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協会ニュース 1969年6月号

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月刊ボディビルディング1969年6月号
掲載日:2018.06.05

・FIHC(国際重量あげ連盟)フィジーク・コンテスト(ボディ・コンテスト)を放棄

 各国の重量あげ協会を傘下においている国際重量あげ連盟は、この程重量あげ競技の時に重量あげ協会の主催ではフィジーク・コンテストを開催しないことに決定した。

 これによって従来ボディビルをめぐって重量あげ界とボディビル界の主導権争いは世界的だったが、一応終止符が打たれ、今後はお互の立場を認め合った上で、仲よく協調を保っていくことが期待される。

 ただ世界のボディビル界が現時点において完全に一本化していないので、世界各国のボディビルのリーダー達の話し合いによって早急な一本化が要望されている。

 JBBAも現在各国のポディビル界と連絡をとり、今後の方針を検討している。

・新記録続出の全国実業団記録挑戦会

 5月11日、東京中央区立総合体育館で、日本ボディビル協会実業団協議会の主催で開催された全国実業団記録挑戦会は、約50名の選手によって白熱した競技が行なわれた。

 競技では実業団記録が続出したが、日本新記録もいくつか樹立され、質量ともに向上した大会であった。

 なお初代ミスター日本の中大路和彦選手が電源開発チームのキャプテンとして出場し、ベンチ・プレス壮年の部で160kgをあげ、日本新記録に公認されたことは特筆に値する。

・第3回神奈川県パワー・リフティング大会(記録挑戦会)

 今年度の神奈川県の記録挑戦会は、4月20日横浜YMCA体育館において神奈川県ボディビル協会の主催、日本協会、神奈川新聞の後援で開催された。優勝者は次の通りだが、中量級スクワットにおいてスカイ・ジムの石田洋選手が日本新記録を樹立した。
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・石川県ボディビル協会県民の体力づくりに大活躍

 永江理事長からの便りによると、過日金沢市においてボディビル協会と体力づくり協会の主催で、県民総体力づくり講習会を開催し、大盛況だった由である。

 講師には永江理事長、体操でオリンピックにも出場した三栗選手、金沢大学生理学教室の教授グループ等で「ゆりかごから墓場まで」というテーマで各年令層に応じた指導を行なった。

 なお福井、富山、新潟、石川の北陸四県連合のミスター北陸コンテストを金沢市内の海水浴場に於て、7月中旬に行なう予定だとのことである。

・中田信子さんおめでた

 数少ない女性のボディビル・トレーナーである大阪武育センターの中田信子さんが結婚させられる?とのことである。

 八田会長と玉利理事長宛に、中田さんと夫君になる前田さんの友人グループから招待状が届き、その差し出し人の名前が前田博彦君と中田信子君を結婚させる会となっているのが型破りである。

 さぞかしだんな様は奥様に、色々な意味でしごかれることだろうが、しかし健康管理だけは万全なことでしょう。

・銀座にボディビル施設

 銀座4丁目にボディビルの施設ができる。女性美容の権威である山野愛子美容室の山野ビルが銀座4丁目にあるが、その3階の1フロアーを男性専門のトレーニング・ルームにする。

 山野女史の考え方は、女性だけが美しくなるのでなく、男性も清潔感に溢れたたくましい男らしさを身につけてほしい、ということでJBBAがその指導を依頼されている。

・宮崎にジム設立

 現在、鹿児島県ボディビル協会で理事長として活躍している田中辰紀氏は近く、宮崎にボディビル・ジムを開設し、同時に宮崎県ボディビル協会の設立を計画している。

 田中氏は東京経済大学の出身だが、学生として滞京中、ミスター日本の吉田選手がかってリーダーになっていた世田谷の山中ジムでボディビルを行なっていたビルダーである。
「石川県民総体力づくり講習会」の模様を取材するテレビ局

「石川県民総体力づくり講習会」の模様を取材するテレビ局

月刊ボディビルディング1969年6月号

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