ボディビルで金メダル
月刊ボディビルディング1972年12月号
掲載日:2018.05.17
一昨年の本誌9月号で、ボディビルにより基礎体力をつけた身体障害者が第19回国際ストーク・マンデビル競技大会で優勝したことをお伝えしたが、またまた、JBBAが週2回ボディビルの指導をしている東京・市ケ谷の福祉企業センター所属選手がパラリンピックで大活躍。
選手の名前は田中美知子(21才)。彼女は8月2日~9日、西ドイツのハイデンベルグで行われたパラリンピックに日本代表選手団25名の一員として出場し、車イスによるスラローム競技で見事金メダルを獲得した。スラロームとは、約100mの間に何本かの旗が立てられ、その間を前進、バックを6回くり返しながら進み、そのスピードを競うもので、車イスが旗に触れると減点され、おまけにコースの途中には障害物まで設けられているという強い腕力と高度のテクニックが要求される、車イス競技の花形である。
彼女は昨年春頃からボディビルを開始し、今年5月の出場決定と同時に、ベンチ・プレス、カール、ラテラル・レイズ、チニンク、シット・アップなどのトレーニングを本格的に開始したが、このトレーニングによる最大の効果は、内臓が強化され、耐久力が著しく向上したことだという。福祉企業センターには彼女の他にもボディ・ビルを行なっている人が多数いるが、その中から各種競技会で活躍する人が続々と生まれることだろう。
選手の名前は田中美知子(21才)。彼女は8月2日~9日、西ドイツのハイデンベルグで行われたパラリンピックに日本代表選手団25名の一員として出場し、車イスによるスラローム競技で見事金メダルを獲得した。スラロームとは、約100mの間に何本かの旗が立てられ、その間を前進、バックを6回くり返しながら進み、そのスピードを競うもので、車イスが旗に触れると減点され、おまけにコースの途中には障害物まで設けられているという強い腕力と高度のテクニックが要求される、車イス競技の花形である。
彼女は昨年春頃からボディビルを開始し、今年5月の出場決定と同時に、ベンチ・プレス、カール、ラテラル・レイズ、チニンク、シット・アップなどのトレーニングを本格的に開始したが、このトレーニングによる最大の効果は、内臓が強化され、耐久力が著しく向上したことだという。福祉企業センターには彼女の他にもボディ・ビルを行なっている人が多数いるが、その中から各種競技会で活躍する人が続々と生まれることだろう。
カールで腕を鍛える田中さん
金メダルを手にしてニッコリする田中さん
急傾斜の障害物も猛スピードで乗り越える
入場行進は着物とカサで純日本風に
月刊ボディビルディング1972年12月号
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