★第16回全日本東西対抗学生ボディビル選手権大会★
学生チャンピオンは今鶴(明大)に!
東日本チャンピオンの保川(東大)、西日本チャンピオンの長谷部(京大)、関東を制しながら東日本で保川に敗れた今鶴(明大)。この3強を中心にした優勝争いの中から抜き出たのは、
東日本大会の雪辱に燃え、これまでにない気迫を見せた今鶴である。今鶴はポージングの改良に加え、その全身の迫力で他を圧していた。
つづいて、大量7名の選手を送り込んだ西の強豪・京都大学を率いる長谷部が第2位に。最も多くの部分賞を獲得しながら、全体のバランスで今一歩およばなかった保川は第3位にとどまる。
東西両軍選手20名全員の合計点で争う東西対抗戦は、東軍(関東・東北・北海道連盟)が7180点で、西軍(関西・中部・九州連盟)の6510点を押えた。
表彰台に上がった、左から3位・保川、1位・今鶴、2位・長谷部。いずれも4年生。学生時代最後の晴れ姿である。
優勝・今鶴治信(明治大)関東以外のタイトルを取ることができずにいたが、学生時代最後の試合で見事に頂上をきわめる。
2位・長谷部節(京都大)前年の先輩武内の優勝に続くことこそできなかったが、西軍ナンバーワンの面目躍如
3位・保川清(東京大)長く関東学連の人気者だった。今鶴に再逆転されたものの、3つの部分賞をとって実力を示す。
4位・青野隆宏(西南学院大)筋肉の質の良さが買われて堂々4位に食い込む。腹の部分賞も獲得。
5位・清水博之(早稲田大)均整のとれた大型選手。来年度の有力な優勝候補である。
6位・大木本芳弘(近大工学部)力感あふれるバルキーな体は、来年度が大いに楽しみ。
7位・水谷幸男(京都工繊大)前年の第2位から今回はしぼりに徹しての出場だったが、やや不本意な結果に。
8位・高橋重信(東北学院大)東日本大会3位入賞時ほどの鋭さに欠け、第8位に終わる。
9位・郡山洋(明治大)躍進の中心的存在だった今鶴ら現4年生が抜けたあとの明大を支える。
10位・大河原久典(神奈川大)地味ながら、バランスの良さで着実に入賞を果たす。
腹の部分賞を争う上位入賞者。左から保川、今鶴、清水、青野、水谷
モストマスキュラーマンをかけての戦い。左から大木本、東日本チャンピオン・保川、西日本チャンピオン・長谷部
ゲストポーザー・石井直方選手。学生のタイトルを総ナメにし、今またミスター日本のタイトルをも獲得した石井選手は、学生のビルダーにとって最高の目標である
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