1982年度第28回JFBBミスター日本コンテスト
躍進 小山裕史、全日本を制覇
2位・朝生、3位・粟井
月刊ボディビルディング1982年12月号
掲載日:2019.04.18
本年度日本ナンバーワン・ビルダーを決める、第28回JFBBミスター日本コンテストは、全国の予選を勝ち抜いた42選手が出場して、大阪・髙島屋ローズシアター・ホールで盛大に開催された。
今大会から身長別によるクラス分けがなくなり、第一次予選、第二次予選で12名の決勝進出者を選出し、決勝審査で総合順位を決定するという以前の方法にもどって審査が行われた。
優勝争いは、初の全国制覇を目指して絶好調に仕上げた宮畑、昨年の雪辱を果たし2回目の優勝を狙う朝生、選抜、アポロを勝って躍進著しい小山、実業団青年の部で優勝し、いちだんと迫力を増した粟井の4選手による近年まれにみる大接戦となったが、小山選手が頭ひとつリードして優勝、念願の全国制覇をなし遂げた。そして2位に朝生、3位に粟井、4位に宮畑が選ばれた。
優勝した小山は、強いて欠点をあげるとすれば、カーフと上腕三頭筋が少し弱かったが、その他の部分はほぼ完璧で、6つの部分賞のうちの4つとモストマスキュラーマンをとったことからもその好調さがうかがえよう。
今大会から身長別によるクラス分けがなくなり、第一次予選、第二次予選で12名の決勝進出者を選出し、決勝審査で総合順位を決定するという以前の方法にもどって審査が行われた。
優勝争いは、初の全国制覇を目指して絶好調に仕上げた宮畑、昨年の雪辱を果たし2回目の優勝を狙う朝生、選抜、アポロを勝って躍進著しい小山、実業団青年の部で優勝し、いちだんと迫力を増した粟井の4選手による近年まれにみる大接戦となったが、小山選手が頭ひとつリードして優勝、念願の全国制覇をなし遂げた。そして2位に朝生、3位に粟井、4位に宮畑が選ばれた。
優勝した小山は、強いて欠点をあげるとすれば、カーフと上腕三頭筋が少し弱かったが、その他の部分はほぼ完璧で、6つの部分賞のうちの4つとモストマスキュラーマンをとったことからもその好調さがうかがえよう。
2位の朝生は、全身的にカットが甘くアジア選手権で優勝したときほどの迫力が見られなかった。やはり2ヵ月近くピークを維持することのむずかしさを知らされた。
粟井、宮畑は、共に過去最高の仕上がりだったが、完璧に近い小山の前に涙をのんだ。
その他目立った選手としては6位の松原、7位の押方の関西勢2人。奥田選手は昨年と同じでいまひとつ力が足りなかった。
粟井、宮畑は、共に過去最高の仕上がりだったが、完璧に近い小山の前に涙をのんだ。
その他目立った選手としては6位の松原、7位の押方の関西勢2人。奥田選手は昨年と同じでいまひとつ力が足りなかった。
◆入賞者と部分賞は次のとおり。
優勝・小山裕史(25歳、173cm)
2位・朝生照雄(32歳、165cm)
3位・粟井直樹(29歳、170cm)
4位・宮畑 豊(41歳、165cm)
5位・奥田孝美(31歳、167cm)
6位・松原 博(33歳、166cm)
7位・川上昭雄(34歳、160cm)
7位・塚本猛義(32歳、169cm)
7位・押方兼二(33歳、169cm)
7位・広田俊彦(24歳、169cm)
7位・高西文利(27歳、170cm)
7位・比嘉正達(28歳、175cm)
[註]7位の順序は身長順
2位・朝生照雄(32歳、165cm)
3位・粟井直樹(29歳、170cm)
4位・宮畑 豊(41歳、165cm)
5位・奥田孝美(31歳、167cm)
6位・松原 博(33歳、166cm)
7位・川上昭雄(34歳、160cm)
7位・塚本猛義(32歳、169cm)
7位・押方兼二(33歳、169cm)
7位・広田俊彦(24歳、169cm)
7位・高西文利(27歳、170cm)
7位・比嘉正達(28歳、175cm)
[註]7位の順序は身長順
◆部分賞
胸・背・脚・首・モストマスキュラーマン―小山裕史
腕―奥田孝美 腹―比嘉正達
腕―奥田孝美 腹―比嘉正達
優勝・小山裕史選手
2位・朝生照雄選手
3位・栗井直樹選手
4位・宮畑豊選手
5位・奥田孝美選手
6位・松原博選手
7位・川上昭雄選手
7位・塚本猛義選手
7位・押方兼二選手
広田俊彦選手
7位・高西文利選手
7位・比嘉正達選手
ライトを暗くし、シルエットで見せる杉田茂選手と三角しのぶさんのデュエル・ポージング
★1982年度第28回ミスター日本コンテスト出場選手★
月刊ボディビルディング1982年12月号
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