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1974ミスター・オールジャパンを狙う
藤岡義雄選手のトレーニング

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月刊ボディビルディング1974年4月号
掲載日:2018.06.29
 藤岡選手は近畿郵政局に勤める26才のサラリーマンである。昨年の第一回ミスター・オールジャパン(アマ)で三位に入賞したが、それまではまったくの無名選手といってもよかった。以前は、バランスのとれた、どこにも欠点のないからだであったが、それがかえって迫力を欠く原因にもなっていたようだ。しかし、オールジャパン三位に入賞したことが刺激となって、昨年からの彼のトレーニングは一段と意欲的になり、バランスの良さに加えて見違えるばかりの迫力も出てきた。次のページのポージング・クリニックを見ていただけば一目瞭然である。

 勤務の都合で思うようにトレーニング時間はとれないが、昨年新しく入れたノーチラス・マシーンをを使って短時間でめきめき効果をあげている。ことしはきっとミスター・オールジャパンに優勝し、日本のトップービルダーの仲間入りをするに違いない。
 (南大阪ボディピルーセンター会長・片上義信)
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①デラックス・ローイング・マシーンによるトレーニング。これは胸、背筋を鍛えるマシーンであるがさすがの藤岡選手も2~3分のトレーニングで筋肉がパンパンにはってしまうという。

②ダブル・ショルダー・マシーン。このマシーンは主として肩、すなわち三角筋を逞しくするのに有効である。

③コンパウンド・ポジション・カール・マシーン。これは腕、とくに上腕二頭筋に卓効がある。

④藤岡選手をコーチする井上会長。
月刊ボディビルディング1974年4月号

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