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中・上級者のための集中的トレーニング法 ~ 腹筋をきたえよう ~

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月刊ボディビルディング
掲載日:2017.12.05
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 人間がつくりあげた最高の生きた芸術品はサラブレッドの体だ、とよくいわれますが、ほんとうにきたえあげられた人間の体のみごとさは、けっしてサラブレッドのそれに劣るものではありません。

 古代ギリシャ・ローマ時代のきたえあげられた男性美をあらわした芸術作品は数多くありますが、そのどれを見ても、切れのよい力強さにあふれたすばらしい腹筋が、まず第一にわれわれの目をうばい心をひきつけます。どんなにたくましい体をしていても、腹筋がひきしまっていないと、どこかまがぬけて見えますし、腹部にゼイ肉がついていたのでは、スポーツマンらしい感じがしません。きたえられた腹筋は、ビルダーの体に、鋭さと敏捷さをあたえます。

 日本のビルダーの中から、大きく発達した胸や広背の持ち主をさがし出すのは容易ですが、きたえこまれたすばらしい腹筋をしている人はあまり見かけません。体の中央にあってもっとも目立ち、アッピールしやすい部位なのに、迫力のある腹筋の所有者が少ないというのは、どういうわけでしょうか!今月は、腹筋のトレーニング種目を5つ集めてみました。

1.シット・アップ

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 腹筋のもっとも代表的な運動種目として、スポーツ競技選手の間でも広く愛用されています。(モデル.西田嘉行)

2.レッグ・レイズ

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 ここではインクライン・ベンチを使っていますが、鉄棒にぶらさがったり、平行棒を利用したりして行なうのも効果的です。

3.サイド・ベンド

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 たくましい外斜腹筋をつくるためには、だれもがやらなければならないもので、もっとも効果の大きい種目の一つです。(モデル.石坂富司男)

4.ストレッチ・シット・アップ

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 スポーツマンらしいのびのびとした腹直筋をつくりますが、むりにそりすぎて背骨を痛めないように、注意してください。

5.ツイスティング・シット・アップ

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 “ツイスト”の名前のとおり、左右に上体をひねって行なうシット・アップです。腹直筋、外斜腹筋、内斜腹筋など、腹部筋肉全般に効果が大きい種目です。

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