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全日本ファイナリストの今年の動向 09年JBBFトップビルダーの動向

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[ 月刊ボディビルディング 2009年7月号 ]
掲載日:2017.04.13
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久しぶり帰ってきたトップビルダーの動向。昨年の日本ボディビルディング選手権ファイナリスト達に今年にかける意気込みをうかがった。そして今回は特別に、今年注目を集めるであろう翔太郎や佐々木卓にも話を聞いた。
【質問内容】
①今年の出場を予定する大会名は?
②出場する大会の目標は?
③大会に向けての調整は? またどの大会にピークを置いているのか?
④オフはどんな計画を持って過ごしていたか? また、その成果は?
⑤例年と違ったトレーニング法、調整法、食事法は?
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合戸孝二 (08男子日本選手権優勝)
①全日本選手権大会です。そして選ばれたら世界選手権です。
②出る以上は優勝です。ユニバースではファイナリスト、そして表彰台にあがれるように頑張りたいと思います。
③6月後半から減量を開始し、70kgを切るくらいに調整していく予定です。
④今のところ、予定通りに進んでいます。この調子を維持し、トレーニングできれば良いと思います。オフの計画は、4日トレーニングして1日体むというサイクルで行っています。食事は1日2食で、好きなものを食べています。サプリメント中心にオンもオフも通して過ごしています。
⑤特に変えていません。やはり年齢に合わせたトレーニングを行っているので、ここ2~3年はこれがベストだと思ってやっています。
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須江正尋 (08男子日本選手権2位)
①日本選手権とワールドゲームズです。
②出るからには優勝を目指したいですね。体的には、自分の弱点を克服したいです。
③ピークはまずワールドゲームズに合わせて、そのままの状態で日本選手権に出たいと思っています。特にこれに合わせるというのではなく、どれも同じピークでと思っています。
④順調です。
⑤疲れをとるために、昨年よりも休養日を多めにとっています。
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木澤大祐 (08男子日本選手権4位)
①ミスター日本のみの出場です。
②昨年(4位)より順位を上げることに全力を注ぎます。
③昨年の調整法が上手くいったので、今年もそれを元にして昨年と同様、もしくはそれ以上の仕上がりを目指します。現在99kgと過去最高に増量できました。筋量もパワーも最高の状態ですので、焦らずマイベースでいけば良い結果が出ると思います。
④ とくにいつもと違った事はやっていませんが、周りの応援や今年への期待の声が多く自然とトレーニング強度も上がっているようです。花粉症が酷く、2、3月と体調が悪かったのですが、毎年あるオフのケガが今年はなく現在は上向きです。
⑤疲労を激しく感じる事が多くなり分割を変えて調整をしています。オフに入ってずっと5分割でやっていましたが現在は6分割にしています。中6日(5分割)では回復できないようなので中7日(6分割)で行っています。種目は良さそうだと思ったらすぐに変えて試したりして、常に今より良いトレーニングを探し続けています。
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下田雅人 (08男子日本選手権5位)
①ミスター日本。
②自分と所属会社(六国建設)の目標は一つ、日本チャンピオン。
③カロリーを下げ過ぎず(3500~4000カロリー)、調整したい。
④当初の予定とは違う方向へとなったが、トレーニングは順調(※理由は機密事項)。
⑤去年からジャイアントセット。食事は脂肪の摂取量に気をつけようと思う。
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今中直博 (08男子日本選手権6位)
①今のところ、自主的に出場するのは全日本しか考えていません。
②これ以上順位を落とさないように頑張ります。
③気にせず何でも食べています。コンテスト体重プラス10kg以内に抑えています。
④4ヶ月前から始める予定ですが、今年は少し早めに始めようと思います。
⑤オンもオフもトレーニング自体変わりません。毎回種目も回数も違います。2日トレーニングして1日休みの繰り返しで、3~4分割でトレーニングしています。
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鈴木 雅 (08男子日本選手権7位)
①特に何もなければ日本選手権
一本にしようと思います。
②もちろん優勝を狙いたいと
思っています。
③6月から減量に入ります。
④高望みしすぎていつも予定通りに行きません(笑)。ゴールドドジムで働いているということもあり、すごく環境面で恵まれているのでトレーニングはコンスタントに出来ています。
⑤セット、回数などボリュームを大幅に増やしました。インターバルを意識して詰めてトレーニングを行っても強度が下がらずに追い込めるようになりました。食事面はトレーニング量を増やしたのでタイミングで炭水化物の量、脂肪の量を増やしています。
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相川浩一 (08男子日本選手権8位)
①日本クラス別に合わせて調整に入ったところです(4月現在)。85kg級を予定し、2週間すぎ、現在92kgです。状況が許すなら、日本選手権ですね。
②準備した実力を発揮すること。日頃お世話になっている方々への恩返しを表現できたらと思っています。そして、やる気や熱を日々育て、大会に挑戦したいと思っています。
③4月から、調整に入りましたが、2週間すぎ、現在、92kgです。基本的なところは経験に基づきますが、新しいこともいくつか試そうと考えています。トレーニングは、重さ、速度、レンジ、フォームと、いろいろな因子で構成されるので、入る感覚とストレングスを両方追求していきたいです。
④ほぼ、予定通りに来たと思います。特にこの3ヶ月は、良かったと思います。ヘビーデューティーをベースとして、自分なりに少しずつアレンジしました。そして、その他の方法をバリエーションとして、組み込んでいきました。強度と頻度を工夫してきました。
⑤基本は、ハードトレーニングですが、微調整は常にして、感覚を大切にしたいです。食事についても、感覚を大切にしていきたいですね。
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近藤賢司 (08男子日本選手権9位)
①日本クラス別選手権と日本選手権。クラス別の階級は75kgか70kg。どちらかにするかはまだ決まってません。代表に選ばれればアジア選手権、ワールドゲームズにも出場したい。
②日本クラス別は優勝。アジア選手権は優勝。日本選手権は3位以内。
③7月の日本クラス別に向けて3月から減量。その後の大会にもすべてにおいて最高の状態で出場するつもりでいます。
④オフは少しでも筋量を増やせたらと思い、通年より3kgほど体重を増やしてみました。脚のサイズアップは、宮畑会長からもアドバイスをいただき、結果が出ていると思います。肩と肘の故障が良くなったり悪くなったりで、上半身は予定通り進まなかった部分があります。
⑤トレーニング方法は、より効果のある方法はないかと考えながら行っていますので、変化はあります。調整法・食事法はある程度確立したものがありますので、あまり変化はありません。
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井上 浩 (08男子日本選手権10位)
①例年通り日本クラス別とミスター日本を予定しています。
②意気込みと言われると非常に消極的な意見に感じられるかも知れませんが、私のフィジークではまだまだミスター日本の予選に残れるかどうかがテーマになりますね。しかし去年よりも大きくそして絞って出場はしますよ。
③あまり体重はのせず、使用重量は一昨年より上げました。
④炭水化物カットです。
⑤高重量、アイソレーション種目です。
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中武克雄 (08男子日本選手権11位)
①今年は、本誌で掲載されました素人座談会にて、予選落ち当確を頂いた全日本一本です。
②重複しますが、全日本でファイナルに残れるよう頑張ります!
③例年通り故障もなく順調に過ごせています。ただ残念なのが、出来れば座談会で順位云々よりももっと具体的に改善ポイント等のご指摘を頂ければ、もっともっと充実したオフに出来た気がします。
④例年の如く、仕上がりの甘さをご指摘頂いておりますので、今年は全日本一週間前の豚骨チャーシュー麺をやめてキッチリ仕上げ、『甘い=予選落ち』の安直な評価を受けないように頑張ります!
⑤昨年の全日本後、トレーニングの量を敢えて落とし、トレーニングの質を高める事に主眼を置きました。そのせいか、今年は例年よりもかなり改善出来たと思います。が、素人座談会のメンバーさんに確認して貰えるレベルかどうか、甚だ疑間ですが…。
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山田幸浩 (08男子日本選手権12位)
①ミスター東京、ミスター日本、以上2つです。
②ミスター東京は優勝。ミスター日本は10位以内です。
③1ヶ月に2kgのペースでミスター東京まで約5ヶ月間かけて調整していきます。前年同様高蛋白食をベースに脂肪と炭水化物のボリュームを調整しながら進めていきます。
④基本的な計画は昨年同様、各部位の筋力UPをベースに取組みました。「この時期がトレーニング自体を楽しめる非常に嬉しい期間ですね」仕事の関係上トレーニング時間やルーティンが非常に流動的な為、トレーニングできる日は1セット、1レップを集中して行い、神経系の働きを高め、目的の部位をより効率的に動かし無駄無く刺激を高められるよう試みました。結果的には全体的に筋力は伸びましたので、目標は1つ達成できたかと思いますが、年が明けてから調整に入るまでの期間、トレーニングが十分にやりきれなかったことが非常に悔やまれます。
⑤調整に入りましたので体重は減っていきますが、オフシーズンに増えたレップ数や使用重量が変わらないようキープし続けます。「無理な種目もありますが……」。調整方法はまだスタートしたばかりですが、食事面で脂肪と炭水化物のボリューム調整を昨年と変えてみようと考えています。
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翔太郎 (07男子日本選手権9位)
①日本選手権と世界選手権の80kg級です。
②日本選手権は優勝が必須ですね。世界選手権は、あわよくば決勝に残りたいという感じで、特に順位にはこだわっていません。
③ゴールデンウィークが明けてから10kgのダイエットに入っています。
④丸みがあってプロポーションがある理想の筋肉に近づけるようにトーレニングをしています。特に07年では弱点だった下背部とカーフを意識的にやり、弱点の改善ができたと思います。
⑤セット数を増やしたり、4時間ぶっ通しでトレーニングをするようになりました。あとクエン酸はいいですね!飲むようになってから疲れ知らずになりました。
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佐々木 卓 (08男子東京選手権優勝)
①今年は日本選手権一本。
②一ケタ台の順位を狙います。
③日本選手権。
④昨年末から初春まで大学院の修士論文の執筆で、ろくにトレーニングできず、食事も睡眠も満足に摂れなかったため、昨年100kgを超えたオフの体重は、このオフは91kg。この状態で勝負するのは尚早かもしれませんが、4月に進学した博士課程では、来年に海外の雑誌(論文集)への投稿と、再来年に博士論文の執筆が控えているので、来年以降の出場が厳しそうで…。
⑤これまでのようにダブルスプリットでトレーニングをする時間は取れないので、オンは頻度から、ヘビーデューティーも視野に入れた強度重視のトレーニングに変えようと思っています。減量中の食事は例年通りの方法で。8月2日に茨城でゲストポーザーを務めます。他にもゲストに呼んでいただけるところがあれば、ぜひお願いします。それと、プログを始めました!( http://ameblo.jp/thetack/
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山本昌弘 (05男子日本選手権9位)
復活を目指してここ数年麻痺のリハビリから徐々に回復しつつトレーニングペースを上げ好調の兆しだったのですが昨年春から仕事であるスタジオインストラクターの筋コン指導レッスンで日に2回体幹部回りの指導を自らリードして動いていた分、体幹部の筋疲労がピークに達していました。が復活する為と弱点である背中の下部の厚みを増させるべく下部に効かすローイング系種目を今現在出来るヘビーウエイト&ハイボリュームで頻繁に追い込んでいたところ、昨年の12月の背中の下部集中トレーニングが引き金になり、翌日過ぎから背中の筋肉痛が徐々に冷や汗ものの激痛に変わって結局診断してもらった結果、広背筋下部の肉離れであると診断され復活を断念しました。現在のハイレベル大会に復活するには、自ら納得した形で出場しなければ良い結果は残せませんからね。結局2月末まで背中を3ヶ月休ませていましたが、その後痛みが引いたのでトレーニング再開したところ、完全に完治していなかったようで痛みが再発してしまい、現在も背中は休ませている現状です。
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西本朱希 (08女子日本選手権優勝)
①ワールドゲームズの出場を希望していたのですが、今年は残念ながら選考されなかったので、7月5日の全日本クラス別(ヘビー級)、10月の全日本、選考されれば12月の東アジア競技会の出場を現在考えています。
②全日本クラス別は12月に開催予定の東アジア競技会出場の選手の選考を兼ねるとの事なので出場します。全日本は6連覇を目標に、東アジアは優勝を目標にベストを尽くしたいです。
③全日本・東アジアにピークを合わせたいのですが、7月のクラス別である程度しっかり仕上げなければならないので、3月~プレ減量、4月~徐々に本格的な減量に入ります。7月の試合後、減量したままでは怪我など体調を崩して、全日本。東アジアにピークを持っていけなくなるので、少し体重を戻して8月下旬ころからまた本格的な調整に入るつもりです。
④試合後は怪我や痛みの治療が中心でしたが、去年はピークに合わせる試合は全日本一本でしたので大きな精神的疲労が少なく、早い時期に気持ちを切り替えてまた次のシーズンに備えたトレーニングに集中できるようになりました。
⑤トレーニング内容は毎年少しずつ変化はあるのだと思いますが(特に去年から、肩に関してはチーティングを使ったトレーニングを多く用いています)、基本的な方法などはあまり変化はありません。但し、去年また膝の半月板と靭帯を怪我しているので、基本運動として行っていたクイックリフト系の種目などは控えています。食事面については、食事自体の内容には特に変化ありませんが、去年は仕事の関係で(実験も兼ねて)プロティンも含めて一切サプリメントを取らないで身体の変化を見ていたのですが、試合での見た目上には問題なかった(逆に「良くなった」とも言われた)ものの、怪我との関係が気になったので、トレーニング後のみBCAAは少し摂取してみるようにしています。
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今村直子 (08女子日本選手権2位)
①ワールドゲームズ、日本
②一つ上を目指して頑張ります。
③海外での経験・実績がないので選んで頂けないかもしれませんが、ワールドゲームズ出場を考えてトレーニングしています。
④トレーニング前後の炭水化物はしっかり摂れるよう調整していきます。そろそろ上から下まで本気で仕上げます。
⑤恥ずかしながら、最近ようやく効かせられるようになった種目があります。なので、いつもどおりですが中身は濃くなっています。
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水間詠子 (08女子日本選手権3位)
①当初の予定では日本クラス別(52kg級)からスタートをしたかったのですが、ケガの具合が良くなり、納得のいくトレーニングができつつあるので、少しでもバルクをつけるために減量を始めるのを遅くしました。よってミス日本一本に絞ることにしました。
②ミス日本です。
③6月からスタートしようと思っています。
④肩の調子をみながらのトレーニングで、痛みとトレーニングのバランスがうまくとれずに苦労しましたが、最近少しですが良い方向に向かっている気がしています。
⑤例年通りです。肩のケガ以来重さを扱えないので、重量に拘らずトレーニングしています。
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恵良律子 (08女子日本選手権4位)
①今のところ、全日本選手権への出場を予定しています。
②筋肉の上積みしたい欲求がまだ消えていないので、その過程として大会に出場しています。
③遅くとも7月が準備段階で、8月からはきっちり調整モードに入る予定です。気持ちと体が、そのモードに入れば少し早まるかもしれません。
④前回のオフはタチの悪い風邪を引いて5ヶ月近く調子が 悪かったので、とにかく風邪を引かないように気をつけました。飲酒で喉粘膜を荒らしたところに風邪の菌が付着したと分析したので、強いお酒を封印しました。弱いのは飲んでいます。トレーニングは背中の広がりを出すことを目標に行っているつもりです。
⑤さきほどお答えした背中のプルダウンの引き方を少し変えてみました。それとガレー船(ロープーリー)が効きそうな気がするので、プルダウン用の長いバーで漕いでいます。調整法・食事法は今のところ特に変えるつもりはありませんが、やっている最中にひらめくことがあればやってみます。気持ちが窮屈にならない辺りで、バランスを取って行っていますから別段変えるつもりはありません。
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秋山加津美 (08女子日本選手権5位)
①日本クラス別とミス日本。選ばれたら、海外のコンテスト(選ばれたいですね)。
②初心に戻って頑張ります。「輝ける」ように…。日々は『NO DAY but TODAY(あるのは今日という日だけ)』
③ふつう~。ちょっと表現力を勉強したくて、「歌舞伎」「宝塚」を見に行きました(ただ舞台を見るのが好きなだけかも)。
④徐々に食事を落としていって、同時に運動量もあげていきます。あとは、ひたすら一生懸命。
⑤オフから今現在までのお気に入りは、一人でする時は、ショートインターバルで、ひつこく。今中さんとする時は、重量を狙って。あとは、毎回、種目。回数・組み合わせを変えて…です。
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相馬貴子 (08女子日本選手権6位)
①ジャパンオープン、東日本、そして全日本選手権に出場予定です。
②いずれも3位内入賞です。
③初戦のジャパンオープンから逆算して20週間前からダイエットを開始、微調整しながら1ヶ月後の全日本選手権に合わせていきます。
④予定通りにはいきませんでした。なぜなら、昨年末から身内の不幸が相次ぎ練習不足です。おまけに今年は「花粉症」がひどく、毎朝晩発熱してました(このオフ期で、筋量1kgを増やす計画だったのですが……)。 でも、これからピッチ上げて頑張ります!間に合うかなぁ?
⑤相変わらずよく食べてます(笑)。先日、ついに高崎にも「ゴールドジム」がオープンしました!おかげさまで週3日の練習が、週5日できるようになりました(関係者の方々のご尽力に、心から感謝しております!ありがとうございました!)。具体的には脚
の練習日を中強度・高強度の週2回に分け、種目も多様にしています。そして今まであまりしなかった“腹筋”やってます。
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大澤直子 (08女子日本選手権7位)
①日本選手権。
②日本選手権では幅広い順位を経験させて頂いておりますが、やはり表彰台に上がれるように頑張りたいと思います。
③今年は日本選手権だけなので、ゆっくりと時間をかけて、出来るだけパワーと筋量を落とさず調整しようと思います。
④私は軽量級ですからステージに上がった時に、重量級の選手に負けないくらいの筋量をつけるためのトレーニングと各部位の重量アップ、インナーマッスルの強化、コンディショニング重視、特にインナーマッスルやコンディショニングの成果は目に見えるものではありませんが順調に出来ていると思います。
⑤トレーニング法や調整法では大きく変えたことはありませんが、コアトレーニングをプログラムに組込み体幹の強化を加えました。トレーニング前はほぼ全身の歪みを出来るだけリセットさせてから始め、トレーニング後はボディメンテナンスをしっかり行います。食事はオフ期間でも脂質を避けていましたが、良質の脂質を摂るようにしています。脂質を摂ったからといって体重がもの凄く増えることもなく体調も良いです。
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足立晃子 (08女子日本選手権8位)
①日本クラス別、ジャパンオープン、全日本。日本クラス別は52kg級か55kg級で迷っています。多分55kg級。
②日本クラス別は優勝!ジャパンオープンも優勝― 全日本は6位以内が目標です。とはいえ、順位は相手あってのことなので、とくかく昨年の自分よりも良い状態で出場できるように頑張ります。
③すべての大会にベストの調整で出場できるよう頑張ります……が、 一番の目標はジャパンオープン優勝です。
④ バランス良くたくさん食べ、なるべく重いウェイトでトレーニングを心掛けました。弱点である背中とハムは1サイクルで2回入れました。慢性の腰痛や、職業柄か足首や足底の痛みはありますが、大きなケガはなく、順調にトレーニングできました。
⑤例年と同じ「よく食べ、なるべくヘビーウェイトで」です。ゆっくりながらも、これでバルクアップしてきたので変えていません。
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天童あゆみ (08女子日本選手権9位)
①全日本選手権です。
②ベスト5に入ることです。
③全日本だけですので6月から本格的に減量に入ります。筋量を十分に残して減量できるように高強度のトレーニングをしていきます。
④今年のオフは2年分の疲労をとるような過ごし方をしました。2008年の全日本が終わり、思っていた以上に体に疲労とストレスが溜まり、だいぶ硬くなっていましたので、体が柔軟性を取り戻すようにストレツチが通常時より多くなったかと思います。
⑤先にも言ったようにトレーニングは、体が疲労を溜めていたこともあリコンディショニングを多めにしてのトレーニングが中心です。それから、脚のトレーニングはパートナーと行うようにしてフルレンジモーションを心がけてやっています。食事は、体重の急激な増量をしないように気をつけ主は鍋料理が中心でした。
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勝あゆみ (08女子日本選手権10位)
①全日本クラス別58kg級、日本マスターズ、ミスター&ミス日本です。
②大会の目標は去年より良い結果をだすことです。
③単純にはひと月あたり2kg減を目標にしてますが、調整に関してはいまだ確立されてはいない状態なので、毎年のことですが、様子をみながらいろいろ試してみようと思います。以上の理由から、どの大会にピークを置くか……という考えは頭の中にはありません。
④今年のオフは、とにかく魂の叫ぶがままに身を任せてみました。
18年もの間、形式に捉われ続けたトレーニング法をやめました。成果については、使用重量が明らかに伸びたわけではありませんので何とも言えませんが、年数重ねる度に密度は増してくるものだと信じながらのトレーニングを続けてきました。
⑤これまでのトレーニング法では、絶対にしておかなければならない種日、または種目数やレップ数に、どこか拘りをかかえながらのトレーニングを行ってきました。ですが去年の全日本が終わってからは、そんな拘りを思い切って捨て、頭と体の思いつくがままに追い込む方法を行ってきました。調整法、食事法については、新たに試みたい方法がありますが、現段階では未定です。
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坂本源子 (08女子日本選手権11位)
今年はコンテスト出場の予定はありません。中京女子大学の助教として、週6~7コマの講義以外に、学内では“アスリートサポートシステム” のコーチング部門にも携わっていて、とても自分のコンテスト出場まで気が回せないのです。最近はトレーニングをする時間もあまり取れず、自分の研究室でヒンズースクワットをする程度しかできない日も多いです。コンテスト出場に関しては、次回がいつになるか……、というのが正直なところです。
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山野内里子 (08女子日本選手権12位)
①日本クラス別選手権(49kg級)、ジャパンオープン、全日本選手権の予定です。
②日本クラス別選手権では2位ではなく優勝が目標です。ジャパンオープンは初出場で本当にくやしい順位でした。今年は表彰台を狙います。全日本選手権ではポージングに自信を持って、1年間の練習の成果を結果に出したいです。
③ピークは全日本選手権においています。クラス別に向けては体重調整を重点的に行い(現在57kgから47kgに!)、結果を出したいと思います。またクラス別での結果をふまえてポージング・トレーニングの改善点を再確認し、万全の体勢で全日本選手権に臨みたいと思っています。
④昨年、自身の結果やその際の審査員の方々や指導していただいた様々な方からの注意点や改善点をもとに、もう一度トレーニング内容を見直し取り組みました。 一番に体全体を大きくすることを目標に、とにかく食べました。
⑤重複しますが、昨年の経験をふまえてポージングとトレーニングの内容を見直して取り組んでいます。
[ 月刊ボディビルディング 2009年7月号 ]

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