'69ミスター東日本コンテスト
MR.EASTERN JAPAN CONTEST
'69ミスター東日本小沢幸夫
恒例の東日本コンテストは今年で3回目。今回は東京の各ジムの合同海水浴を兼ねて行なわれた。海岸に一段高いポーズ台を一つおいただけの会場だが、海と空を背景に、大自然とのハーモニーを生かしたその舞台効果は満点で、輝く太陽と吹きつける潮風を全身に浴びて、50の生ける彫像たちがくりひろげる美と力の饗宴は、台風の余波による折からの遊泳禁止措置に無聊をかこつ数千の海水浴客を心ゆくまで堪能させた。なお、今年のミスター東日本のタイトルは小沢幸夫選手が獲得した。結果は次のとおり
出場まじかの選手たちは、最後の調整に余念がない。練習はすべてフリー・ハンドである。
出場選手全員整列。いよいよ戦闘開始だ。なごやかなフンイキと緊迫感がとけ合って、コンテスト・ムードが盛り上がる。
1位・小沢幸夫。先日のミスター東京コンテストに無念の涙をのんだ小沢選手は、ずばぬけた筋肉に加えて自信満々、堂々のポージングで他の選手を圧倒。文句のない優勝ぶりだった。警視庁ボディビル・クラブ所属。
2位・末光健一。今年度のミスター東京。小粒ながら、肩幅の広い逆三角型、ディフィニションのあざやかさは小笹和俊選手をホウフツさせる。大胆なポーズをみごとにこなしていた。中野ボディビル・センター所属。
7位・手塚正禧。シャープさを強調したポージングが魅力的だった。'68全日本実業団3位。
8位・後藤愛二。バランスのとれたポーズがじつに美しい。もう1まわりのバルクがほしいところ。
9位・左近治雄。洗練された持ち味を十分に生かしたポーズがみことだった。'69ミスター東京5位。
3位・横塚辰雄。実業団大会ではつねに上位を占めている中堅ビルター。昨年あたりからの進境はとくにめざましい。スケールの大きな体とむだのない筋肉は、ポーズをとったときいちだんと生彩を発揮する。
4位・飯富幸夫。努力型でシャープなセンスの持ち主。コンテスト・ビルダーとしては体質的にあまり恵まれたタイプとはいえないが、ここ数年いつのまにか東京のトップ・ビルダーにのし上がった。後楽園ヘルスジム所属。
10位・磯村敏夫。新人の中ではずばぬけてきれいなポーズが印象的。筋肉的には未完だが、将来性は十分。
11位・神原健二。安定感のあるポーズは定評がある。'67全日本実業団優勝のころにくらベディフィニション不足。
12位・佐久間良成。コンテスト初出場とは思えぬバランスのよいポーズ。いま一つバルクがほしい。
5位・内田敏夫。後楽園へルスジムのかつての三羽ガラス(後藤武雄、遠藤光男、鈴木正広)に代わる新しいトリオ(飯富、左近および彼)の1人。骨格たくましく、大ビルダーの素質は十分。'69ミスター東京3位。
6位・金城正勝。横浜スカイ・ボディビル・ジム金子会長の秘密兵器。コンテスト初出場だが、筋肉の迫力、下半身のみごとさは注目を集めた。バルクを増すことと、洗練されたポ―ジング技術を身につけることか課題。
さすがにプロフェッショナル。遠藤選手の雄大なポージンクに満場恍惚。
空手2段の秋山勇選手。レッパクの気合いでポーズを決め、観客のドギモをぬいた。
木村武選手はIFBBミスター・ユニバース2回個人出場の経歴をもつ。洗練されたポーズはさすが。
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