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●ジム紹介● 長崎ボディビル・センター

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月刊ボディビルディング1969年7月号
掲載日:2018.02.16
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 異国情緒で全国に知られている町長崎。国鉄長崎駅から北方徒歩で僅か1分足らず。ちょうど鉄道沿線を逆戻りして電車道と線路に狭まれたバイパス道路にさしかかって3軒目の2階に長崎ボディビル・センターがある。

 市の中心に位置し、交通の便もよく、ジムの窓からはプラットホームに発着する列車が手にとるように見える。このプラットホームの特徴は特急、急行列車の見送り人が乗客よりもはるかに多いことで有名で、長崎人の気質をよく表わしている。

 階段をかけあがりドアを開いて一声すると快活で若さに溢れた会員たちの声がはね返ってくる。明るいふんい気の中で楽しく練習している会員たちを見ると、誰でもすがすがしい気持になる。

 会員には、50才を越した会社の重役あるいは国体重量あげの選手、サラリーマン、大学生、高校生などさまざまで、職種、年歳層の広さが同ジムの自慢の一つになっている。比較的狭い室内に合理的に配置された同ジム会長自製の種々の器具は、会員にも好評で設備の点でも恵まれているといえよう。

 同ジムの指導方針は、各人の体力に応じたトレーニングで、虚弱な者は人並みのからだを、人並のからだの持主はさらに強健な体力づくりをと、目的、体格に合わせた合理的なトレーニング・スケジュールが組まれている。さらにまたトレーニングで培われた貴重な体験を精神面にまで活用し、健全な精神の持ち主になることを目標としている。

 発足して僅か1年。まだまだ駆け出しのジムではあるが、44年長崎国体を機会にますます市民、県民の体力づくり、健康づくりに役をになうべく努力を惜しまず頑張っている。
前列左から2人目が赤木会長

前列左から2人目が赤木会長

月刊ボディビルディング1969年7月号

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