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ニュース 1981年4月号

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月刊ボディビルディング1981年4月号
掲載日:2020.04.30

■有吉トレーニング・ジム、大分市にオープン!!

 15年前、東京でボディビルをはじめ、第一ボディビル・センター(現・平井センター)のコーチを務め、故郷、大分に帰ってからは大分トレーニング・センターのコーチを務めていた有吉勉氏が、このほど大分市にトレーニング・ジムを開設した。
 ジムは木造スレート葺で、すべで古材を利用し、基礎、内装、外装、看板等は有吉氏が日曜日や会社を終えてからコツコツと3ヵ月かけて仕上げ、器具もほとんど鉄工所の友人と製作した、いわゆる手造りのジムである。この頑張りが近所の評判となり、地元の新聞にも紹介され、ボディビルで鍛えた体力と根性はさすがと、大いにPRにも役立ったという。おかげで開設早々の小さなジムも続々とつめかけた入会者でうれしい悲鳴をあげている。
「1人のチャンピオン・ビルダーより、10人の健康者をモットーに、社会体育としてのボディビルを目指していきたい」と有吉氏は語っている。
[有吉トレーニング・ジムの内部]

[有吉トレーニング・ジムの内部]

■窪田先生を迎えて「ウェイト・トレーニング研修会」―福島県スポーツ指導者研修会

 去る1月25日、早稲田大学の窪田登教授を講師に迎えて「福島県スポーツ指導者研修会」が郡山総合体育館で開催された。
 当日は、県内の学校体育教師を中心に、一般の社会体育指導者、ボディビル愛好者など130名が集まり、午前中は「トレーニングの理論」「ウェイト・トレーニングの進め方」等を中心とした講義、午後は体育館トレーニング室でウェイト・トレーニングの実技指導を受けた。
 近年、寒い降雪の多い北国では、冬期の基礎体力づくりの一環として、学校のクラブ活動等に積極的にウェイト・トレーニングが取り入れられるようになったが、遺憾ながら正しい知識のもとでウェイト・トレーニングが活用されていないのが実情であった。そこで、この研修会を企画し県体育協会をはじめ各体育指導関係者に呼びかけたところ多くの賛同を得て、成功裡に開催することができた。
 当初、この企画をたてたときは、ウェイト・トレーニングに対する関心がこんなに大きいとは予想していなかっただけに、大変うれしく思うと同時に、ウェイト・トレーニングの指導を職業とする我々の責任の重大さを痛感した。
 これを機会に、ますますウェイト・トレーニングの普及に努力する所存ですが、今後、各地においてこのような研修会が積極的に開かれることを願って、ボディビルディング誌を通じてお知らせした次第です。
(福島総合トレーニング・センター=佐藤 忠)

■第1回ミスター全沖縄新人選手権大会
波平正安選手が優勝

 大会は浦添ボディビル・センター創立十周年記念を兼ね1月24日、浦添ボディビル・センターで開催された。
 当沖縄県では、年々ボディビル人口が増え、コンテストに出場したいと思っても、ミスター全沖縄コンテストではレベルが高くて出場できない選手が多いため、今年度から底辺育成を目的として、この新人選手権大会を毎年実施することにしたものである。
 当日の出場選手は30名。観客も満員御礼の盛況で、わざわざ御来場くださったにもかかわらず入場できなかった方々に誌上を借りてお詫びいたします。
 成績は次のとおり。
 
優勝・波平 正安(糸満BC、27歳、166cm、74kg)
2位 ・玉城紀子雄(浦添BC、22歳、167cm、72kg)
3位 ・西銘 昌伸(浦添BC、32歳、164cm、66kg)
<努力賞>喜納秀光(浦添BC)、黒島直治(八重山BC)
<年長賞>
金城盛雄(八重山BC、39歳)
本村信夫(浦添BC、37歳)
<有望新人賞>玉城秀一(浦添BC、32歳、160cm)
(写真・レポート=浦添ボディビルセンター・新垣清喜)
[第1回ミスター全沖縄新人選手権上位3名]

[第1回ミスター全沖縄新人選手権上位3名]

月刊ボディビルディング1981年4月号

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