ポーズ写真に強くなろう
ビルダー写真講座《5》
月刊ボディビルディング1972年6月号
掲載日:2018.04.05
講師●平岡丈
撮影角度(アングル)について
本講座の3回目で撮影角度についてちょっとふれましたが、そのときには、アングルといっても左右のアングルで、しかも実例写真はスタジオ撮影におけるものでした。
そこで今回は、皆様がいつでも撮影できる屋外撮影における高低のアングルについて述べてみたいと思います。
まずAB2枚の写真をよくごらんください。Aの方はかなり高い位置から撮影したものです。そのため、モデルの脚が短かく、胴長になってしまい、全体としてのバランスもよくありません。
それに比べて、Bの方はかなり撮影位置を下げて撮ったものです。Aよりも脚が長く見え、安定感があり、全体としてのバランスもよくなっています。
また、撮影角度を下げることにより写真に空の占める割合が多くなるので、広がりのある伸び伸びした写真といえましよう。
ABとも私の好きな曇天下で撮影したものですが、以上述べたようなことは、晴天下においてもスタジオ撮影においてもかわりません。
これで、角度については左右、高低の両方について述べたわけですが、ほんのちょっとの角度の違いで、その写真が生きるか死ぬかが決まってしまう、ということが皆様もよくおわかりになったことと思います。
ビルダー撮影においては、一般の撮影のときよりも、撮影角度に注意を払わなければなりません。
シャッターを押す前に、アングルが適当かどうか、必ず確かめるようにしてください。
次回からは、シャッター・チャンス、交換レンズの使い方、バックの選び方などについて例を示しながら述べていきたいと思います。
なお、本講座に対するご意見ご希望等がありましたら編集部あてにどしどしお寄せください。(モデル=中野ボディビル・センター 赤木久志)
そこで今回は、皆様がいつでも撮影できる屋外撮影における高低のアングルについて述べてみたいと思います。
まずAB2枚の写真をよくごらんください。Aの方はかなり高い位置から撮影したものです。そのため、モデルの脚が短かく、胴長になってしまい、全体としてのバランスもよくありません。
それに比べて、Bの方はかなり撮影位置を下げて撮ったものです。Aよりも脚が長く見え、安定感があり、全体としてのバランスもよくなっています。
また、撮影角度を下げることにより写真に空の占める割合が多くなるので、広がりのある伸び伸びした写真といえましよう。
ABとも私の好きな曇天下で撮影したものですが、以上述べたようなことは、晴天下においてもスタジオ撮影においてもかわりません。
これで、角度については左右、高低の両方について述べたわけですが、ほんのちょっとの角度の違いで、その写真が生きるか死ぬかが決まってしまう、ということが皆様もよくおわかりになったことと思います。
ビルダー撮影においては、一般の撮影のときよりも、撮影角度に注意を払わなければなりません。
シャッターを押す前に、アングルが適当かどうか、必ず確かめるようにしてください。
次回からは、シャッター・チャンス、交換レンズの使い方、バックの選び方などについて例を示しながら述べていきたいと思います。
なお、本講座に対するご意見ご希望等がありましたら編集部あてにどしどしお寄せください。(モデル=中野ボディビル・センター 赤木久志)
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月刊ボディビルディング1972年6月号
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