ニュース 1985年3月号
月刊ボディビルディング1985年3月号
掲載日:2021.05.14
■JPA国際部ニュース・・・・・
国際部長・吉田 進
①世界最強のベンチプレッサー、テッド・アーシディー
昨年のハワイ国際招待大会で302.5kgの地上最高のベンチプレスに成功したテッド・アーシディーは、12月にペンシルバニア州ヨークの大会で700ポンド(317.5kg)の壁を破るべく調整中であったが、大会の1週間前にカゼをひき、700ポンドは今年3月3日に行われるハワイ大会までおあずけとなってしまった。カゼをひく前のアーシディーは絶好調で、275.5kgを連続5回(スクワットではなくベンチプレスですゾ)、そしてバックプレスでは180kgを連続3回挙上していたそうである。
そのペンシルバニア州の大会では、カゼのため5kg落ちた体重のためエキジビションとして参加し、225kg(500ポンド)を連続9回挙上してみせ、700ポンドを期待して集った多くの人になんとか納得してもらったそうである。ちなみに彼の500ポンドの連続挙上回数のベスト記録は20回だそうである。
そのペンシルバニア州の大会では、カゼのため5kg落ちた体重のためエキジビションとして参加し、225kg(500ポンド)を連続9回挙上してみせ、700ポンドを期待して集った多くの人になんとか納得してもらったそうである。ちなみに彼の500ポンドの連続挙上回数のベスト記録は20回だそうである。
②一番長い世界記録と一番短い世界記録
重い軽いではなく、長い短い世界記録とタイトルに出たので変だなと思われた方も多いでしょうが、これは一番長い間破られていない世界記録と、一番よく書きかえられた世界記録の話である。
長い方は男子100kg級のベンチプレスで、1977年8月21日にマイク・マクドナルドが出した261.5kg。短い方は女子44kg級のスクワットで、1980年以来5年で8人のリフターによって12回も書きかえられ、100kgから140kgまで記録がどんどん伸びてきている。
男子の記録はもう頭打ちかと思われた矢先、つい最近行われたサザンスタン・オープン大会(アメリカ)でポール・デックスという無名の選手によって、100kg級のベンチプレスの記録が277.5kgと大幅に更新された。ただし、これはドラック・テストが行われなかったために世界記録とはならず、アメリカ記録にとどまったそうである。
長い方は男子100kg級のベンチプレスで、1977年8月21日にマイク・マクドナルドが出した261.5kg。短い方は女子44kg級のスクワットで、1980年以来5年で8人のリフターによって12回も書きかえられ、100kgから140kgまで記録がどんどん伸びてきている。
男子の記録はもう頭打ちかと思われた矢先、つい最近行われたサザンスタン・オープン大会(アメリカ)でポール・デックスという無名の選手によって、100kg級のベンチプレスの記録が277.5kgと大幅に更新された。ただし、これはドラック・テストが行われなかったために世界記録とはならず、アメリカ記録にとどまったそうである。
③ワールド・ゲーム
1981年、アメリカ・カリフォルニアでスタートした非オリンピック・スポーツの祭典"ワールド・ゲーム"。4年に一度行われるこの大会にはパワーリフティングをはじめ、ボディビル、つな引き、カラテ、ローラースケートなど数多くの種目が含まれるが、今年1985年はイギリスのロンドンで行われることに決定している。
ワールド・ゲームでは、オリンピックに見られる過剰な国対抗意識の反省から、国ごとの参加をやめ、スポーツごとの参加方式をとっている。パワーリフティングはアメリカ大陸、ヨーロッパ大陸、アジア太平洋地区という3大陸対抗の方式を取り入れ、各大陸から6名の選手をIPF副会長が指名する方式をとっている。
先日JPA国際部に入った連絡によると、日本選手で指名を受けたのは52kg級の因幡英昭選手と、90kg級の前田都喜春選手の2名である。なお、7月26日がパワーリフティングを行う日である。
ワールド・ゲームでは、オリンピックに見られる過剰な国対抗意識の反省から、国ごとの参加をやめ、スポーツごとの参加方式をとっている。パワーリフティングはアメリカ大陸、ヨーロッパ大陸、アジア太平洋地区という3大陸対抗の方式を取り入れ、各大陸から6名の選手をIPF副会長が指名する方式をとっている。
先日JPA国際部に入った連絡によると、日本選手で指名を受けたのは52kg級の因幡英昭選手と、90kg級の前田都喜春選手の2名である。なお、7月26日がパワーリフティングを行う日である。
■ミスター浦添に安慶名晃章選手
1985年度第3回ミスター浦添ジム・コンテストは15人の新人選手が出場して、12月31日午後10時から行われた。毎年選手のレベルがアップして接戦となり、審査員もかなり苦労したが、結果は、バルク、プロポーション共に良かった安慶名晃章選手が優勝、2位・松竹正選手、3位・具志幸一選手と決定した。
審査が終ったのが年明けの0時20分。新年にふさわしいフレッシュなチャンピオンが誕生した。なおゲストには嶺井政成、山里恭弘、新垣清喜、石川数雄、末了吉の5選手が出場して大会に華をそえた。
審査が終ったのが年明けの0時20分。新年にふさわしいフレッシュなチャンピオンが誕生した。なおゲストには嶺井政成、山里恭弘、新垣清喜、石川数雄、末了吉の5選手が出場して大会に華をそえた。
(レポート・新垣清喜)
[ミスター浦添上位3名]
■第7回三重県パワーリフティング選手権大会の順位訂正 昭和57年10月7日 於・四日市市体育館
月刊ボディビルディング1985年3月号
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