トップ・スターの素顔
磯村敏夫選手の一日
磯村選手はことし31歳。ボディビルに理解のある奥さんのまき子さんと、1年半になったばかりのかわいいお嬢さんとの3人暮らしである。
江戸川区の自宅の居間には表彰状とトロフィーがずらりと並んでいる。すでにボディビル歴10年のキャリアを誇り、数々の大会で入賞しているが、コンテストで優勝したのは今回が初めてである。
昨年7月1日のJFBBミスター・オールジャパン・コンテストでは予選で落ちるといういままで経験したことのない屈辱を味わった。それに奮起して、1日平均3時間というハード・トレーニングと、徹底した食事対策を実行。見事この栄冠を手にしたのである。なお磯村選手は第1回JFBBオールジャパン・パワーリフティング大会でもライト・ヘビー級でトータル562.5kgをマークして総合優勝している。そのまじめな人柄といい、ボディビルに賭ける執念といい、まさにビルダーの鏡といっても過言ではあるまい。
7:30 起床。窓から明るい日ざしがさしこみ、磯村選手の目をさます。
7:40 洗顔をすませ、朝刊に目を通しながら朝食を待つ。
7:50 朝食。けさのメニューは、ポーク・ソティー(250g程度)1枚、生野菜1皿、みそ汁、大豆の煮物、チーズ、生玉子2個、みかん2個。さすがにトップ・ビルダーの朝食。ボリュームは満点である。
8:15 奥さんと友何ちゃんに見送られ、自家用車で会社に出勤する。1分後には会社に到着。
8:45 会社は明鋼材株式会社。社長はお兄さんの磯村明広さん。磯村選手は10年前にこの会社ができたときからの社員である。
9:00 さっそく作業着に着替えて午前中の仕事が始まる。おもに建築用の鋼材を扱っているが、すべて機械化されているので、磯村選手の怪力も手もちぶさたである。
12:00 兄の明広さん(左)、弟の宥之さん(右)といっしょに昼食。メニューは、トンカツ1枚、鳥のカラアゲ、生野菜1皿、ミソ汁、大豆の煮物、生玉子2個。食後にリンゴ1個。
13:00 午後の仕事が始まる。フォーク・リフトを運転しているのが磯村選手。
18:40 仕事が終わり、愛車に乗って自宅に帰る。
18:50 自宅にもどり一休み。本誌に掲載された自分の写真を満足そうに見る。
19:40 小岩第一ボディビル・センターに到着。これから2時間半のトレーニングを行う。
22:30 一日のスケジュールを消化し、自宅に向う。
22:35 自宅に着く。奥さんと友何ちゃんがお出迎え。
22:40 夕食。メニューは、ビーフ・シチュー、フルーツ・サラダ、焼魚1匹、大豆の煮物、チーズ、生玉子2個、トマトジュース。食後に、リンゴ1個、ミカン2個、カキ1個を食べる。
23:00 今日はめずらしく友何ちゃんが起きている。磯村選手は友何ちゃんの遊び相手となり、よきパパぶりを発揮する。
23:20 友何ちゃんといっしょにテレビを見る。テレビの上には獲得したトロフィーがずらりと並んでいる。
23:30 最低8時間の睡眠をとるため、11時半には必ず床につく。ハード・トレーニングの疲労を回復するためにも。こうして磯村選手の1日が終わる。
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