1971ミスター静岡
鈴木貫一選手のトレーニング法
月刊ボディビルディング1972年3月号
掲載日:2018.01.27
ボディビル開始後1年、17才でミスター静岡3位に入賞した鈴木貫一選手は、その後も急速に進歩を遂げ、19才にして早くも’71ミスター静岡の栄冠を獲得してしまった。
「まだ経験が浅く、体もポージングも荒けずりなので、各地から強豪が集まるミスター日本コンテストで入賞するためには、現在の努力を2・3年続けなければだめでしょう。しかし、若さに似合わず考え方がしっかりしているし、トレーニングは人一倍熱心にやるので、将来が楽しみですよ」と、彼がトレーニングに通っている富士ボディビル・センターの湯山富士彦会長(静岡県ボディビル協会理事長)は大いに期待を寄せている。
鈴木選手の体の特徴は、他の部分に比較して脚がすばらしいことである。彼は「脚の種目が好きでもあるし、また毎日12キロの道を自転車で通勤しているので、他の部分よりよくなったのでしょう。しかし胸が弱いので、今後は胸を重点的に鍛えていきたいと思っています」と語っている。
鈴木選手のトレーニングは週5~6日、1日3時間、別表のスケジュールに従って行なわれるが、体の部分を(胸、背、腕)(脚、肩、腹)の2つのブロックに分け1日交代で鍛えるようにしている。また、スケジュールは常に同じではなく、筋肉に刺激が感じられなくなったら、新鮮な刺激が得られるよう部分的に修正している。その周期はだいたい2カ月位である。ポージング練習はコンテスト前1カ月間やるだけで、普段は全然行なわない。
日本人としてもやや小さい身長159センチの彼が目標にしている選手は、やはり、末光健一、武本蒼缶、フランコ・コロンボなどのショートマン・クラスの選手である。「今年もう一度ミスター静岡に出場して大石秀雄選手(’71ミスター日本7位)に勝ちたい。そうすればミスター日本で入賞できるかもしれませんから」と、彼は抱負を述べている。
近年わが国コンテスト・ビルダーのレベルは急激に高まっているので、鈴木選手の前途は決して楽ではない。
しかし彼には若さがある。二度と戻らぬ若さを最大限に利用して、大きく飛躍してもらいたいものである。(新)
「まだ経験が浅く、体もポージングも荒けずりなので、各地から強豪が集まるミスター日本コンテストで入賞するためには、現在の努力を2・3年続けなければだめでしょう。しかし、若さに似合わず考え方がしっかりしているし、トレーニングは人一倍熱心にやるので、将来が楽しみですよ」と、彼がトレーニングに通っている富士ボディビル・センターの湯山富士彦会長(静岡県ボディビル協会理事長)は大いに期待を寄せている。
鈴木選手の体の特徴は、他の部分に比較して脚がすばらしいことである。彼は「脚の種目が好きでもあるし、また毎日12キロの道を自転車で通勤しているので、他の部分よりよくなったのでしょう。しかし胸が弱いので、今後は胸を重点的に鍛えていきたいと思っています」と語っている。
鈴木選手のトレーニングは週5~6日、1日3時間、別表のスケジュールに従って行なわれるが、体の部分を(胸、背、腕)(脚、肩、腹)の2つのブロックに分け1日交代で鍛えるようにしている。また、スケジュールは常に同じではなく、筋肉に刺激が感じられなくなったら、新鮮な刺激が得られるよう部分的に修正している。その周期はだいたい2カ月位である。ポージング練習はコンテスト前1カ月間やるだけで、普段は全然行なわない。
日本人としてもやや小さい身長159センチの彼が目標にしている選手は、やはり、末光健一、武本蒼缶、フランコ・コロンボなどのショートマン・クラスの選手である。「今年もう一度ミスター静岡に出場して大石秀雄選手(’71ミスター日本7位)に勝ちたい。そうすればミスター日本で入賞できるかもしれませんから」と、彼は抱負を述べている。
近年わが国コンテスト・ビルダーのレベルは急激に高まっているので、鈴木選手の前途は決して楽ではない。
しかし彼には若さがある。二度と戻らぬ若さを最大限に利用して、大きく飛躍してもらいたいものである。(新)
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