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ニュース 1983年9月号

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月刊ボディビルディング1983年9月号
掲載日:2020.11.26

■第2回名古屋市パワーリフティング選手権大会
6月19日 於・名城大学体育館

(愛知県パワーリフティング協会理事長・尾田秀男)

(愛知県パワーリフティング協会理事長・尾田秀男)

■JPA国際ニュース......国際部長・吉田 進

①1983年女子パワーリフティング選手権大会におけるドラッグ・テスト結果

 IPF本部からJPA国際部へ、今年5月、オーストラリア・アデレード市で行なわれた第4回女子世界選手権大会の薬物検査(ドラッグ・テスト)の結果が入った。それによれば、今年は検査で陽性となった選手はいないとの事である。すなわち、失格になった選手はおらず、前月号で報告した順位・記録はすべて公認された事になる。

②1983年女子世界選手権大会カレンダー

 今年の女子世界選手権大会の主催国オーストラリアでは自国のチームが団体優勝したのを記念して、1984年用のパワーリフティング・カレンダーを作る事になった。写真は各クラスの優勝者の試技中のものを用いる予定だが、残念ながらカラー写真ではなく、白黒になるようである。

 また、各クラス、各国の全参加者の顔写真も入れたいとのことである。

③1983年ヨーロッパ・パワーリフティング選手の権大会5月20~22日 フィンランド・マリーハム市

記事画像2

■北沢修二選手27人抜き......勝抜き腕相撲情報

 テレビ東京の“勝抜き腕相撲”で、7月20日に帯川光男選手を破り第11代チャンピオンになった工藤正行選手は、翌21日、2人目で竹熊和幸選手に敗れてしまった。敗れた工藤選手は23才、身長167センチ、体重78kg。12代目チャンピオンになった竹熊選手は19才、身長182センチ、体重95キロという堂々たる体格。

 竹熊選手は2人抜いたが、翌22日、北沢修二選手に負けた。13代目チャンピオン北沢選手は、30才、身長171センチ、体重81キロで、埼玉県・朝霞のミサイル・フォーク部隊に所属する自衛官。

 北沢選手は、7月28日10人抜き、8月4日20人抜きと、順調に勝抜いていたが、26人目の試合で、挑戦者の押止撤選手が試合開始直後、一気に押え込みに入り、一時はチャンピオン交替かと思われたが、驚異的な粘りを見せた北沢選手が再試合に持込み辛勝した。(註:最初の試合は放映されていない)

 このあと1人抜いた北沢選手は8月10日、坂野晃選手に敗れ27人抜きにとどまった。14代目チャンピオン坂野選手は28才、身長171センチ、体重80キロ。6人抜いたが8月15日、石川和正選手に負けた。

 15代目チャンピオン石川選手は20才、身長183センチ、体重85キロ。4人抜いて8月17日に登場した福岡輝政選手に負けた。16代目チャンピオン福岡選手は36才、身長173センチ、体重93キロ、日本腕相撲協会の四段で、4人抜いたが、8月19日、高橋進選手に敗れた。
(レポート・写真=小山 勝)
北沢選手(右)は26人目の押止選手に辛勝したが28人目の坂野に敗れる

北沢選手(右)は26人目の押止選手に辛勝したが28人目の坂野に敗れる

板野選手(右)は6人抜き、7人目に若くて長身の石川選手に敗れる

板野選手(右)は6人抜き、7人目に若くて長身の石川選手に敗れる

月刊ボディビルディング1983年9月号

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