-- TOPICS -- 人生は60から
月刊ボディビルディング1969年4月号
掲載日:2018.02.10
本年61歳のレオ・スロクモートン氏は、ニュージャージー州立刑務所の看守頭の職を退いてから、プリンストン大学の警備員を勤めている。
身長5フィート10インチ半、体重205ポンドの若々しい肉体の持ち主で、今でも220ポンドのミクタリー・プレス、285ポンドのベンチ・プレスができる。ハイスクールの1年生のときにトレーニングを始めてから、以来練習を怠らず、各所でボディビルの指導をしてきた。
トレントン刑務所に勤務していたときに、囚人にウェイト・トレーニングをやらせることを提案したが、所長は新しく身につけた腕力を暴力に使われたらいっそう取締りが困難になると、いい顔をしなかった。だが彼は、ウェイトリフティングは囚人たちに自尊心を植えつけ、出所後各方面に発展する基礎を作るという自論を主張して、ついに説得に成功した。
初め20人足らずの人数で開始したが、まもなく練習場が狭くなるほど愛好者が集まった。この好評を耳にした他の多数の刑務所が、続々とウェイトリフティングを囚人のレクリエーションの種目として採用するようになった。
練習生の中には、立派なリフターになったものも少なくなかった。その中の1人は、体重200ポンドで、400ポンドをベンチ・プレスできたが、あいにく終身刑囚だった、と彼は述懐した。
身長5フィート10インチ半、体重205ポンドの若々しい肉体の持ち主で、今でも220ポンドのミクタリー・プレス、285ポンドのベンチ・プレスができる。ハイスクールの1年生のときにトレーニングを始めてから、以来練習を怠らず、各所でボディビルの指導をしてきた。
トレントン刑務所に勤務していたときに、囚人にウェイト・トレーニングをやらせることを提案したが、所長は新しく身につけた腕力を暴力に使われたらいっそう取締りが困難になると、いい顔をしなかった。だが彼は、ウェイトリフティングは囚人たちに自尊心を植えつけ、出所後各方面に発展する基礎を作るという自論を主張して、ついに説得に成功した。
初め20人足らずの人数で開始したが、まもなく練習場が狭くなるほど愛好者が集まった。この好評を耳にした他の多数の刑務所が、続々とウェイトリフティングを囚人のレクリエーションの種目として採用するようになった。
練習生の中には、立派なリフターになったものも少なくなかった。その中の1人は、体重200ポンドで、400ポンドをベンチ・プレスできたが、あいにく終身刑囚だった、と彼は述懐した。
月刊ボディビルディング1969年4月号
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