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“食生活と健康管理”

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月刊ボディビルディング1983年5月号
掲載日:2020.10.16
 我々の健康のために欠かせない食欲を支配しているのは、視床下部にある飢餓中枢と満腹中枢である。飢餓中枢は、血液中の血糖値の下降により刺激され、逆に、満腹中枢は血糖値の上昇により刺激される。グリコースが増えると満腹して食べるのをやめるのである。また、血中に遊離脂肪酸が多くなると空腹を感じるという具合にコントロールされている。

 食欲は気温によっても大きく影響される。寒い地域では食物摂取量が多く、それは実験的にも認められている。ヤギの視床下部のある部分を冷やすと食欲は刺激され、温めると食べなくなるそうだ。

 千葉県立衛生短大の落合敏氏は「日本の夏のように高温多湿環境では、消化器管の機能低下が起こり、さっぱりした冷やむぎとか、そばなどの糖質に偏り、蛋白質が不足する。とくにビタミンB1欠乏から、疲れやすくなり、おまけに寝苦しく、睡眠不足になりがちだ。ますます食欲は減退し、貧血となり、栄養が全身に行きわたらず、代謝機能障害もでる」と述べている。

 チェコスロバキアのP・ファブリ氏の実験によると、食事の回数と肥満、高コレステロールとは深い関係があり、一般に、食事回数が多いほど、肥満にも、高コレステロール血症にもなりにくいことがわかった。

 また別の実験では、摂取カロリーを同一にして、摂取回数を変えると、食事回数の多いほど、皮下脂肪の沈着が少ないという。

 力士は体重を増やすために食べまくり、酒を食む。体重別のスポーツ選手は、逆に減量のために無理なダイエットを行う。

 アメリカ体力医学会のデータによると、高校生や大学生のレスリングやボクシングの選手のほとんどは、体重の3%から20%の減量を行なっている。

 スポーツマンの体は脂肪が全体重の8%(普通の成人男子では12~14%)ぐらいだ。したがって、余分の脂肪がないので、ほとんど減量は水分で落していることになる。水分は体重の3分の2くらいもあるから、水分と食事の摂取を抑えて、下剤や利尿剤を使えば体重は急激に減量できる。しかし、そのような減量では、生理機能の低下が生じてくる。

 力士はなぜ太るのか? 日本相撲協会診療所の林盈六氏によると、朝食ぬきの空腹状態で稽古すると、脳下垂体から性腺刺激ホルモンが出なくなり、そのかわりに成長ホルモンが多量に分泌される。このホルモンは体力づくり(身長・筋肉の増加)に役立つ。

 力士は稽古後に食事を多量にとり、昼寝をする。この昼寝がまた成長ホルモンの分泌を盛んにする。力士社会では、ひげが濃くなったり、向ずねに毛が多くなると、その力士は体が大きくならないといわれる。

 力士は引退してしまうと、急に体を使わなくなることが多い。しかし長年の習慣で、食事様式は相変わらず朝食ぬきの2食主義で、かつ普通人よりかなり多量に食べる。現役時代に比べると、運動不足で筋肉は衰え、筋線維は細くなってくる(廃用性萎縮)。それにかわって脂肪がたまってきて、体の質が大きく変化してくる。その結果、親方病といわれる糖尿病や循環器病が出てくる。引退後、3年目が山であるそうだ。

 引退したあと、相撲界から離れて、一般社会人の生活に入った元力士は、次第に食生活も3食主義となり、生活の糧を得るために一生懸命に働く。その結果、皮下脂肪もたまらず、徐々に普通人のような体になってくる。そして、相撲界に残った親方達より長生きする。

 引退後に一番目立つのは、現役力士に比べて血中の中性脂肪の異常な増加がみられることだそうだ。それらが血栓症の原因となり脳卒中を起こす。まず3食主義にして、運動を継続し、食事のカロリーを徐々に減らして、現役時代の40%減にすることが、長寿を保ち、健康を保つための方策である。

 体が大きい(太っている)ことは、循環器系統や肝臓に負担をかけることも忘れてはならない。ボディビルダーにも同じことがいえよう。現役ビルダーを退いた後の健康管理こそ重要なのである。(参考資料:科学朝日)

 (国立予防衛生研究所主任研究官・医学博士=後藤紀久)
月刊ボディビルディング1983年5月号

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