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今年、台風の目になるか!!関二三男選手40歳の挑戦

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月刊ボディビルディング1981年8月号
掲載日:2020.06.12
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日本パワーリフティングの育ての親と、自他ともに許す関二三男選手。今年、40歳。そして5年ぶりにボデイ・コンテストに向けて連日はげしいトレーニングに打ち込んでいる。

では先ず、関選手の現在のトレーニング法と食事法を紹介する前に、同選手のこれまでの戦績をちょっとあげてみよう。
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そして、これまでの関選手のパワー3種目のベスト記録は次のようである。
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ここ5年間というものは、現役選手として、あるいはJPA理事長として、ほとんどパワーリフティングに終始してきた関選手が、また、どうしてボディ・コンテストに挑戦する気になったのだろうか。しかも、今年40歳という年令にして……。

すでにこ存知の方もあろうが、関選手は、昨年末でアマチュア・パワーリフターを退き、1982年、つまり来年度よりIPF(世界パワーリフティング連盟)公認のプロ・パワーリフターとして活躍すべく、現在、申請中で、近く承認されることになっている。

そこで、現役選手時代の体重81~82kgを減量して、プロ・パワーリフターにふさわしい体型にしようと、持ち前の馬力にまかせて連日、ガンガンとヘビー・ウェイト・トレーニングに打ち込んだ。

その結果、3ヵ月後には体重も77kgとなり、しかも、各部のサイズは逆に増えていったのである。これに気をよくした関選手は、3月末、突然、ボディ・コンテストに挑戦することを決意したのである。

ちなみに、昨年5月から現在までの関選手の体重の変化を見てもらおう。
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以上の推移を経て、ここに掲げた写真の撮影日の7月4日現在の体重は73kg。まだ、全体的にカットの面では物足りないが、バルクに関しては申し分ない。現在の予定では、8月16日のミスター東京と11月のミスター日本に目標をしぼっているので、まだまだ調整期間もたっぷりあり、キャリア20数年を誇る関選手のこと、きっと最高調に仕上げて、今年のボディ・コンテスト界の台風の目になるにちがいない。

では次に関選手の最近のトレーニング法と食事法を紹介するが、6月12日、210kgのデッド・リフト中に背筋を切ってしまい、6月30日まで、スクワット、レッグ・カール、レッグ・エクステンション、シット・アップ、バック・プレスの5種目が全くできなかった。したがって、トレーニング法は普通時とケガをしていた時の2通りを紹介しよう。

≪普通時のトレーニング法≫
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≪ケガをしていた期間≫
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≪食事法≫
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昨年度全日本パワーリフティング選手権にて。このときの体重は81.8kg。

昨年度全日本パワーリフティング選手権にて。このときの体重は81.8kg。

昨年度全日本パワーリフティング選手権にて。この大会でライト・ヘビー級三連覇を果たす

昨年度全日本パワーリフティング選手権にて。この大会でライト・ヘビー級三連覇を果たす

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昭和49年6月、JFBBミスター東京コンテストに出場したとき。

昭和49年6月、JFBBミスター東京コンテストに出場したとき。

月刊ボディビルディング1981年8月号

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