フィジーク・オンライン

私のトレーニング法 中 尾 尚 志

この記事をシェアする

0
月刊ボディビルディング1969年4月号
掲載日:2018.02.11
記事画像1

中 尾 尚 志

京都・中心体育会館’68ミスター日本3位
 現在、特別のトレーニング・スケジュールは立てておりませんが、練習日によってトレーニング内容を適宜調整しています。各筋肉群を日に2部位、週に2~3度で、1週間には5日間の練習日です。そして、1日の練習は2~3時間程度行ないます。

 私がつねに心がけているのは、すべての種目にストリクト・スタイルを採用するということです。そして、私自身の体質と季節に合わせて練習内容を決めています。というのは、冬と夏とではバルクの差が相当大きくあらわれるからです。

 自分の体質にはけっしてさからわず、冬から春にかけてはバルクを、夏場にはディフィニションを、と心がけています。それには、レピティションと食事の両面での調整がとくに効果が大きいように思われます。

 以上のように、私のトレーニングの特徴の1つは、1年を通じて、ー本調子のトレーニングだけは避けるということです。

 トレーニング種目としては、特に運動範囲が大きく、広範囲に効果のある種目を選んでいます。

 ふつうは、シングル・セット・システムとスーパー・セット・システムの混合で行なっていますが、コンテスト前の数カ月は、スーパー・セット・システムに重点をおき、ときにはシークェンス・システムも採用することがあります。

 トレーニング・スタイルについては、できるだけバランスのとれたフォームを保つように心がけてきました。それは、トレーニング・フォームによってもプロポーションの良し悪しが左右されるだろうと信じていたからです。しかし、こんごは身体に迫力を出すために、豪快なトレーニングの仕方を身につけようと努カしています。

トレーニング風景

記事画像2
記事画像3
記事画像4
記事画像5
●トレーニング種目
記事画像6
 以上の諸種目をつねにスケジュールにとり入れていますが、これらに合わせて種々の種目も試みております。
月刊ボディビルディング1969年4月号

Recommend