1978年度 IFBBユニバース速報
ヘビー・クラスで優勝したメンツァーを祝福するビル・パール
IFBB・JAPAN副会長 磯村俊夫
日本からは小野幸利、谷口明(以上ライト・クラス)、臼井オサム(ミドル・クラス)の3人の代表選手のほか、役員として松山令子(団長)、磯村俊夫(コーチ)、後藤紀久(審査員)の3名が同行した。
出場選手は世界の43ヵ国から80名の代表選手がエントリーしてきた。その中にはヘビー・クラス優勝候補筆頭のマイク・メンツァーを始め、ピーター・スタッチ、カルロス・ロドリゲス、トム・プラッツ、チェン・ウイントといった超大物が含まれている。これらの世界の強豪を相手に、日本代表の3選手はよく健闘したが、惜しくも決勝進出はならなかった。とくに谷口明選手は、入賞まであと一歩のところまでいきながら、僅少差で入賞を逸したのがまことに残念であった。
本大会には、今年もミスター・オリンピアで強敵ロビー・ロビンソンを破って再びタイトル・ホルダーとなったフランク・ゼーン、いまやアメリカの売れっ子の映画スター、ルウ・フェリーノ、世界中のビルダーから尊敬され慕われるビル・パールらが姿を見せて大会に花を添え、足の怪我も完治したフランコ・コロンブが元気にゲスト・ポーザーをつとめて観衆をわかせた。
(次号では、審査の内容や、エピソード、総会の模様などを含めて、コンテストの詳細をお知らせしますのでお楽しみに)
各クラスの入賞者は次のとおり。
ヘビー・クラス優勝●マイク・メンツァー
ミドル・クラス優勝●トム・プラッツ
ライト・クラス優勝●カルロス・ロドリゲス
ヘビー・クラス2位●ジュサップ・ウィルコッツ
ライト・クラス3位●ロベルト・ダントリンガー
ミドル・クラス2位●ピーター・スタッチ
ミドル・クラス3位●ダーシー・ベックルス
ライト・クラス2位●レナード・ヘルターニャ
ゲスト・ポーザー●フランコ・コロンブ
ヘビー・クラス比較審査で激闘を演じるジュサップ(左)とメンツァー
ミドル・クラスの比較審査風景。左から2人目が優勝したプラッツ
ライト・クラス。左から3人目が小野幸利選手
ミドル・クラスに出場した臼井オサム選手
ライト・クラスで健闘した谷口明選手
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