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1985年日本ボディビル実業団第20回ミスター、第8回ミス、第4回ペア・ボディコンテスト

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月刊ボディビルディング1985年11月号
掲載日:2021.08.25

吹き荒れる北村旋風、青年の部を制す 壮年の部は押方兼二、執念の勝利
(ミスの部)田吹美智代、悲願の優勝 ペアの部は押方・長宗ペアに栄冠

左から壮年の部1位・押方、ミスの部1位・田吹、青年の部1位・北村

左から壮年の部1位・押方、ミスの部1位・田吹、青年の部1位・北村

 大会は、9月8日、東京・読売ホールに青年の部37名、壮年の部26名、ミスの部56名、ペアの部6組、合計120名を越す選手団と、超満員の観衆を集めて、盛大に開催された。

 まず青年の部では、優勝候補の筆頭と下馬評の高かった北村克己。今回、ややカット不足であったが、彼自慢の圧倒的なバルクは、観衆の目を楽しませるのに十分であった。その北村に堂々と対抗したのが新井弘道。新井は過去最高の仕上りで、デフィニッション抜群。北村と並べても迫力では決して見劣りしなかった。しかし、北村はそのスケールの巨大さで、新井を押さえて優勝。ミスター東京、実業団を制覇した北村旋風が、ミスター日本の檜舞台で、どのように吹き荒れるか見ものである。

 壮年の部では、川上と防、両雄の優勝争い。2人の戦いは熾烈を極めたが、押方の優勝への執念が迫力あるポージングを生んだのが勝因であろう。「出場4年目にして、やっと勝てた」と喜びを語ってくれた。

 ミスの部は、“田吹が悲願の優勝を果たすか!”はたまた、“須藤のV2成るか?”に話題は集中。調整十分の須藤に対し、田吹は肌も白く、今回やや不調ぎみ。しかし、“健康美”というあまりにも抽象的な審査基準に大会は混迷状態のまま進行していった。結局、出場7回目の田吹が初優勝。須藤のマッスルっぽい体は拒否(?)され2位に終った。外国の女性ビルダーのような筋肉隆々の体ならともかく、須藤タイプの体なら、まさに健康美そのもので、決して違和感を感ずるものではないと思われるのだが・・・。

 最後を飾るペアの部の栄冠は、押方、長宗ペアの頭上に輝いた。押方は今回、絶好調! 壮年の部とペアの部の2部門を獲得した。
記事画像2

青年の部

青年の部1位・北村克己選手

青年の部1位・北村克己選手

青年の部2位・新井弘道選手

青年の部2位・新井弘道選手

青年の部3位・大河原久典選手

青年の部3位・大河原久典選手

青年の部4位・高橋重信選手

青年の部4位・高橋重信選手

青年の部5位・伊藤長吉選手

青年の部5位・伊藤長吉選手

青年の部6位・今 俊則選手

青年の部6位・今 俊則選手

壮年の部

壮年の部1位・押方兼二選手

壮年の部1位・押方兼二選手

壮年の部2位・川上昭雄選手

壮年の部2位・川上昭雄選手

壮年の部3位・井原 茂選手

壮年の部3位・井原 茂選手

壮年の部4位・伊藤由大選手

壮年の部4位・伊藤由大選手

壮年の部5位・中田米三郎選手

壮年の部5位・中田米三郎選手

壮年の部6位・磯野武夫選手

壮年の部6位・磯野武夫選手

ペアの部

左から2位・山田、上村ペア、1位・押方、長宗ペア、3位・伊藤、阪元ペア

左から2位・山田、上村ペア、1位・押方、長宗ペア、3位・伊藤、阪元ペア

ペアの部1位・押方、長宗ペア

ペアの部1位・押方、長宗ペア

ペアの部2位・山田、上村ペア

ペアの部2位・山田、上村ペア

ミスの部

プレジャッジ。左から2位・須藤、1位・田吹

プレジャッジ。左から2位・須藤、1位・田吹

プレジャッジ風景。左から2位・須藤、1位・田吹、6位・遠藤

プレジャッジ風景。左から2位・須藤、1位・田吹、6位・遠藤

プレジャッジ。左から2位・須藤、1位・田吹

プレジャッジ。左から2位・須藤、1位・田吹

ミスの部1位・田吹美智代選手

ミスの部1位・田吹美智代選手

ミスの部2位・須藤ゆき選手

ミスの部2位・須藤ゆき選手

ミスの部3位・斉藤玉恵選手

ミスの部3位・斉藤玉恵選手

ミスの部4位・西本美代子選手

ミスの部4位・西本美代子選手

ミスの部5位・島田成子選手

ミスの部5位・島田成子選手

ミスの部6位・遠藤文恵選手

ミスの部6位・遠藤文恵選手

月刊ボディビルディング1985年11月号

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