ポーズ写真に強くなろう
ビルダー写真講座≪2≫
月刊ボディビルディング1972年3月号
掲載日:2018.02.09
講師●平岡 丈
今回は2回目ですのでビルダー撮影に必要なものについてふれてみたいと思います。
■カメラ
まずカメラですが、一般的には35ミリ型、あるいは35ミリ一眼レフ型が多いと思いますが、ハーフサイズ型でもけっこうです。一応そのおもなものをリスト・アップしてみましょう。
<35ミリ型>
オリンパス35SP、オリンパストリップ35、キャノネットQR25、コニカEEマチックデラックスF、コニカオートS16、コニカC35、ペトリカラー35など。
<35ミリ一眼レフ型>
アサヒペンタックスSL・SP、キャノンFT、ニコンF、ニコマートFTN、ミノルタSRT、ペトリV6など。
<ハーフサイズ型>
オリンパスペンFT(これはハーフで一眼レフ)、オリンパスペンEED、キャノンデミEE17、リコーオートハーフSEなど。
<35ミリ型>
オリンパス35SP、オリンパストリップ35、キャノネットQR25、コニカEEマチックデラックスF、コニカオートS16、コニカC35、ペトリカラー35など。
<35ミリ一眼レフ型>
アサヒペンタックスSL・SP、キャノンFT、ニコンF、ニコマートFTN、ミノルタSRT、ペトリV6など。
<ハーフサイズ型>
オリンパスペンFT(これはハーフで一眼レフ)、オリンパスペンEED、キャノンデミEE17、リコーオートハーフSEなど。
■フィルム
次にフィルムですが、大きく分けて三種類、つまり白黒、ネガカラー(カラープリント用)、ポジカラー(スライド用)があります。最近国産のフィルムも質が向上してきましたので、無理して外国製フィルムを使う必要はありません。では、よく使用されるフィルムをあげてみましょう。
<白黒フィルム>
ネオパンSS、コニパンSS、ネオパンSSS、コニパンSSSなど。
<ネガカラー>
フジカラーN100、サクラカラーN100、コダカラーX、エクタカラープロフェッショナルなど。
<ポジカラー>
フジカラーR100、サクラカラーR100、エクタクロームX、コダクロームXなど。
<白黒フィルム>
ネオパンSS、コニパンSS、ネオパンSSS、コニパンSSSなど。
<ネガカラー>
フジカラーN100、サクラカラーN100、コダカラーX、エクタカラープロフェッショナルなど。
<ポジカラー>
フジカラーR100、サクラカラーR100、エクタクロームX、コダクロームXなど。
■ストロボ
室内撮影には従来フラッシュガンを使用していましたが、最近ではほとんどみられず、ストロボが多く使用されるようになりました。使い方は難しそうですが、実際は非常に簡単です。現在たくさんの種類のストロボが市販されていますが、メーカーものであれば品質はほとんど変わりありません。代表的なメーカーとしては、カコ、ナショナル、東芝などがあります。
三脚
三脚は室内などの暗い場所でストロボがないときに便利です。これを使用すると、1/2、1/4秒などの遅いシャッタースピードでもブレないので、きれいな写真が撮れます。しかし、動いているものを撮影するときは、いくら三脚を使用しても、遅いシャッタースピードではブレてしまいます。また、三脚を使用する場合は、指でシャッターを押さないでケーブルレリーズを使用する方がよいでしょう。
露出計
最近のカメラは、EEカメラはもちろん、高級カメラにも露出計が内蔵されていますので露出計を別に買う人はほとんどいなくなりましたが、露出計のないカメラの場合はやはり持っていた方が便利です。各カメラメーカーから専門の露出計が販売されていますが、露出計の専門メーカーとしてはセコニックがあります。
以上にあげたようなものがビルダー撮影に必要ですが、カメラとフィルムさえあれば写真は撮れるのですから、それほど神経質になる必要はありません。
ではリストアップはこのへんにして、カメラのかまえ方を写真で紹介しましょう。カメラをタテ位置にかまえる場合とヨコ位置にかまえる場合の良い例と悪い例を示しました。写真①③は悪い例、②④が良い例です。写真をみればすぐおわかりになると思いますが、悪い例では体のワキがあいて不安定な感じです。
カメラのかまえ方はほかにもありますが、大事なのは、シャッターを押すときにカメラが動かないようにしっかりとかまえることです。
次回からは、いよいよ技術的なことについて説明していきたいと思っています。
以上にあげたようなものがビルダー撮影に必要ですが、カメラとフィルムさえあれば写真は撮れるのですから、それほど神経質になる必要はありません。
ではリストアップはこのへんにして、カメラのかまえ方を写真で紹介しましょう。カメラをタテ位置にかまえる場合とヨコ位置にかまえる場合の良い例と悪い例を示しました。写真①③は悪い例、②④が良い例です。写真をみればすぐおわかりになると思いますが、悪い例では体のワキがあいて不安定な感じです。
カメラのかまえ方はほかにもありますが、大事なのは、シャッターを押すときにカメラが動かないようにしっかりとかまえることです。
次回からは、いよいよ技術的なことについて説明していきたいと思っています。
①
②
③
④
月刊ボディビルディング1972年3月号
Recommend
-
-
- ベストボディ・ジャパンオフィシャルマガジン第二弾。2016年度の大会の様子を予選から日本大会まで全て掲載!
- BESTBODY JAPAN
- BESTBODY JAPAN Vol.2
- 金額: 1,527 円(税込)
-