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中・上級者のための集中的トレーニング法 ~ 胸を厚くしよう ~

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月刊ボディビルディング
掲載日:2017.12.06
吉田 実(第1ボディビル・センター)
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 大きく厚い、形のよい大胸筋は、ビルダーの表看板ともいえるものです。

 コンテストで、舞台上に並んだとき、あるいはポーズをとったとき、もっとも人目をひき、したがってアッピールしやすいところは胸です。それだからこそ、世界中のすべてのビルダーが、胸を重視して、それの鍛練に力をそそいでいるのです。

 ラリー・スコットやセルギオ・オリバを例にとるまでもなく、チャンピオン・ビルダーで胸の貧弱な者は1人もおりません。

 初心者からコンテスト・ビルダーにいたるまで、すべてのビルダーに好まれ、愛用されているのが胸のトレーニングです。

 6月(創刊)号で、遠藤光男氏が胸の集中的トレーニング法について執筆されましたが、編集の手ちがいからべンチ・プレスとべント・アーム・ラテラルの運動方法の解説に終わってしまいました。そこで今月は、胸の集中的トレーニング法をあらためてとりあげ、研究してみることにしましょう。
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① べンチ・プレス=いまさらくどくどと説明する必要もないほどポピュラーな種目です。この運動を行なわずしてチャンピオンの誕生はありえません。

② べント・アーム・ラテラル=大きく、格好のよい、デフィニションゆたかな大胸筋をつくるには、ぜったいに欠かすことのできない種目です。

③ バー・ディップス=なるべく体を垂直に保ち、ヒジを最大限に屈伸すると、大胸筋から上腕三頭筋にかけてきたえあげることができ、その効果はべンチ・プレスにまさるとも劣りません。
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④ べント・アーム・プルオーバー=胸郭を大きくし、厚みのある上半身をつくるのに、もっとも効果的な種目の一つです。運動中、両ヒジを平行に保つことがたいせつです。

⑤ デクライン・ベンチ・プレス=大胸筋下部の切れを出すのに卓効がありますが、大胸筋全体のバルクをつくる効果の点では、フラット・ベンチ・プレスに1歩ゆずります。

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