日本一の頸
戸田選手のトレーニング法
月刊ボディビルディング1974年4月号
掲載日:2018.07.31
昭和30年7月、ナニワ・ボディビル・クラブ(荻原会長)に入会し、体を鍛えること18年、練習を始めた当初2~3年頃まではあまり目立った発達をみせず、先輩たちの練習を見てはハッスルしていた。学生時代は陸上選手として活躍、また、ボディビルを始めて10年頃、少林寺拳法に興味を持ち、並みはずれた体力と運動神経でいともすんなり2段を取得、なおかつ格闘技において頸は直接成績をも左右する重要なポイントであることにきずき、当クラブでプロレスラーを養成している時の頸のトレーニングを取入れたのである。当初38センチの頸が現在では54センチの太さまでになり、部分賞で頸に与えられる八田賞も授けられ、さらに前にもまして激しいトレニングを行なっている。現在のトレーニングでは頸の筋力や持久力を高めるのにたんに頸の屈伸運動だけでは不充分で、かなりの抵抗(セット数及重量)を必要とする。トレーニング法は写真を見ていただくとして、その他の効果としてトレーニングを行なった翌日、ストレスを軽くする効用もある。
(ナニワBBCコーチ 伊集院明也)
(ナニワBBCコーチ 伊集院明也)
この写真では頸の胸鎖乳突筋が良く出ている。
頸の太さが良く出ているポーズ写真である。
練習後サイズを計ってみると54cmあった。
ネック・エクステンション
45kgのダンベルをぶらさげてのネック・エクステンション
ネック・エクステンション・ツーサイド
2人組によるネック・フレクション
練習後の頚 前部
ネック・フレクション
人に乗ってもらってのネック・フレクション・ツーサイド
練習後の頚 斜横部
ヘッド・ストラップでのネック・エクステンション
ネック・エクステンション・ツーサイド
練習後の頚 後部
人に乗ってもらってのレスラー・ブリッジ
月刊ボディビルディング1974年4月号
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