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ニュース 1983年3月号

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月刊ボディビルディング1983年3月号
掲載日:2020.10.08

■JPA国際部ニュース……国際部長・吉田進

①デッド・リフト900ポンド(408kg)の壁、ついに破られる

 パワーリフティングの世界で最も記録の伸びの大きいのがスクワットとすれば、デッド・リフトはその扱う重量の大きさから見れば伸びは小さいといえる。特にヘビー・クラスのデッド・リフトでは、握力の限界の方が背筋力より弱いため、せっかく引き上げたバーをひざ上で落とすことが多く、近年その伸びは止まっているかのように見える。

 今まで最高重量デッド・リフトは、スーパー・ヘビー級のカズマイヤーが出した886ポンド(402kg)であった。そして900ポンドの壁は、すぐにもこのカズマイヤーに破られると思われたのだが、この1~2年の間、彼は2,3の試合で900ポンドに挑んだものの、やはり握力の限界から太モモあたりで手をすべらせてしまい、ついにその壁を破れずここに至ったのである。

 ところが、その壁をあっさりと破った男がいる。昨年12月12日、オハイオ州で行われたレイク・エリー・オープン選手権大会で、125kg級のダニー・ウォルバーが900ポンドに成功したのである。実際の重量は、バーベルの再検量により904ポンド(410kg)あることがわかった。

 彼は一昨年のインドでの世界大会にアメリカ代表として110kg級に出場しており、この時はスクワット380kg台、ベンチ170kg台、デッド・リフト370kg台の力の選手であった。世界大会では逆転のデッド・リフト380kg台を引きながらも、フィニッシュで手をすべらして惜しくも優勝を逃した体験の持主である。

 しかも悪いことに、インドから帰ってからは半年間、マラリアに悩まされ、この大会がカムバック第1戦だったのである。1クラス上げて124.8kgの体重で出た彼は、スクワット435kg、ベンチ185kg、デッド408kg、トータル1.028kgと
、素晴らしいカムバックぶりを見せてくれた。彼の次の目標は、4月のハワイ国際招待試合でスーパーヘビー級のスクワット世界記録445kgを125kg級で破ることである。

②西ドイツ・パワーリフティング選手権大会 1982年9月24日~26日 於・シュロペンハウゼン市

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③ノルディック・ジュニア選手権大会(スウェーデン、フィンランド対抗試合) 1982年11月14日 マリーハムン市(フィンランド)

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■第11回中部日本学生新人パワーリフティング大会 昭和57年12月12日 於・中京大学体育

(中部日本学生パワーリフティング連盟理事長・水野重生)

(中部日本学生パワーリフティング連盟理事長・水野重生)

■第24界全九州学生パワーリフティング大会 昭和57年12月19日 於・長崎大学

(記録=九州学進・中井清典)

(記録=九州学進・中井清典)

■IPF公認パワーリフティング男子世界記録表 1982年10月31日現在

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■IPF公認パワーリフティング女性世界記録表 1982年10月31日現在

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■JPA(日本パワーリフティング協会)公認男子日本記録表 昭和58年1月1日現在

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■JPA(日本パワーリフティング協会)公認女子日本記録表 昭和58年1月1日現在

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■JPA(日本パワーリフティング協会)公認ジュニア男子日本記録表 昭和58年1月1日現在

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■JPA(日本パワーリフティング協会)公認ジュニア女子日本記録表 昭和58年1月1日現在

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■第1回エビス・パワーリフティング大会成績 58年1月22日 於=エビス・トレーニング・センター

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月刊ボディビルディング1983年3月号

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