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ニュース 1982年1月号

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月刊ボディビルディング1982年1月号
掲載日:2020.08.20

■第7回愛知県パワーリフティング新人選手権
11月8日 於・岡崎市体育館

 この大会は、県大会入賞者、及び県標準記録達成者を除いた新人選手による大会で、52kg級から82.5kg級までの6階級に44名の選手が集まり、各クラスとも2.5kg差の激戦を展開し、パワー王国、愛知の底辺の広さを見せつけた。
 なお、この日は高校選手権(別稿)も同時に行われたため、総参加者は60名となり、2面リングで実施しなければ競技が進行しないほどの盛況であった。記録は次のとおりである。 (記録=鈴木正之)
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■日本で初の高校生のパワーリフティング大会
~第1回愛知県高校パワーリフティング選手権~

 ウェイト・トレーニングであるボディビルとパワーリフティングの発展と普及を目指している愛知県協会では、体協加盟や国体種目への足がかりとして、以前から高校生によるパワーリフティング競技を考えていた。
 <日本で初の高校生>
すでに大学ではボディビル・コンテストやパワーリフティング競技会は行なわれているが、
これら競技の底辺の拡大を目指す協会の目標にそって、高校生の競技会を育成しなければ、底辺の拡大、ひいては体協加盟、団体参加などといっても、たんなる夢物語りとして終ってしまう。またせっかくパワーリフティングを始めた高校生に、その成果を発表する機会を与えてやらなければ、努力目標を失ない個人のトレーニング効果は元より、興味も半減させてしまうと思う。
 そこで愛知県では、昨年11月8日、愛知県新人選手権と同時開催したところ、4高校、16選手が集まり、第1回大会としては大成功であった。とくに、主力選手は全員2年生ということで、今後の成長が大いに楽しみである。
まさにパワーリフティングは老若男女を問わずできる競技であることを証明したともいえる。これを機会に他の都道府県でも実施されるよう希望します。(鈴木正之)
 上位入賞者の成績は次のとおり。
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■高校にパワーリフティング部誕生!!

◇愛知県岡崎市・城西高等学校
 城西高校は、部顧問の仲嶺朝堅先生の指導のもとに、昭和53年、同好会として発足し、54年、全国で第1号の歴史をつくった高校パワーリフティング部である。そもそも、最初、仲嶺先生が柔道の基礎トレーニングとして岡崎体育館のコーチ、川口耕二氏の指導でパワーリフテイングを勉強されたのがきっかけで、現在のひ弱な高校生を鍛えるには、このパワーリフティングがぴったりであることに着目し、早速、指導にのり出した。
いまでは先生自身もスクワット170kg、べンチ・プレス100kg、デッド・リフト170kgの記録をもつ立派なパワーリフターである。
 現在、部員数は1、2年生だけで20名おり、中でも2年生の佐々木、加藤、山下といった優秀選手がおり、将来、大いに楽しみなパワーリフティング部である。
岡崎市・城西高校パワーリフティング部◇愛知県名古屋市・緑高等学校

岡崎市・城西高校パワーリフティング部◇愛知県名古屋市・緑高等学校

緑高校は、佐藤英治先生が、高校の必須クラブ活動として、昭和50年、サーキット・トレーニング部を作り、そこでウェイト・トレーニングを指導しながら、パワーリフティング競技を発展させて、今日のパワーリフティング部が誕生した。佐藤先生は柔道の指導者(柔道3段)で、高校生の基礎体力養成にとくに力を入れ、必須クラブ部員(20名)とパワーリフティング部員(25名)を指導するほか、他の競技種目の選手も基礎トレーニングに来ており、幅広く指導されている。
名古屋市・緑高校パワーリフティング部

名古屋市・緑高校パワーリフティング部

■第2回埼玉県パワーリフティング選手権大会
昭和56年11月8日 於・志木市民体育館

〔註〕☆印は埼玉県新記録、オはオープン参加を示す。なお60kg級オープン参加の鳥沢選手はスクワットの特別試技で235kg、女子75kg級の今井選手もスクワットの特別試技で130kgと、共に日本新記録を樹立した。(記録=福屋好博・田代文寿)

〔註〕☆印は埼玉県新記録、オはオープン参加を示す。なお60kg級オープン参加の鳥沢選手はスクワットの特別試技で235kg、女子75kg級の今井選手もスクワットの特別試技で130kgと、共に日本新記録を樹立した。(記録=福屋好博・田代文寿)

■第4回大分県パワーリフティング選手権大会
昭和56年10月25日 於・大分トレーニング・クラブ

(記録=大分県パワーリフティング協会・小川精一)

(記録=大分県パワーリフティング協会・小川精一)

■第2回兵庫県パワーリフティング選手権大会
昭和56年11月15日 於・神戸市立中央体育館

〔註〕オはオープン参加、☆印は日本新記録を示す。(記録=兵庫県パワーリフティング協会理事長・吉田忠男)

〔註〕オはオープン参加、☆印は日本新記録を示す。(記録=兵庫県パワーリフティング協会理事長・吉田忠男)

吉田善明選手、ベンチ・プレス100kg級日本新記録達成

吉田善明選手、ベンチ・プレス100kg級日本新記録達成

■JPA国際部ニュース……国際部長・吉田進

①カナダ・パワーリフティング選手権大会
1981年7月31日、8月1日 於・オンタリオ

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②北ヨーロッパ・パワーリフティング選手権
1981年9月11日~13日 於・ストックホルム

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③全英女子パワーリフティング選手権優勝者
1981年10月4日 於・ワルサール

〔註〕☆印はイギリス新記録

〔註〕☆印はイギリス新記録

④チェコスロバキア・パワーリフティング選手権大会優勝者

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■第7回中部日本パワーリフティング選手権大会
11月22日 於・東部トレーニング・センター

〔註〕○印は大会記録、◎は中部日本新記録、☆印は日本新記録を示す。なお、女子の部にオープン参加した松本宣子選手(三重県・101kgヘビー級)は、デッド・リフトで160.0kgの日本新記録を出した。 (吉田八十八)

〔註〕○印は大会記録、◎は中部日本新記録、☆印は日本新記録を示す。なお、女子の部にオープン参加した松本宣子選手(三重県・101kgヘビー級)は、デッド・リフトで160.0kgの日本新記録を出した。 (吉田八十八)

■第12回愛媛県パワーリフティング選手権大会
11月15日 於=松山市・イヨテツスポーツセンター

〔註〕☆印は愛媛県新記録を示す。 (記録=岡崎努)

〔註〕☆印は愛媛県新記録を示す。 (記録=岡崎努)

■1981年度ミスター&ミス・インターナショナル・フィジーク・コンテスト、粟井選手優勝

 日米親善ミスター&ミス・インターナショナル・フィジーク・コンテストは、日米の男女選手が出場して10月4日米軍岩国基地内のサクラ劇場にて開催された。まだ、ゲストには見事なカムバックを遂げた小先秀雪選手をはじめ、
パワーリフティングの世界的選手、ハーブ・ガウィング氏などが出演して、素晴らしい演技を見せてくれた。また、同時開催の日米親善腕角力大会と女性のフィジーク・コンテストには、当地のテレビ局が特に関心を示した。
 コンテストの成績は次の通り。 (広島トレーニング・センター会長・金沢利翼)
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左からオジェール・レジスター、キロル・アシイ、ボッブ・グット・ロウ、貞光恵子さん、粟井直樹選手

左からオジェール・レジスター、キロル・アシイ、ボッブ・グット・ロウ、貞光恵子さん、粟井直樹選手

■那覇ボディビル・センター創立10周年記念パーティー開かれる

 昭和46年9月、日本ボディビル協会の公認ジムとして、沖縄県下で2番目に開設された那覇ボディビル・センター(比嘉稔会長)の創立10周年記念祝賀会は、'80ミス・ボディビル実業団の西脇美智子選手をゲストに迎えて11月15日那覇市の“こくら会館”で盛大に開かれた。
 当日、10周年を祝ってボディビル関係者を中心に150名の参加者があったが、その中には、アマチュア時代に、このジムで練習した具志堅用高選手や、仲村昌英氏、フリッパー上原選手、金城正秀選手らの顔も見えた。
 那覇ボディビル・センターは、この10年の間に全入会者数は千数百人を数え、現在の沖縄県のボディビル・ブームの口火を切ったジムである。また、会長の比嘉稔氏は、沖縄県ボディビル協会理事長、沖縄県パワーリフティング協会副会長をつとめ、ボディビルの普及・発展に頑張っている。
 (写真・レポート=津波古勝三)
創立10周年のお祝いいかけつけた、左から沖縄共栄ジムの上原会長、具志堅選手、西脇さん、那覇ボディビル・センターの比嘉稔会長

創立10周年のお祝いいかけつけた、左から沖縄共栄ジムの上原会長、具志堅選手、西脇さん、那覇ボディビル・センターの比嘉稔会長

■1981年度第11回世界パワーリフティング選手権
11月5日~8日 於=インド・カルカッタ

〔註〕1位の伊佐川選手と3位のハッタネンは、ドーピング・テストの結果、プラス反応が出たため失格となる。なお、60kg以下についてはドーピング検査の結果が不明につき、次号に。

〔註〕1位の伊佐川選手と3位のハッタネンは、ドーピング・テストの結果、プラス反応が出たため失格となる。なお、60kg以下についてはドーピング検査の結果が不明につき、次号に。

■IFBBミスター山口コンテスト、坂田優勝

 第14回IFBBミスター山口コンテストは、6月7日、小月サンモールで開催され、素晴らしいデフィニションを誇る坂田選手が優勝した。
 上位6位までの入賞者は次のとおり。 (写真・レポート=服部光次)
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IFBBミスター山口コンテストの入賞者たち

IFBBミスター山口コンテストの入賞者たち

月刊ボディビルディング1982年1月号

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