スポーツ賞に輝く脚
月刊ボディビルディング1969年4月号
掲載日:2018.01.17
リリアン・ボード(英国) 女子400メートル
トレーニングの合間、自宅でくつろぐリリアン・ボード。ブロンドのかわいらしいお嬢さんである。
カモシカのそれを思わせるみごとな脚。女子400メートル・オリンピック銀メダルの脚である。
リリアン・ボードさん(19才)は、ロンドンのある会社につとめるタイピストである。ところで、このあどけなさがまだ抜けきれないお嬢さん、英国スポーツ・ライター協会から名誉の表彰を受けた。といっても、タイプの腕が認められたというわけではない。
1967年キューバで開かれた国際陸上競技大会の女子400メートルに優勝して故郷に錦を飾った彼女を、“1967年度スポーツ賞”が待ちうけていたのである。昨年のメキシコ・オリンピックには、英国最大のホープの1人として、女子400メートルに出場、みごと銀メダルを獲得して(彼女の記録は52秒1、公認。世界記録は51秒9)、オリンピック選手の重任をりっぱにはたした。
1967年キューバで開かれた国際陸上競技大会の女子400メートルに優勝して故郷に錦を飾った彼女を、“1967年度スポーツ賞”が待ちうけていたのである。昨年のメキシコ・オリンピックには、英国最大のホープの1人として、女子400メートルに出場、みごと銀メダルを獲得して(彼女の記録は52秒1、公認。世界記録は51秒9)、オリンピック選手の重任をりっぱにはたした。
15ポンド(6.8kg)のダンベルで変形ジャーク。瞬発力を養うためのトレーニングだ。お父さんのジョージ・ボード氏と姉妹のアイリーンがたのもしそうにながめる。
西ロンドンの自宅に近いアルパートン陸上競技場には、競技の行なわれる日を除いて、毎晩、トレーニングにはげむリリアンの姿が見られる。コンディションづくりのためのウェイト・トレーニングも欠かさない。ここでは、お父さんのジョージ・ボード氏がコーチで、双子姉妹のアイリーンも練習に一役買う。アイリーンは選手ではないが、リリアンのよきトレーニング・パートナーである。
(キー・ストーン・プレス)
(キー・ストーン・プレス)
上体の筋力をつけるためのベンチ・プレス。ジョージ氏がそばからハッパをかける。
月刊ボディビルディング1969年4月号
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