第15回東日本学生ボディビル選手権大会
月刊ボディビルディング1984年1月号
掲載日:2021.01.18
11月13日(日)★法政大学学生会館
松山(法政大学)、東日本は辛勝
新鋭・岩間(神奈川大学)が第2位
松山(法政大学)、東日本は辛勝
新鋭・岩間(神奈川大学)が第2位
全日本学生ボディビル選手権大会の代表選考を兼ねた東日本学生ボディビル選手権大会は、関東地区20校に東北地区2校、北海道地区1校を加えた各校選手が参加して開催された。
当初、優勝候補と考えられていたのは、関東大会優勝の松山(法政大)、2位の江口(東京大)ら。しかし、ここへコンテスト初出場の伏兵・岩間(神奈川大)が割って入り、俄然状況は混沌としたものになった。岩間は現在2年生だが、いきなり関東学生大会ヘビー級で優勝するなど、1年生当時からパワーリフティングでは抜群の力を発揮していた。その岩間がボディビル・コンテストに挑戦した今回、本命の松山を脅かす対抗馬に浮上。まとまりの良さで一日の長がある松山に惜しくも敗れはしたものの、一躍学生ボディビルの中心的存在に躍り出た。
予想通り勝利を収めた松山は、大目標の「全日本制覇」に向けて順調な仕上がり。3位以下の選手には水をあけた感があった。
当初、優勝候補と考えられていたのは、関東大会優勝の松山(法政大)、2位の江口(東京大)ら。しかし、ここへコンテスト初出場の伏兵・岩間(神奈川大)が割って入り、俄然状況は混沌としたものになった。岩間は現在2年生だが、いきなり関東学生大会ヘビー級で優勝するなど、1年生当時からパワーリフティングでは抜群の力を発揮していた。その岩間がボディビル・コンテストに挑戦した今回、本命の松山を脅かす対抗馬に浮上。まとまりの良さで一日の長がある松山に惜しくも敗れはしたものの、一躍学生ボディビルの中心的存在に躍り出た。
予想通り勝利を収めた松山は、大目標の「全日本制覇」に向けて順調な仕上がり。3位以下の選手には水をあけた感があった。
◆個人成績
▲左から2位・岩間、優勝・松山、3位・江口
常勝・東大に神奈川大が肉迫
団体戦は東大が3年連続優勝。関東大会を合わせると、実に5回連続の優勝となる。ところが、これまでの東大の圧勝ぶりから比べると今回は少し様相が違った。
東大勢自体は3、4、5、6位を占めて相変わらずの強さを見せたが、近年着実に力をつけてきた神奈川大がこれに急接近。5名の選手全員が決勝に進出した東大に次いで4名の選手を決勝に送り込み、しかも全員が入賞を果たした。“秘密兵器岩間が2位につけたのを筆頭に、7、8、9位を占める大健闘。神奈川大の選手はそろって 体をよく焼き込み、ポージングも十分な練習を積んだあとがうかがえる。そして何より「勝とう」というファイトがその印象を強くしているといえよう。
東大陣営と同様、神奈川大も3年生以下の戦力が充実しているだけに、来季は本命東大にとって対抗馬在の能レースは困難。実力伯仲の神奈川大との予断を許さぬ戦いが強いられよう。迎え撃つ東大が王座を守るか、追う神奈川大が打倒東大”を成し遂げるか、個人の順位争いとは別に、両校の団体戦でのシノギの削り合いに興味がもたれる。
東大勢自体は3、4、5、6位を占めて相変わらずの強さを見せたが、近年着実に力をつけてきた神奈川大がこれに急接近。5名の選手全員が決勝に進出した東大に次いで4名の選手を決勝に送り込み、しかも全員が入賞を果たした。“秘密兵器岩間が2位につけたのを筆頭に、7、8、9位を占める大健闘。神奈川大の選手はそろって 体をよく焼き込み、ポージングも十分な練習を積んだあとがうかがえる。そして何より「勝とう」というファイトがその印象を強くしているといえよう。
東大陣営と同様、神奈川大も3年生以下の戦力が充実しているだけに、来季は本命東大にとって対抗馬在の能レースは困難。実力伯仲の神奈川大との予断を許さぬ戦いが強いられよう。迎え撃つ東大が王座を守るか、追う神奈川大が打倒東大”を成し遂げるか、個人の順位争いとは別に、両校の団体戦でのシノギの削り合いに興味がもたれる。
◆団体成績
▲優勝・松山登代志(法政大)
▲2位・岩間勧(神奈川大)
▲3位・江口武久(東京大)
▲4位・片山雄介(東京大)
▲5位・酒井功(東京大)
▲6位・明石孝祐(東京大)
月刊ボディビルディング1984年1月号
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