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ニュース 1981年9月号

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月刊ボディビルディング1981年9月号
掲載日:2020.06.22

■JPA国際部ニュース・・・・・国際部長・吉田 進

①第2回世界女子パワーリフティング選手権大会の結果、および解説

1981年5月11、12日 於=ハワイ・シェラトンホテル
◎印は世界新記録を示す
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[解説]
◇44kg級---21歳の大学生、ドナ・ウィッカは、今年に入って、全米学生、全米選手権、そしてこの世界選手権と敗け知らずの3連勝。しかし、アメリカでは他に、ウエディング、ジョーンズらが、ほぼ同記録まで接近してきており、彼女にとって来年も良い年とするためには相当の努力が必要となりそうである。

◇48kg級---ベテラン、ディラードの独壇場であった。昨年、48.8kgの体重で52kg級を制したときの記録345kgから考えると、今年はあまり好調ではなかった様である。彼女はラリー・パシフィコを師と仰いで練習に励んでいるそうである。

◇52kg級---計量クラスのベストリフターを獲得したロバーツがなんといっても光っていた。5年前、オーストラリヤに女性リフターが数人しかいなかったころ、彼女がやっと80kgのスクワットをしていたという事実が信じられないほどの強さである。彼女は昨年は48kg級の優勝者で、今年はディラードとクラスを入れかえての戦いであったが、いつかディラードとの同クラスでの対決を見たいものである。

◇56kg級---優勝したゲイラ・クレインは、男子67.5kg級世界チャンピオン、リッキー・クレインの妹である。兄妹の世界チャンピオンは、世界広しといえども、他のスポーツを含めても、まずないのではなかろうか。ちなみに、彼らの父親もマスターの選手として活躍しており、まさにパワーリフティング一家である。

◇60kg級---アメリカの新人、タダロが優勝したが、このクラスは一番の激戦地帯であり、来年は400kg台の争いになりそうである。しかも、だれが優勝するかまったく予断を許さない興味深いクラスでもある。

◇67.5kg級---このクラスは60kg級とは違い、新婚ホヤホヤのウェイランドが2位以下に、何と137.5kgの大差をつけて優勝した。初対面の時、オーストラリヤのベブ・フランシス選手と間違えたほど筋肉の発達している選手で、試合の前日も、その筋肉美をおしげもなくプール・サイドで焼いていたのが印象的であった。

◇75kg級---ダークホース的な存在であったイギリスのオークスが優勝を飾った。優勝候補のアメリカのプトメイは、スクワットで世界記録の195kgを第2、第3試技で落し、デッド・リフトでも世界記録の205kgを同じく第2、第3試技で連続して失敗してしまった。練習時にはどちらも成功していたとのことだが、第1試技の重量から考えると、自信を持ちすぎて、重量を上げすぎたようである。

◇82.5kg級---ジャン・トッドを抜きかえして世界一の力持ち女性となったベブ・フランシスは、実際に会って見ると、女性でもここまで筋肉がつくものか、と思わせるほど、良く発達した体をしていた。上腕も40cmはありそうで大胸筋や僧帽筋の盛り上がりは100kg級のパワーリフターである私でも敗けるほどすごいものであった。対するビッキー・ガニアも、敗れはしたが、トータルでジャン・トッドの記録を抜き、また来年の勝負に大きな期待を持たせるのに十分の力のある選手である。

◇82.5kg以上級---どちらも新人であるアメリカのワンダー・ダンサーと、オーストラリヤのゲイル・マルホールの接戦であったが、わずかの差でワンダー・ダンサーに凱歌が上った。両選手ともまだ余力を残しているようであり、近い将来、女性のトータルも600kg台に突入しそうな勢いである。

■第4回ミスター浜松コンテスト、高田選手優勝

 梅雨のあがった7月12日、浜松市上西町のレインボー・プールの特設会場で第4回ミスター浜松コンテストが開催された。会場は朝早くからつめかけたボディビル・ファンやチビッコでプールの水も見えないほどの大入り。20名の出場選手も大いにハッスルして、大盛況のうちに大会の幕を閉じた。なお、ゲスト・ポーザーとして伊藤実、工藤敏蔵の2選手が華麗なポージングを披露して大会に花を添えた。成績は次のとおり。
[レポート・写真=吉田八十八]
記事画像2 [ミスター浜松コンテスト入賞者]

[ミスター浜松コンテスト入賞者]

第4回ミスター対馬コンテスト
前川佐文美選手が優勝

 1981年度第4回ミスター対馬ボディコンテストは、ゲストに蒲田孝行選手を迎えて、7月19日、対馬ビジター・センターで開催された。午前中はパワーリフティング競技会を行ない、ビルダーのレベルの向上と、パワーの伸びがはっきりと示された有意義な大会であった。コンテストの結果は次の通り。[レポート=藤井正通、写真=土井豊明]
記事画像4 [ミスター対馬コンテスト上位入賞者]

[ミスター対馬コンテスト上位入賞者]

月刊ボディビルディング1981年9月号

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