世界一を目指す
宇戸信一選手のトレーニング
月刊ボディビルディング1974年4月号
掲載日:2018.07.29
昨年10月、第19回ミスター日本コンテストで優勝した宇戸選手は、いま世界を目指して黙々とトレーニングを続けている。
記者が岡山トレーニング・センターに宇戸選手を訪ねたのは2月末の、春のように暖い日だった。岡山駅から車で7~8分、国道に面したところに目指すジムはすぐ目についた。かなり広いスペースに、器具も豊富に取りそろえてある。バス・ルームもシャワーはもちろん、水風呂、サウナまで完備している。
記者が岡山トレーニング・センターに宇戸選手を訪ねたのは2月末の、春のように暖い日だった。岡山駅から車で7~8分、国道に面したところに目指すジムはすぐ目についた。かなり広いスペースに、器具も豊富に取りそろえてある。バス・ルームもシャワーはもちろん、水風呂、サウナまで完備している。
(背)バック・ブレス 重量40kg~80kg
(背)ダンベル・プレス 重量30kg
(背)サイド・レイズ 重量10kg~15kg
宇戸選手のトレーニングは、コンテスト前でもシーズン・オフでもあまり変わらない。週6日(日曜日は休み)、1日平均2時間というのがペースである。ただ、コンテスト前になると時間のとり方を変える。ふだんは夕方5~7時であるが、これを午前10~11時、夕方4~5時にする。
彼のトレーニングは、必ずパートナーとともに行う。例えば、バー・ディップスなどでは身体をおろしたとき、パートナーに上から重量をかけてもらう、という具合である。そしていずれの種目も極限まで、もうこれ以上あがらないという回数までやる。休息は30秒以内と、時間の割にはすごいハード・トレーニングである。
彼の場合、いまは6分の出来であるが、2カ月もあれば十分ベストにもっていけるという。ある程度のデフィニションをつけるだけなら1カ月あればできる。
彼のトレーニングは、必ずパートナーとともに行う。例えば、バー・ディップスなどでは身体をおろしたとき、パートナーに上から重量をかけてもらう、という具合である。そしていずれの種目も極限まで、もうこれ以上あがらないという回数までやる。休息は30秒以内と、時間の割にはすごいハード・トレーニングである。
彼の場合、いまは6分の出来であるが、2カ月もあれば十分ベストにもっていけるという。ある程度のデフィニションをつけるだけなら1カ月あればできる。
(胸)●バー・ディップス
(胸)●ツー・ハンディッド・ダンベル・プルオーバー 重量40kg
(背)●フロント・レイズ
(腕)●バーベル・カール 重量30kg~60kg
(腕)●ベンチ・プレス 重量60kg~140kg
(胸)●インクライン・ダンベル・プレス
シーズン・オフのいまは食事にはあまり気をつかっていない。なんでもバリバリ食べているが、やはり、肉と野菜が中心である。もちろんコンテスト前になれば徹底的な食事調整を実行する。
この日に見た宇戸選手の印象は、脚、とくにカーフはコンテストのときより良く見えた。しかし、上半身、なかでも腹筋はいくらかキレがなくなっていたようだ。
これからの目標は、当然8月の選抜コンテストに勝ち、秋のユニバースということになるが、当面のライバルは須藤選手である。昨年度のミスター日本の面目にかけても絶対に負けられないという。素質に恵まれ、真面目で努力家の彼のことだ。きっと世界の檜舞台で活躍してくれるに違いない。
この日に見た宇戸選手の印象は、脚、とくにカーフはコンテストのときより良く見えた。しかし、上半身、なかでも腹筋はいくらかキレがなくなっていたようだ。
これからの目標は、当然8月の選抜コンテストに勝ち、秋のユニバースということになるが、当面のライバルは須藤選手である。昨年度のミスター日本の面目にかけても絶対に負けられないという。素質に恵まれ、真面目で努力家の彼のことだ。きっと世界の檜舞台で活躍してくれるに違いない。
(腕)●シット・アップ
(腕)●スコール・カール 重量30kg~50kg
(胸)●サイド・ベンド
月刊ボディビルディング1974年4月号
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