ニュース 1984年6月号
月刊ボディビルディング1984年6月号
掲載日:2021.02.12
■第12回東京都パワーリフティング選手権大会
昭和59年4月8日 於・東京YMCA
[註]☆印は日本新、◎印はジュニア日本新を示す
(記録・伊東亜細亜)
■第17回1984年度春季愛媛県パワーリフティング選手権大会
3月25日 於・イヨテツスポーツセンター
[註]○高印は高校新、○日印は日本新、○オ印はオープンを示す
(愛媛県パワーリフティング協会理事長・岡崎 努)
■第4回愛知県女子、第6回愛知県高校春季パワーリフティング選手権
(4月15日、愛知県体育館)
(愛知県パワーリフティング協会理事長・尾田秀男)
[愛知県女子、愛知県高校春季パワーリフティング選手権大会優勝者]
■第7回埼玉県パワーリフティング選手権大会
昭和59年4月1日 於・志木市民体育館
(記録・横溝貞雄)
■第1回埼玉県ジュニア・高校パワーリフティング大会成績(1984.4.22)
(記録=福屋好博・山口茂嘉)
■第1回札幌男女パワーリフティング選手権大会
1984年4月22日 於・パワー充星
[註]☆印は北海道新記録
(記録=金沢恒寿)
■近藤充博選手16人抜き・・・・・勝抜き腕相撲情報
テレビ東京の勝抜き腕相撲で4月11日,歴代チャンピオンの中で最重量(125kg)の今泉選手を破って第45代チャンピオンになった近藤充博選手(谷田部ボディビルクラブ所属)はボディビル歴6年、33歳。身長162cm、体重66kgと軽量ながら、4人目、清水潔(体重95kg、ボディビル歴17年、インストラクター)戦、5人目、小野良典(体重105kg)、戦など、重量級選手を破って4月18日、10人抜きを達成。4月23日、16人目の梅井淳也選手(体重115kg)に勝ったが、17人目でついに田中雅弘選手に破れた。
田中選手(46代目、31歳、171cm、71kg)は2人抜きにとどまり、翌24日、47代目チャンピオンになった佐久間政紀選手(18歳、173cm、63kg)も3人抜きで4月26日、渡辺和典選手に破れた。
渡辺選手(48代目)は34歳、180cm、85kgで、10人目の木村清一選手(ユニコーン)に辛うじて勝ったが、5月4日、14人目の瀬端功司選手に敗れた。瀬端選手(49代目、22歳、171cm、71kg)が5人抜いたあと、永井、荒井、北島、桜井、河原、石塚、村田とチャンピオンが目まぐるしく入れかわり、5月24日、第57代目チャンピオン、永野徳二選手(19歳、172cm、70kg)が5人抜いたあと徳山康二選手に敗れた。
田中選手(46代目、31歳、171cm、71kg)は2人抜きにとどまり、翌24日、47代目チャンピオンになった佐久間政紀選手(18歳、173cm、63kg)も3人抜きで4月26日、渡辺和典選手に破れた。
渡辺選手(48代目)は34歳、180cm、85kgで、10人目の木村清一選手(ユニコーン)に辛うじて勝ったが、5月4日、14人目の瀬端功司選手に敗れた。瀬端選手(49代目、22歳、171cm、71kg)が5人抜いたあと、永井、荒井、北島、桜井、河原、石塚、村田とチャンピオンが目まぐるしく入れかわり、5月24日、第57代目チャンピオン、永野徳二選手(19歳、172cm、70kg)が5人抜いたあと徳山康二選手に敗れた。
[巨漢チャンピオン、今泉選手を下した近藤選手]
■JPA国際部ニュース・・・・・国際部長・吉田 進
◎ハワイ国際招待パワーリフティング選手権大会
今月号の国際部ニュースは、先日行なわれたハワイ国際招待パワーリフティング選手権のレポートです。写真は、現在ハワイでパワーリフティング修業中の比嘉隆夫選手の撮影によるもので、このレポートもハワイから帰国した因幡選手の話と比嘉選手のレポートから構成したものです。なお、この招待選手権の公式記録は、4月下旬の現時点で、まだ日本へ送られてきていないので、来月号に掲載する予定です。今大会もまた多くの世界記録が塗り変えられた。
まず、オープン参加の女性リフター、ローリー・オカミが48kg級のベンチプレスで85kgの世界新記録。日本からただ1人参加の因幡選手が56kg級スクワット242.5kgの世界新記録(この大会ではドラッグテストはなかったと因幡選手は報告しているので、これは未公認になる模様)。
2月に日本へ来たフレッド・ハットフィールドは、約束どおり125kg級(体重111.6kg)で416kgのスクワット世界新記録。これを軽く上げたあと、公式では史上最強にあたる1,000ポンド(453.5kg)に挑戦したが、これは重すぎてつぶれてしまった。しかし今の彼の力では430kgぐらいは上がるだろうというのが実際に見た2人の意見である。彼はトータル992.5kgと世界記録まであと一歩のところへ来ている。(なお、トータルの世界記録は110kg級はJ・クックの1,000kg、125kg級はE・ハケットの1,005kg)
この大会のもう1つの見ものは、ベンチプレスのスペシャリスト、テッド・アーシディーが何kgを上げるかであった。この大会で彼はスーパーヘビー級にエントリーし、あの不滅と思われたカズマイヤーの300kgに挑戦した。
1回目、275kgをいつものように爆発的スピードで成功し、2回目、早くも302.5kgの世界新に挑んだ。しかしこれはわずかに左右のバランスが崩れて失敗。3回目も同じく302.5kg。これも上げたのだが、途中で一瞬止ったため、また失敗。ここであきらめるかと思われたが、場内3,000人の大声援の中、4回目の特別試技でさらに同重量に挑戦。場内が静まり返る中、こんどは軽々と成功し、うれしさのあまり自分のベルトを観客席に投げてしまったそうである。
まず、オープン参加の女性リフター、ローリー・オカミが48kg級のベンチプレスで85kgの世界新記録。日本からただ1人参加の因幡選手が56kg級スクワット242.5kgの世界新記録(この大会ではドラッグテストはなかったと因幡選手は報告しているので、これは未公認になる模様)。
2月に日本へ来たフレッド・ハットフィールドは、約束どおり125kg級(体重111.6kg)で416kgのスクワット世界新記録。これを軽く上げたあと、公式では史上最強にあたる1,000ポンド(453.5kg)に挑戦したが、これは重すぎてつぶれてしまった。しかし今の彼の力では430kgぐらいは上がるだろうというのが実際に見た2人の意見である。彼はトータル992.5kgと世界記録まであと一歩のところへ来ている。(なお、トータルの世界記録は110kg級はJ・クックの1,000kg、125kg級はE・ハケットの1,005kg)
この大会のもう1つの見ものは、ベンチプレスのスペシャリスト、テッド・アーシディーが何kgを上げるかであった。この大会で彼はスーパーヘビー級にエントリーし、あの不滅と思われたカズマイヤーの300kgに挑戦した。
1回目、275kgをいつものように爆発的スピードで成功し、2回目、早くも302.5kgの世界新に挑んだ。しかしこれはわずかに左右のバランスが崩れて失敗。3回目も同じく302.5kg。これも上げたのだが、途中で一瞬止ったため、また失敗。ここであきらめるかと思われたが、場内3,000人の大声援の中、4回目の特別試技でさらに同重量に挑戦。場内が静まり返る中、こんどは軽々と成功し、うれしさのあまり自分のベルトを観客席に投げてしまったそうである。
[242.5kgのスクワットに成功した因幡選手。カゼと練習不足ながら本番ではさすがに強い]
[アーシディーは58cmの太い腕で302.5kgの世界新に成功]
[110kg級優勝のラドニエ405kgのスクワット。しかしこれは失敗。首の太さに注目]
月刊ボディビルディング1984年6月号
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