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POSINIG CLINIC
ポージング・クリニック
木本五郎選手のポージング
批評●窪田 登

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[ 月刊ボディビルディング 1973年1月号 ]
掲載日:2017.10.02
写真 1

写真 1

写真1
よくまとまったポーズである。恐らくもっともとりなれたポーズの1つなのだろうが、両腕の位置といい、顔の位置といい、文句のつけどころがない。背中のV字型の広がりもよく表現されている。しかし、デフィニション不足は補なうべくもない。
写真 2

写真 2

写真2
木本君はなかなかポーズがうまい。このポーズで体重を数kg減量したときにもう一度撮ったものを観たいも のだ。デフィニションがついたら、第二の末光健ー君になることもあながち夢ではない。臍がひっこんでいるということは、かなりこの部分に皮下脂肪が沈着していることを表わしている。
写真 3

写真 3

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力メラのアングルが少し下過ぎたきらいがあるが、ポーズとしてはよい。ボリュームもあるが、欠点はデフィニション不足。まことに惜しい。
写真 4

写真 4

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安定感のあるポーズだ。ともかくデフィニションが欲しい。
写真 5

写真 5

写真5
デフィニション不足がもっともはっきりと読みとれるのがこの写真である。全体的にボテッとした重い感じがする。もっとランニング (長距離走やインターバル・ランニング) を豊富にとり入れることと、ジャンプ運動を採用することをおすすめしたい。
[ 月刊ボディビルディング 1973年1月号 ]

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