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月刊ボディビルディング1968年6月号
掲載日:2017.12.07

●ジョン・リーズ来日

 10年ほどまえロンドンで行なわれたNABBAのミスター・ユニバース・コンテストのアマチュアの部で優勝したジョン・リーズが,TBSプロレスの選手として来日した。
 彼は,日本ボディビル界の発展ぶりに目をみはり,「ジョン・グリメック,スチーブ・リーブス,レグ・パークらが優勝したMABBAのミスター・ユニバースにぜひミスター日本も参
加してほしい」と語っていた。協会もリーズを通じて,MABBAと交流することに決定した。
ジョン・リーズ

ジョン・リーズ

●小管先生自転車で日本一周

 岩手県北上市専修大学北上高等学校の小菅栄夫先生は,虚弱な体をボディビルで改造した人だが,自転車による「日本一周」全国高校めぐりを計画。昨年4月北上を出発して,北海道の礼文島から沖縄までまわり,今年3月無事北上に帰着した。その途次,協会にも立ち寄られ,明るい笑顔でボディビルと不屈の意志の重要さを大いに強調していった。
小菅先生

小菅先生

●多和選手結婚にゴール・イン

 1965年度の"ミスター日本"多和昭之進選手は,現在アメリカに留学中だが,協会にとどいた便りによると,独身生活に終止符を打ち,結婚生活にはいった由。かんじんの花嫁についてひと言もふれていないので,青い目の女性なのか,日本の女性なのか,かいもく見当もつかない。なお,同君はロング・ビーチ大学で医学を専攻中である。

●加淵さんますます健在

 昨年功労者表彰を受けた加淵清太郎さんは,今年56歳を迎えたが,ますます健在で,100kgのバーベルを2回ずつ3セットも上げる快調ぶりである。
「ボディビルをやれば,筋肉はもちろん,体力が向上するということを,1人でも多くの人に知ってもらいたい」と加淵さんは語っている。

●ビルダーも歩け歩け!

 宇都宮で行なわれた東日本コンテストでのこと。宇都宮駅に八田会長を出迎えに出たミスター日本の遠藤選手やミスター東京の鈴木選手が,タクシーを拾おうとすると,八田会長いわく「小さな町なんだから,歩こうじゃあないか。おれは"歩こう会"の会長だよ!」
 そこで,八田会長を先頭に,宇都宮の町を,大きな体のビルダーたちがソロリ並んで,歩け歩けということにあいなった。

●盗難にカンパ

 これも東日本コンテストでのお話。コンテストに出場した後楽園ジムの飯富,左近,内田の3選手が,控室においた衣服のポケットから,合計1万8千円を盗まれた。
 コンテスト終了後,役員選手の親睦会の席上,松本栃木県協会理事長の発案で,カンパの箱がまわされたところ,たちまち1万数千円の金額が集まり,恐縮する3選手に手渡された。
 これからもありうることなので,選手控室の管理はとくに厳重にする必要がある。
多和選手

多和選手

月刊ボディビルディング1968年6月号

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