第九回 一九七四年度 全日本パワーリフティング選手権大会
ヘビー級の激突 仲村、足立を制す
月刊ボディビルディング1974年7月号
掲載日:2018.07.21
戦いすんで……お互いの健闘をたたえ合う足立(左)と仲村
第9回全日本パワーリフティング選手権大会は、5月19日、東京・新宿のスポーツ会館で行われた。
出場選手が26名と少なかったことと、今年からデッド・リフトが廃止になったことも重なって、なんとなく盛りあがりの少ない大会であった。
さらに大阪の伊集院、福岡の市丸といった強豪も不参加とあって、記録的にもいまひとつ物足りなかった。
そんな中にあって、ヘビー級の仲村、足立の手に汗にぎる激突はまさに圧巻であった。
まずベンチ・プレスで仲村が187.5kgの新記録をマークすれば、スクワットでは足立が277.5kgと自己のもつ日本記録をあっさり更新。
足立はさらに282.5kgという日本人としては前人未踏の記録に挑戦したが、これは惜しくも失敗。結局、トータル457.5kgの日本記録を出した仲村が日本一の怪力男となった。
各クラスの優勝者は
出場選手が26名と少なかったことと、今年からデッド・リフトが廃止になったことも重なって、なんとなく盛りあがりの少ない大会であった。
さらに大阪の伊集院、福岡の市丸といった強豪も不参加とあって、記録的にもいまひとつ物足りなかった。
そんな中にあって、ヘビー級の仲村、足立の手に汗にぎる激突はまさに圧巻であった。
まずベンチ・プレスで仲村が187.5kgの新記録をマークすれば、スクワットでは足立が277.5kgと自己のもつ日本記録をあっさり更新。
足立はさらに282.5kgという日本人としては前人未踏の記録に挑戦したが、これは惜しくも失敗。結局、トータル457.5kgの日本記録を出した仲村が日本一の怪力男となった。
各クラスの優勝者は
なお、スクワットで日本新記録を出した足立選手に最優秀選手賞が与えられた。
バンタム級優勝の猿渡選手
各クラス優勝者。左から仲村、吉田、村山、中尾、長野、富永、猿渡の各選手
フェザー級優勝の富永選手
ライト級優勝の長野選手
ミドル級優勝の中尾選手
ライト・ヘビー級優勝の村山選手
ミドル・ヘビー級優勝の吉田選手
ヘビー級優勝の仲村選手
ヘビー級スクワットで二七七・五㎏の日本新記録をマークし、最優秀選手賞を獲得した足立選手
本大会出場中最年長選手でありながら、健闘よくライト級2位に入賞した松尾春雄選手(46才)
月刊ボディビルディング1974年7月号
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