第7回全日本実業団ボディ・コンテスト
大石(青年の部)、藤田(壮年の部)が優勝
月刊ボディビルディング1972年10月号
掲載日:2018.03.11
表彰台の上でポーズをとる青年の部優勝の大石(左)と壮年の部優勝の藤田
日本ボディビル協会実業団協議会主催、スポーツ・ニッポン新聞社後援の第7回全日本実業団ボディ・コンテストは、8月27日(日)午前11時より神奈川県の葉山マリーナにおいて盛大に開催された。
今年の各地方コンテストの特徴は、出場選手は減少の傾向にあるがレベルが高くなり、地域格差がなくなってきている点である。またボディ・コンテスト界も新旧交代の時期を迎え、新人選手の台頭が著しく、上位入賞選手の顔ぶれが昨年と比較すると大幅に変わってきている。今大会もその例外ではなく、戦前の予想とはかなり違った結果となった。
青年の部は実業団初出場の昨年度ミスター日本7位大石秀夫(松岡刃物KK、26才)がここのところポージングが抜群にうまくなった坪井善司(川北工業、28才)を押えて実力通り優勝を飾った。以下3位は古谷喜久雄(KKリュー、24才)、4位・長久征二郎(住友金属小倉製鉄所、27才)、5位・寺川和昭(住友金属小倉製鉄所、28才)、6位・金森隆機(東芝三重工場、29才)と決定した。
壮年の部は一昨年の優勝者で実業団コンテストではおなじみの藤田務(中部海運、33才)が再び優勝の栄誉に輝いた。2位はプロポーションがすばらしい青山昌次(木更津航空自衛隊、31才)が昨年5位から大躍進、3位は初出場の香月末光(住友金属小倉製鉄所、32才)が獲得、以下4位はベテラン古川雄一(宮城野産業、41才)、5位は昨年2位の木村博男(KK第二精工舎高塚工場、35才)、6位・世古満美(松下電工四日市工場、31才)と決定した。また、団体の部は1位・住友金属小倉製鉄所、2位・中部海運、3位・松岡刃物KKとなった。
なお今大会で特筆すべきことは、九州から初参加した住友金属小倉製鉄所の各選手たちの活躍ぶりである。今年度ミスター九州3位の香月末光が壮年の部3位に入賞したのを始め、青年の部で長久征二郎が4位、寺川和昭が5位となり、見事初出場で団体優勝を飾ったのである。
当日のゲスト・ポーザーには昨年ミスター日本をとり、今年のミスター・ユニバースに日本代表として出場することになっている末光健一選手と昨年度ミスター実業団青年の部優勝の須藤孝三選手が招かれ、プール・サイドを埋めた観客にすばらしいポージングを披露した。
今年の各地方コンテストの特徴は、出場選手は減少の傾向にあるがレベルが高くなり、地域格差がなくなってきている点である。またボディ・コンテスト界も新旧交代の時期を迎え、新人選手の台頭が著しく、上位入賞選手の顔ぶれが昨年と比較すると大幅に変わってきている。今大会もその例外ではなく、戦前の予想とはかなり違った結果となった。
青年の部は実業団初出場の昨年度ミスター日本7位大石秀夫(松岡刃物KK、26才)がここのところポージングが抜群にうまくなった坪井善司(川北工業、28才)を押えて実力通り優勝を飾った。以下3位は古谷喜久雄(KKリュー、24才)、4位・長久征二郎(住友金属小倉製鉄所、27才)、5位・寺川和昭(住友金属小倉製鉄所、28才)、6位・金森隆機(東芝三重工場、29才)と決定した。
壮年の部は一昨年の優勝者で実業団コンテストではおなじみの藤田務(中部海運、33才)が再び優勝の栄誉に輝いた。2位はプロポーションがすばらしい青山昌次(木更津航空自衛隊、31才)が昨年5位から大躍進、3位は初出場の香月末光(住友金属小倉製鉄所、32才)が獲得、以下4位はベテラン古川雄一(宮城野産業、41才)、5位は昨年2位の木村博男(KK第二精工舎高塚工場、35才)、6位・世古満美(松下電工四日市工場、31才)と決定した。また、団体の部は1位・住友金属小倉製鉄所、2位・中部海運、3位・松岡刃物KKとなった。
なお今大会で特筆すべきことは、九州から初参加した住友金属小倉製鉄所の各選手たちの活躍ぶりである。今年度ミスター九州3位の香月末光が壮年の部3位に入賞したのを始め、青年の部で長久征二郎が4位、寺川和昭が5位となり、見事初出場で団体優勝を飾ったのである。
当日のゲスト・ポーザーには昨年ミスター日本をとり、今年のミスター・ユニバースに日本代表として出場することになっている末光健一選手と昨年度ミスター実業団青年の部優勝の須藤孝三選手が招かれ、プール・サイドを埋めた観客にすばらしいポージングを披露した。
大柄な体でダイナミックなポージングをみせるゲスト・ポーザーの須藤選手
初出場ながら見事団体優勝を成し遂げた住友金属小倉製鉄所チーム。左から加藤和男、寺川和昭、長久征二郎、香月末光、森友康博の各選手たち。
マッシブな体でオリバ並みのデフィニションをもつ末光選手のポージングを見つめるプール・サイドを埋めた超満員の観客たち
惜しくも6位入賞はできなかったが、小柄ながらすばらしいデフィニションの長崎清選手(中部海運、27才)
プール・サイドでくつろぐ、左から、大会を見学にきた重村洵、青年の部で優勝した大石秀夫、ゲスト・ポーザー須藤孝三の3選手
月刊ボディビルディング1972年10月号
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