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●日本ボディビル実業団第12回パワーリフティング選手権大会

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月刊ボディビルディング1978年8月号
掲載日:2018.07.28

年令を超越、己れに勝つ 努力賞に松尾春雄(50才)

 日本ボディビル実業団主催の第12回パワーリフティング選手権大会は、6月18日(日)、東京・新宿のスポーツ会館で開催された。

 競技種目はベンチ・プレス、スクワットの2種目、残念ながら日本新記録は生まれなかったが、ベテラン選手たちが相変わらずの健在ぶりをみせ、年令を超越した自己との戦いの素晴らしさは、日本新にも匹敵するもので、あった。(詳しい記録は本文ニュース欄に)

 各クラス優勝者
バンタム級 奥平交也 35才 T 280kg
フェザー級 吉井正知 28才 T 310kg
ライト級 長野武文 28才 T 340kg
ミドル級 魚好定夫 34才 T 370kg 
Lヘビー級 萬田幸雄 37才 T 370kg
Mヘビー級 前田都喜春 33才 T 405kg
ヘビー級 足立東雄 36才 T 430kg

(団体)
1 城谷酒店
2 住友金属小倉
3 富士通川崎
最高殊勲選手賞 前田都喜春
努力賞 松尾春雄 (ライト級3位)
優勝者(前列)と大会役員及び関係者たち。

優勝者(前列)と大会役員及び関係者たち。

50才にしてこの快挙。ライト級に出場した松尾春雄選手はベンチ・プレス1回目の試技で140kgに成功

50才にしてこの快挙。ライト級に出場した松尾春雄選手はベンチ・プレス1回目の試技で140kgに成功

50才にしてこの快挙。スクワットでは1回目の試技で165kgを上げ、トータル305kgで見事3位に入賞を果した。

50才にしてこの快挙。スクワットでは1回目の試技で165kgを上げ、トータル305kgで見事3位に入賞を果した。

無念!日本新の壁破れず

ライト級優勝の長野武文選手は1回目の試技で200kgに成功し、2回目の試技で日本新の220kgに挑戦するが失敗。続く3回目の試技でも上らなかった。

ライト級優勝の長野武文選手は1回目の試技で200kgに成功し、2回目の試技で日本新の220kgに挑戦するが失敗。続く3回目の試技でも上らなかった。

ミドル級優勝の魚好定夫選手。1回目の試技で215kgに成功し、2回目の試技で日本新の230kgを狙うが惜しくも失敗、3回目の試技でも上らなかった。

ミドル級優勝の魚好定夫選手。1回目の試技で215kgに成功し、2回目の試技で日本新の230kgを狙うが惜しくも失敗、3回目の試技でも上らなかった。

最高殊勲選手賞を獲得したMへビー級優勝の前田都喜春選手も1回目で260kgを上げた後、2回目の試技で280kgに挑戦したが失敗、そして3回目の試技での再挑戦もだめだった。

最高殊勲選手賞を獲得したMへビー級優勝の前田都喜春選手も1回目で260kgを上げた後、2回目の試技で280kgに挑戦したが失敗、そして3回目の試技での再挑戦もだめだった。

ヘビー級優勝の足立東雄選手。1回目の280kgに軽く成功して2回目の試技は日本新の310kg。しかしバーベルは上らず3回目は棄権した。

ヘビー級優勝の足立東雄選手。1回目の280kgに軽く成功して2回目の試技は日本新の310kg。しかしバーベルは上らず3回目は棄権した。

バンタム級優勝の奥平選手。2回目の試技で170kgを狙ったが惜しくも失敗。

バンタム級優勝の奥平選手。2回目の試技で170kgを狙ったが惜しくも失敗。

フェザー級優勝の吉井選手。2回目の試技で130kgに成功。

フェザー級優勝の吉井選手。2回目の試技で130kgに成功。

Lヘビー級優勝の萬田選手。2回目の試技で220kgに成功。さらに3回目で230kgを上げた。

Lヘビー級優勝の萬田選手。2回目の試技で220kgに成功。さらに3回目で230kgを上げた。

バンタム級・山下与喜選手(41)。惜しくも入賞はならなかったが、3回目の試技で155kgを上げて健闘。

バンタム級・山下与喜選手(41)。惜しくも入賞はならなかったが、3回目の試技で155kgを上げて健闘。

ミドル級5位の上谷司選手(40才)。2回目の試技で失敗した175kgを、3回目の試技では根性で上げる。

ミドル級5位の上谷司選手(40才)。2回目の試技で失敗した175kgを、3回目の試技では根性で上げる。

ボディ・コンテストでもトップ・クラスの野崎清重選手は3回目の試技で205kgに成功。ミドル級2位に入賞した。

ボディ・コンテストでもトップ・クラスの野崎清重選手は3回目の試技で205kgに成功。ミドル級2位に入賞した。

月刊ボディビルディング1978年8月号

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