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2013 TOKYO WEIGHT CATEGORY Winner Interview 大森恵美子

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[ 月刊ボディビルディング 2013年11月号 ]
掲載日:2017.08.21
2013 東京クラス別ボディビル選手権46kg超級優勝 大森恵美子

2013 東京クラス別ボディビル選手権46kg超級優勝 大森恵美子

おおもり・えみこ/1968年7月13日生まれ/血液型:O型/身長162cm、体重52kg(オン)・57kg(オフ)/出身地:静岡県/職業:フィットネスインストラクター/トレーニング歴:高校時代からマシントレーニング/コンテスト歴2年/ボディビル歴1年/趣味:旅行/所属:ゴールジムイースト東京

理想に向かって自分を磨き続ける

―― 優勝おめでとうございます。初挑戦での最高の結果をどのように受け止めていますか?

大森 ありがとうございます。初めてのチャレンジでこのような結果を頂き、とてもうれしいと同時にびっくりしています。この世界に入ったのも昨年(2012年)のボディフィットネスからのことで、まだまだ解らない、知らないことばかりの中でのことですが、今までの経験を良い形で活かせたのがこのような結果につながったのだと思っています。大会では、フリーポーズを多くの方から褒めていただきました。とても嬉しかったです。これは幼い頃からの経験であるクラシックバレエ、器械体操、新体操、ダンス等を活かせた結果だと思っています。

―― 満足感が表情にあふれていて、とても輝いて見えます。ところで、そもそもコンテストに出ようと思われたのは?

大森 2011年の終わりに、雑誌の特集でボディフィットネスという競技を知り、私もステージに立ってみたいと思いました。きらびやかな衣装も魅力の一つでした。

―― 2012年にはボディフィットネス大会(東京、関東ともに準優勝)、そして今年はボディビルにチャレンジと挑戦が続いていったんですね。

大森 はい、トレーニング自体は学生時代から行なっていましたが、大会に向けて本格的に行なったのは、2012年のボディフィットネス出場を決めてからです。私自身、運動能力に優れている訳でもなく、器用なタイプでもありませんから、とにかくコツコツと行なうこと、積み重ねが大切と日々過ごしてきました。

―― お聞きしていると、大森選手の人生で、大きな転機がやってきているように思えます。パーソナルトレーナーから教わったことなどがありましたらお聞かせください。

大森 大会出場に当たり、パーソナル指導を受けました。トレーナーのポリシーでもある〝健康、元気、強くてキレイ〟に共感し、指導をお願いしたのですが、トレーニングをしていく中で「ボディビルは全ての基本。ボディフィットネスの大会に出場する際にも活かせるから大会に出てみないか」との勧めがあり、東京クラス別大会に出場させて頂きました。今思えば、そのときのチャンスを逃さずチャレンジして良かったし、ボディフィットネス大会でもいろいろと活かすことができています。新しいことにチャレンジすることは勇気もいりますが、本当に出場して良かったと思っています。とにかく、前向きに常にアンテナを張り、チャレンジしていくというのが私のモットーです。
ボディビル初挑戦で、表彰台の一番高い位置をゲット!

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―― 何でもアンテナを張るというのもバイタリティなくしてはできません。常に前向きでいるというのも難しいと思えますが、何か秘訣はあるのですか?

大森 〝今の自分では終わらせない〟という気持ちをいつも持っています。もちろん、失敗することや遠回りすることもありますが、日々変化をしていきたいと思う気持ちが秘訣だと思っています。

―― そのような人生観が培われたのは?

大森 学生時代でのクラブ活動での経験が、今の自分を作ったと言って良いと思います。中学(器械体操)、高校(新体操)ととても厳しいクラブで6年間過ごしましたが、常に前向きでいないと遅れをとってしまうんです。それだけみんな一生懸命だし、自分を向上させようとしていましたから、その中で常に前向きにチャレンジすることの大切さを感じ、培われたと思います。

―― では大会に向けての、食事のことを教えてください。

大森 コンテストへ向けての密な調整は3〜4ヶ月かけて行ないました。とにかくバランスを考えて食べました。しっかりトレーニングをして、元気な食材をバランス良く食べる! 食事をとるタイミングやサプリメントも使用していきました。今は本当にすばらしいサプリメントが多くて助かります。細かい内容については、まだ改善しなければならない段階なので、ここでは失礼させて下さい。ただ無謀な〝食べないで痩せる〟という減量はせず、運動量を増やして消費カロリーをアップさせていきました。今年は、昨年以上に上手く調整できたと思います。
大森選手の長所は、なんと言ってもこの切れ味鋭いバックだ!

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―― 来季に向けた目標を教えてください。

大森 来季も大会に出場させて頂きたいと思います。筋量もアップしたいですし、競技を通じて人間的にも大きくなりたいと思っています。食事やトレーニング等、まだまだ改善できることがあると思います。とにかく、前向きにチャレンジしていきたいと思います。また、仕事にもこの経験を活かしていきたいと思います。ステージに上がれば〝はだか〟同然。その人の今までの経験や人間性、全てが身体から皆さんに伝わると思います。応援して下さる皆さんをがっかりさせないように向上していきたいと思います。

インタビューを終えて

 自分の意見をしっかりお持ちでわかりやすく発信していける大森選手。取材の日は、優勝の余韻が残っていて、ステージの上のようにキラキラして、乗りに乗っている表情が印象的でした。さまざまなスポーツのキャリアが長く、インストラクターとしてもプロである彼女の今後のさらなる活躍はユニークな軌跡を描いていきそうです。


撮影協力:ゴールドジムサウスアネックス
[ 月刊ボディビルディング 2013年11月号 ]

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