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月刊ボディビルディング1983年10月号
掲載日:2020.12.16

第1回全日本高等学校パワーリフティング選手権大会成績表
58年8月7日於·志木市民体育館

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■全日本高等学校パワーリフティング連盟公認記録
(昭和58年8月7日,第1回全日本高等学校パワーリフティング選手権大会にて認定。)

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開会式

開会式

男子60kg級優勝,最優秀選手賞,千坂成也選手

男子60kg級優勝,最優秀選手賞,千坂成也選手

〔各級優勝者]

〔各級優勝者]

女子67.5 kg級優勝加藤克美選手

女子67.5 kg級優勝加藤克美選手

■JPA国際部ニュース・・・国際部長·吉田進

①盛んになる世界の女子パワーリフティング

 IPF女子委員長ジャン·トッド女子からの手紙によれば,増加する女性パワーリフターのためにIPF公認の2つの国際大会が追加されるという。1つは今年9月24日にアメリカのインディアナ州で行なわれる北米女子パワーリフティング選手権大会。この大会は,アメリカとカナダからそれぞれ10名のリフターを選び, IPFのドラッグ·テストのもとで行なうものであり,当然,この大会で出た記録は公認されることとなる。
 もう1つの大会は,今年12月2日,3日に西ドイツで行なわれる女子ヨーロッパ選手権大会である。 ヨーロッパでは男子の選手権大会に関しては,すでに長い歴史があるのだが,女子はアメリカなどに比べて比較的遅れていただけに, これを期に多くの女性リフターが登場してくることが予想される。

②ベンチ·プレスの大記録

 アメリカで毎年行なわれる行事に「ボディ·エクスポ」(「肉体博覧会」とでも訳すのだろうか)という大会があるのだが,この中の世界記録挑戦会で, 110kg級のジェフ·マグルーダーがベンチ·プレスに挑戦する一コマがあった。
 彼は現在,270kgのベンチ・プレスの世界記録保持者であり,この挑戦会では2回目の試技で272.5kgに挑んだ。これは惜しいところで腕が伸びきらず失敗したものの, 3回目は観客の大声援を受けて見事に成功。ただし,これは3種ではなく,ベンチ·プレス1種目だけの挑戦であったため,IPFの公認記録とはならない。
 また, この挑戦会で,マグルーダーの友人ビル·エニスは,ベンチ·プレスの記録が220kg程度であるにもかかわらず,マグルーダーの1回目と2回目の試技の間の時間を稼がせるために,無理を承知で265kgに挑戦し,後でしみじみと 「265kgの重さが骨身にしみてわかったよ」と言ったそうである。

③ラインホルトの近況

 70年代後半のパワーリフティング界のスーパースター,ドン·ラインホルト。 165kgの体重でスーパーヘビー級の世界記録を長い間にわたって保持し続けた男であるが, ここ2~3年,公式試合に姿を現わしていない。その彼の近況が国際部に入ったのでお伝えしよう。
 現在の体重は127kg。トレーニングは続けているが,体重を増やすつもりはなく,いたって健康。時々デモンストレーションのため地方の大会に出る以外は試合に出ず,若いアメリカンフットボール選手たちのトレーニング・コーチをしているということである。

■第11回ミスター新潟ボディビル・コンテスト
一般・新井弘道 新人・大湊富士男優勝

 コンテストは去る8月7日,ゲストに宮畑豊選手, ミスアジア2位の飯島ゆりえさんを迎えて,三条厚生福祉会館で盛大に行われた。成績は次のとおり。
(写真・レポート=小林秀雄)
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[ミスター新潟コンテスト入賞者]

[ミスター新潟コンテスト入賞者]

月刊ボディビルディング1983年10月号

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