第2回ミスター・アポロ・コンテスト
新星榎本正司選手アポロを制す
月刊ボディビルディング1974年10月号
掲載日:2018.07.01
1974年度ミスター・アポロ・コンテストは9月1日、東京・日本青年館大ホールで行われ、全国各地から70名を超す選手たちが出場して、ミスター・アポロのタイトルを競い合った。
まずこの大会で特筆されるのは新星・榎本正司選手の出現である。かつて須藤孝三選手が見事なプロポーションと逞しい脚で颯爽とデビューし、いきなり1971年度ミスター日本5位に入賞してボディビルファンをアッといわせたが、この日の榎本選手もまさにその再現と言っても過言ではない。上半身、とくにキレのよい腹筋は抜群で、この日の話題を1人でさらってしまった。下半身もバルクはあるがキレがもう一つ不足していたが、この欠点さえ補えば10月5日のミスター日本コンテストのダークホースとなるだろう。ただポージングが規定時間をオーバーしてしまったのが惜しまれる。実力伯仲の選手がそろうミスター日本では、こんなちょっとしたミスが大きく影響してくるので、練習のときから充分留意する必要があろう。
こうして榎本選手のフレッシュな印象があまりにも強烈だったが、2位以下の選手たちも昨年よりは着実に進歩のあとをうかがえた。2位になった加藤一男選手(東京)以下上位に入賞した選手たちは1ヶ月後のミスター日本コンテストで、いずれも上位に進出するにちがいない。
3位以下の成績は次のとおり。
3位・三浦巌一(福島)、4位・牧島進一郎(福岡)、5位・石川長男(神奈川)、6位・古谷喜久男(東京)
なお、この日、来日中のジム・モリス('73ミスター・アメリカ)が特別ゲストとして、素晴らしい筋肉とポージングを披露した。また今年度のミスター日本を目指していちだんと逞しくなった須藤選手もゲスト・ポーザーとして登場した。
まずこの大会で特筆されるのは新星・榎本正司選手の出現である。かつて須藤孝三選手が見事なプロポーションと逞しい脚で颯爽とデビューし、いきなり1971年度ミスター日本5位に入賞してボディビルファンをアッといわせたが、この日の榎本選手もまさにその再現と言っても過言ではない。上半身、とくにキレのよい腹筋は抜群で、この日の話題を1人でさらってしまった。下半身もバルクはあるがキレがもう一つ不足していたが、この欠点さえ補えば10月5日のミスター日本コンテストのダークホースとなるだろう。ただポージングが規定時間をオーバーしてしまったのが惜しまれる。実力伯仲の選手がそろうミスター日本では、こんなちょっとしたミスが大きく影響してくるので、練習のときから充分留意する必要があろう。
こうして榎本選手のフレッシュな印象があまりにも強烈だったが、2位以下の選手たちも昨年よりは着実に進歩のあとをうかがえた。2位になった加藤一男選手(東京)以下上位に入賞した選手たちは1ヶ月後のミスター日本コンテストで、いずれも上位に進出するにちがいない。
3位以下の成績は次のとおり。
3位・三浦巌一(福島)、4位・牧島進一郎(福岡)、5位・石川長男(神奈川)、6位・古谷喜久男(東京)
なお、この日、来日中のジム・モリス('73ミスター・アメリカ)が特別ゲストとして、素晴らしい筋肉とポージングを披露した。また今年度のミスター日本を目指していちだんと逞しくなった須藤選手もゲスト・ポーザーとして登場した。
1位●榎本正司選手
2位●加藤一男選手
3位●三浦巌一選手
4位●牧島進一郎選手
5位●石川長男選手
6位●古谷喜久男選手
月刊ボディビルディング1974年10月号
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