アーサー・ハリスの力ムバック(つづき)
月刊ボディビルディング
掲載日:2017.12.07
本誌の記者達がこの記事を書き始めるホンの数日前に、アーサーが私の事務所へ立寄った。彼はレロイ・コルバートに会うため幼い息子のアーチを連れていた。彼が非常に厚いオーバーコートを着込んで、ドアーを開けてはいって来た時には、私等は彼が以前よりも大きく、幅広く、一層力強く見えるのに気がつかずにはおられなかった。
「やー、アーサーじゃないか!」と私は叫んだ。
「僕は君がまたトレイニングをやり出したのを知らなかった……僕は、君は家族の者が大きくなり始めてからゲイムを永久に止めてしまったものとばかり思っていたよ」
「あー。そうじやないんだ。ジョー!僕は自分のトレイニング・カリヤー中、何回もレイオフをやって来た。だが何時でも極く短期間に最高調に復帰出来るのだ。レイオフをやる以前の自分より良い体調に戻る。今カムバック・プログラムも完了したばかりのところだ」
「アーサー、君のファンの連中は、君がそれをどのようにして成し遂げたかを知ったら昂奮し、喜ぶことだろう。で、最初のところから先ず始めよう。君のカムバック・プログラムの特長は何かい?」
「そうだな、長いレイオフの後トレイニングを再開する上に、最初で、そして一番大切なことは、食物の吟味だ。あなたが知っている通り、ビルダーがトレイニングを止めると途端に、くだらない物を食べ始めるのは驚くばかりだ。ビール、…キャンディーバー、ホットドッグ、ハンバーガー、…ポップコーン、清涼飲料水等がそれだ。毎日少しづつ、これらの無価値な食物の一種ないし全部が常食にはいりこんでくるのだ。これらに対する食品価値の調査がないがしろにされ、立派な筋肉やパワーを作るのに頗る大切なスパルタ式食物が無視されている。そうこうしている中に絶対に欲しくない脂肪が体内に蓄積されて来るのだが、これがひどくゆっくりとおこるので、殆ど気がつかない。だが、多量の脂肪が体内に蓄積されているのだ。若しそれに対して、何らかの手をうたなければ、末は疲労し易い肥満した年寄りになる事実に直面している」
そしてこんな風になることは、アーサー・ハリスの真っ平御免こうむるところである。
「ジョー、知っているように僕は、無意識の中に健康食をとっている西インド諸島からやって来た」
「アーサー、もう一度それはどう云う意味か云って呉れないか」
「やー、アーサーじゃないか!」と私は叫んだ。
「僕は君がまたトレイニングをやり出したのを知らなかった……僕は、君は家族の者が大きくなり始めてからゲイムを永久に止めてしまったものとばかり思っていたよ」
「あー。そうじやないんだ。ジョー!僕は自分のトレイニング・カリヤー中、何回もレイオフをやって来た。だが何時でも極く短期間に最高調に復帰出来るのだ。レイオフをやる以前の自分より良い体調に戻る。今カムバック・プログラムも完了したばかりのところだ」
「アーサー、君のファンの連中は、君がそれをどのようにして成し遂げたかを知ったら昂奮し、喜ぶことだろう。で、最初のところから先ず始めよう。君のカムバック・プログラムの特長は何かい?」
「そうだな、長いレイオフの後トレイニングを再開する上に、最初で、そして一番大切なことは、食物の吟味だ。あなたが知っている通り、ビルダーがトレイニングを止めると途端に、くだらない物を食べ始めるのは驚くばかりだ。ビール、…キャンディーバー、ホットドッグ、ハンバーガー、…ポップコーン、清涼飲料水等がそれだ。毎日少しづつ、これらの無価値な食物の一種ないし全部が常食にはいりこんでくるのだ。これらに対する食品価値の調査がないがしろにされ、立派な筋肉やパワーを作るのに頗る大切なスパルタ式食物が無視されている。そうこうしている中に絶対に欲しくない脂肪が体内に蓄積されて来るのだが、これがひどくゆっくりとおこるので、殆ど気がつかない。だが、多量の脂肪が体内に蓄積されているのだ。若しそれに対して、何らかの手をうたなければ、末は疲労し易い肥満した年寄りになる事実に直面している」
そしてこんな風になることは、アーサー・ハリスの真っ平御免こうむるところである。
「ジョー、知っているように僕は、無意識の中に健康食をとっている西インド諸島からやって来た」
「アーサー、もう一度それはどう云う意味か云って呉れないか」
「宜しい、自分達の国にはアメリカのどこのスーパー・マーケットでも見出されるような、加工したり再製したり、また、ビタミンを添加した食物はない。あちらでは食物をやたらにいじりまわしはしない。それは全部有機的に成長したものなのだ。それは樹上で成熟したもので、青い中に採取して、ガスで人工的に成熟さしたのではない。そして当地で一般に行われているようには、肉食が強要されない。
蛮白質は確に全部の人にとって必要である。だが、肉類が立派な蛮白源の食物であることを認めながらも、僕自身は絶対に口にしない。他の西インド人と同様に、僕は魚類を好んで喰べている。蛮白質の含有量は、肉類のそれと同等だが、西インド諸島では、皆肉類は実際に体温を不輸快になるまでに上昇さすことを知っている。一方魚類には肉類のコレステロールが全く無く、血圧を正常に保持し、体温を快適にする…だが若し毎日の食事に肉類を含めたら西インド人は現在の2倍のエネルギーを保有することになるだろう。
目的を達成させるのはマンゴーの実の中に存在する不思義な効力であると思う。
しかし、僕が何にもまして信じるのは、インド諸島産の果実が、自分の練習に素晴らしい力、熱情、エネルギーを何時でも投入出来る源泉があると云うことだ。僕は全く疲労を覚えない。最も劇しい練習に於てもそうだ。昔通りに楽々と無制限に続けられるように思われる。そして練習に依って僕は大変な利益を受けている。この目的が達成出来るのは、マンゴー中に含まれている魔法だと考えているのだ!」
蛮白質は確に全部の人にとって必要である。だが、肉類が立派な蛮白源の食物であることを認めながらも、僕自身は絶対に口にしない。他の西インド人と同様に、僕は魚類を好んで喰べている。蛮白質の含有量は、肉類のそれと同等だが、西インド諸島では、皆肉類は実際に体温を不輸快になるまでに上昇さすことを知っている。一方魚類には肉類のコレステロールが全く無く、血圧を正常に保持し、体温を快適にする…だが若し毎日の食事に肉類を含めたら西インド人は現在の2倍のエネルギーを保有することになるだろう。
目的を達成させるのはマンゴーの実の中に存在する不思義な効力であると思う。
しかし、僕が何にもまして信じるのは、インド諸島産の果実が、自分の練習に素晴らしい力、熱情、エネルギーを何時でも投入出来る源泉があると云うことだ。僕は全く疲労を覚えない。最も劇しい練習に於てもそうだ。昔通りに楽々と無制限に続けられるように思われる。そして練習に依って僕は大変な利益を受けている。この目的が達成出来るのは、マンゴー中に含まれている魔法だと考えているのだ!」
「マンゴーだって?アーサー、どうしてマンゴーにそんな特効があるのかね?」
「そうだな、マンゴーは、熱帯地方の全住民にとって、生命の維持に必須欠くことの出来ない食物なんだ。どんな場所に貿易風が吹こうとマンゴーは成長する。僕が知っている如何なる植物よりも体内に濃厚なエネルギー、栄養分、より多量のビタミン、無機物、筋肉結合要素を蓄えている。練習に依る疲労から至極雑作なく急速に回復さすところの高度のバイオフラヴォノイド作用を帯びている。
それに、僕はマンゴー、バナナ、色んな種類の熱帯苺のような熱帯果実を大きな丼の中に入れて混ぜ、それからその上に新鮮なココナットのミルクを注ぐ。いや!これは全く美味しい食べ物だ。豊富な栄養分、爆発的なエネルギーだ!」
「次に蛮白源の魚で、何時も絞り立てのライムかレモンをその上にかけて風味を良くする。これがマッスル・ビルディングの食事だ。その上良いことに、この簡単な食事は全然筋肉間に脂肪が混じるのを許さない。これは全部の脂肪組織を燃焼さす傾向があり、その結果スッキリとした筋肉のディフィニションを生ずるのです」
「そうだな、マンゴーは、熱帯地方の全住民にとって、生命の維持に必須欠くことの出来ない食物なんだ。どんな場所に貿易風が吹こうとマンゴーは成長する。僕が知っている如何なる植物よりも体内に濃厚なエネルギー、栄養分、より多量のビタミン、無機物、筋肉結合要素を蓄えている。練習に依る疲労から至極雑作なく急速に回復さすところの高度のバイオフラヴォノイド作用を帯びている。
それに、僕はマンゴー、バナナ、色んな種類の熱帯苺のような熱帯果実を大きな丼の中に入れて混ぜ、それからその上に新鮮なココナットのミルクを注ぐ。いや!これは全く美味しい食べ物だ。豊富な栄養分、爆発的なエネルギーだ!」
「次に蛮白源の魚で、何時も絞り立てのライムかレモンをその上にかけて風味を良くする。これがマッスル・ビルディングの食事だ。その上良いことに、この簡単な食事は全然筋肉間に脂肪が混じるのを許さない。これは全部の脂肪組織を燃焼さす傾向があり、その結果スッキリとした筋肉のディフィニションを生ずるのです」
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