思っています。
リバトラ選手主催のフィットネスイベント・リバトラNight
【会場】
渋谷HARLEM
http://www.harlem.co.jp/
【日時】
2016年12月17日(土) 15:00~20:30
【チケット】
前売り 2,500円 / 当日 3,000円
※入場時、別途ドリンクチケット(500円)をご購入いただきます。
【詳細】
リバトラNight事務局
HP: http://rebattlernight.com/
SNS: Twitter, Instagram
<リバトラYOSHITO氏より>
いろんな団体がありますが、あくまでイベントですので今回はそういうことは気にしないでとにかく遊びに来てもらえればと思います。選手たちと触れ合ってもらって、選手間の輪をもっともっと広げて互いに切磋琢磨して。日本のフィットネスのレベルアップに貢献していきたいと思っています。
イベント内でミニフィジークコンテストをやるんですが、「来年からコンテストに出たい」と思っている方とか初心者とかにとっての足がかりみたいな感じで、とにかくステージに実際に立ちその雰囲気を味わうことで「ステージに立つのはこんなに気持ちいいんだ」ってことを皆さんに感じてもらいたいと思っています。
ちゃんとしたコンテストではありませんが、「これからコンテストに出てみたい」と考えている人達にエントリーしてもらえたら、すごくうれしいです。
どうしても団体によっては他団体のステージに立つのが難しいということもあるとは思いますが、他団体のコンテストに出場可能な団体の人達にももちろん出てほしいですし、これからの人達にもどんどんステージに立って欲しいですね。
渋谷HARLEM
http://www.harlem.co.jp/
【日時】
2016年12月17日(土) 15:00~20:30
【チケット】
前売り 2,500円 / 当日 3,000円
※入場時、別途ドリンクチケット(500円)をご購入いただきます。
【詳細】
リバトラNight事務局
HP: http://rebattlernight.com/
SNS: Twitter, Instagram
<リバトラYOSHITO氏より>
いろんな団体がありますが、あくまでイベントですので今回はそういうことは気にしないでとにかく遊びに来てもらえればと思います。選手たちと触れ合ってもらって、選手間の輪をもっともっと広げて互いに切磋琢磨して。日本のフィットネスのレベルアップに貢献していきたいと思っています。
イベント内でミニフィジークコンテストをやるんですが、「来年からコンテストに出たい」と思っている方とか初心者とかにとっての足がかりみたいな感じで、とにかくステージに実際に立ちその雰囲気を味わうことで「ステージに立つのはこんなに気持ちいいんだ」ってことを皆さんに感じてもらいたいと思っています。
ちゃんとしたコンテストではありませんが、「これからコンテストに出てみたい」と考えている人達にエントリーしてもらえたら、すごくうれしいです。
どうしても団体によっては他団体のステージに立つのが難しいということもあるとは思いますが、他団体のコンテストに出場可能な団体の人達にももちろん出てほしいですし、これからの人達にもどんどんステージに立って欲しいですね。
リバトラYOSHITOさん、ありがとうございました!
- リバトラ YOSHITO (りばとら・よしと)
フィットネスイベンター、パーソナルトレーナー
誕生日:1984年7月15日
<主な戦績>
[ 2016 ]
USBB Men's Physique +175cm 1位
[ 2015 ]
NPCJ ALL JAPAN LEGENDS CLASSIC メンズフィジーク +175cm 5位
NPCJ BEEF SASAKI CLASSIC メンズフィジーク +175cm 1位
NPCJ NAGOYA OPEN メンズフィジーク +175cm 1位
NPCJ MOLA Cup メンズフィジーク +175cm 2位
NPCJ HIROSHIMA OPEN メンズフィジーク +175cm 4位
NPCJ Golden Orca Cup メンズフィジーク +175cm 4位
NPCJ BLAZE OPEN メンズフィジーク +175cm 3位