第7回全日本パワーリフティング選手権大会 本社杯は岩岡選手に
月刊ボディビルディング1972年7月号
掲載日:2018.06.02
日本ボディビル協会主催、日刊スポーツ新聞社後援の1972年度全日本パワーリフティング選手権大会は、5月28日午前10時より、東京大久保のスポーツ会館において開催された。3種目1回挙上方式による初めての全日本大会ということで出場選手が予想以上に緊張し、練習時における記録を下回る選手が多かったのは非常に残念であった。しかし、従来の3回挙上方式よりも競技性が増したため、見るものにとってはおもしろさが倍加したようだ。
競技はベンチ・プレス、スクワット、デッド・リフトの順に行なわれたが、今回は種目別の表彰が行なわれず3種目のトータルによって順位が決定されたので、3種目すべてにわたって平均した力を持っている選手が上位を独占した。なお、今大会より設けられた優秀選手賞(全階級通じてもっともすぐれた記録を出した選手1名に贈られる本社杯)は、ライト・ヘビー級の岩岡武志選手(ベンチ・プレス165kg、スクワット245kg、デッド・リフト225kg、トータル635kg)が獲得した。
また、フェザー級優勝の関選手が経営する国分寺ボディビル・バンタム-因幡、フェザー-関、ライト・ヘビー-岩岡、ミドル・ヘビー-井上)が出たことは特筆に値する。(各級順位および記録は本文42ページ参照)
写真は、スクワットで245kgに成功した岩岡選手。
競技はベンチ・プレス、スクワット、デッド・リフトの順に行なわれたが、今回は種目別の表彰が行なわれず3種目のトータルによって順位が決定されたので、3種目すべてにわたって平均した力を持っている選手が上位を独占した。なお、今大会より設けられた優秀選手賞(全階級通じてもっともすぐれた記録を出した選手1名に贈られる本社杯)は、ライト・ヘビー級の岩岡武志選手(ベンチ・プレス165kg、スクワット245kg、デッド・リフト225kg、トータル635kg)が獲得した。
また、フェザー級優勝の関選手が経営する国分寺ボディビル・バンタム-因幡、フェザー-関、ライト・ヘビー-岩岡、ミドル・ヘビー-井上)が出たことは特筆に値する。(各級順位および記録は本文42ページ参照)
写真は、スクワットで245kgに成功した岩岡選手。
選手の発する気合と観客の歓声で熱気に満ちた会場。
8種目トータルで全階級を通じての最高記録をマークした岩岡選手に、本誌勝村記者より本社杯(優秀選手賞)が贈られた。
本大会出場選手中最年長の松尾春雄選手(44才、新日鉄君津)は、トータル470kgで見事ライト級4位となった。
各クラス優勝者たち
バンタム級優勝因幡英昭(トータル510kg)
フェザー級優勝関二三男(トータル492.5kg)
ライト級優勝伊集院明也(トータル565kg)
ミドル級優勝勝出川昇(トータル607.5kg)
ライト・ヘビー級優勝岩岡武志(トータル635kg)
ミドル・ヘビー級優勝井上操(トータル622.5kg)
ヘビー級優勝足立東雄(トータル625kg)
月刊ボディビルディング1972年7月号
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