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1986年度第26回 関東学生ボディビル選手権大会
関東学生チャンピオンに法政大杉山 団体戦は東京大学が圧勝

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月刊ボディビルディング1986年6月号
掲載日:2022.01.18
大会は6月29日、関東地区の21大学から91名の代表選手が参加して法政大学·学生会館大ホールで開催された。
優勝争いは、下馬評どおり杉山(法大)、長谷場(東大)、天貝(東大)の三つ巴の接戦となった。バルクを誇る杉山は、かなり絞り込みの跡がうかがえたが、それでもデフィニッションの面では長谷場、天貝の東大勢に押されぎみ。
部分賞でも、長谷場が胸、腹、背、モストマスキュラー、ペストポーザーと5部門をとったのに対し、杉山は脚の部だけにとどまった。しかし以前からその素質と将来性が嘱望されていた杉山は、持ち前のスケールの大きさで逃げきって優勝の長谷場は惜しくも2位に終った。

天貝は腕の部分賞を獲得するなどキメ細かいデフィニッションと迫力あるポージングで杉山、長谷場に迫ったが、ポーズをとった時のリキみすぎがかえってマイナスに作用してしまい、3位にとどまった。
ここ数年の傾向として、全体的なレベルは着実に向上しているが、その反面、ズバ抜けた選手が見あたらないのがいささか物足りない。

団体戦では、進境著しい明治大と法政大がどこまで東京大の牙城に迫ることができるか見ものであったが、結果は東京大の圧勝に終り、連勝記録をまたひとつ伸ばして、関東、東日本大会を通算して10回連続優勝を飾った。
上位入賞者、部分賞、団体戦の成績は次のとおり。
記事画像1
優勝★杉山理理(法政大)

優勝★杉山理理(法政大)

2位★長谷場聡(東京大)

2位★長谷場聡(東京大)

3位★天貝俊之(東京大)

3位★天貝俊之(東京大)

4位★中山賢一(法政大)

4位★中山賢一(法政大)

部分賞審査・胸の部★左から5位・丹野、6位・笹毛、1位・杉山、2位・長谷場

部分賞審査・胸の部★左から5位・丹野、6位・笹毛、1位・杉山、2位・長谷場

部分賞審査・腕の部★左から2位・長谷場、3位・天貝、10位・武石

部分賞審査・腕の部★左から2位・長谷場、3位・天貝、10位・武石

ポーズ・ダウン★左から2位・長谷場、3位・天貝、1位・杉山

ポーズ・ダウン★左から2位・長谷場、3位・天貝、1位・杉山

ポーズ・ダウン★左から2位・長谷場、1位・杉山

ポーズ・ダウン★左から2位・長谷場、1位・杉山

月刊ボディビルディング1986年6月号

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