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第2回ミスター・パシフィック・フィジ力ル・コンテスト
石神日出喜選手が優勝

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月刊ボディビルディング1977年4月号
掲載日:2018.07.27
 厳冬の日本を1月2日出発、ヤシの葉の下からサファイア・ブルーのアガニア湾を一望できる真夏のビーチモーテルに24名の日本選手団は合宿した。このモーテルでの生活は、7時起床、7時半から原地の美しい娘さん達が作ってくれた朝食、8時から、これまた美人の先生による英会話教室が1時間あり、勉強のあとは昼食時間までがトレーニング時間である。

 バーベルやダンベルはないが、それぞれ適当なものを探してきてトレーニングをする。もちろん水泳や日光浴は充分楽しめる。

 12時の昼食以後は自由行動、夕食7時、消燈11時というリラックス・スケジュールである。島内の観光見物や原地住民とのパーティー、第二次世界大戦の激戦地めぐりや慰霊塔などを参拝してまわった。

 コンテストは1月4日、ジョージ・ワシントン高校体育館で午後4時から行われた。昨年の第1回コンテストの開催地イナラヘン村のコーラス・グループの歌で開幕、観客は約200名。審査員は4名で、内1人はボディビルに大へん理解のあるミス・タヒチのジェーン・バーンズさんである。

 参加選手は17名。今回も原地選手4名が参加申込みをしていたが、会場に来て尻込みしてしまった。

 アトラクションにグアム剛柔流空手道場の深瀬哲生氏のひきいる原地の門下生による空手の模範演技が行われ、大会をもりたてた。

 コンテストの結果は石神日出喜選手が優勝。以下、2位・藤本、3位・小林、4位・島崎、5位・炭本、6位・鳥井の各選手が入賞した。
(姫路BBC会長・西川稔)
第二回国際親善ミスター・パシフィック・フィジカル・コンテストの表彰式左から四人目が優勝した石神選手。

第二回国際親善ミスター・パシフィック・フィジカル・コンテストの表彰式左から四人目が優勝した石神選手。

月刊ボディビルディング1977年4月号

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