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JAPAN CHAMPIONSHIPS'192
世界・アジア日本代表選抜選手権大会 
in Oita

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月刊ボディビルディング1992年9月号
掲載日:2020.01.31
7月26日/鶴見園グランドホテル・別府市
"ストップ・ザ・小沼"を果たすため、高西は万全の仕上がりで臨んだが…

"ストップ・ザ・小沼"を果たすため、高西は万全の仕上がりで臨んだが…

毎年この選抜大会は、各階級に本命の選手が存在し、そして圧勝するというのが常であったため、見る側にとっては少々おもしろみに欠けていた。その上今年は九州の大分県にて開催されるということで、選手が揃わないのでは、という不安もあった。

しかし、いざフタを開けてみると予想に反して激しい熱戦が展開された。特に75kg級、75kg超級では、常勝の朝生照雄・小沼敏雄の2人が危ういのではないかと思わせる程の追い上げをくったのだ。結果から見てしまえば、大方の予想通りで終ったのだが、その内容は例年にない本当に目を離すことのできない接戦につぐ接戦だった。

女子の部は、今年はミズ・アジアが日本で開催されるためか、2階級に分けられて行なわれた。この女子の部も非常に見応えのある戦いが繰り広げられた。48kg級では大本命の山本奈美子が敗れる、という波瀾も見られ今迄にないレベルの高さであった。そして、この混戦を制したのは、ベテランの荒川純子であった。
今迄いったい何をしていたんだ、と思わせる程の素晴らしい仕上がりで女子48kg級を制した荒川純子

今迄いったい何をしていたんだ、と思わせる程の素晴らしい仕上がりで女子48kg級を制した荒川純子

バンタム級では金城正秀が昨年の鬱憤をはらした

バンタム級では金城正秀が昨年の鬱憤をはらした

本命の川上昭雄を下してアジア出場権を得た60kg級の石川栄一

本命の川上昭雄を下してアジア出場権を得た60kg級の石川栄一

女子48kg超級で優勝した松本俊子(左)の仕上がりも良かったが、2位の樋爪雅子もスタイルの良さで光っていた

女子48kg超級で優勝した松本俊子(左)の仕上がりも良かったが、2位の樋爪雅子もスタイルの良さで光っていた

ライト級は島袋正和が勝った

ライト級は島袋正和が勝った

仕上がりでは廣田に引けをとったが、持ちまえのバルクでウェルタ一級を制した朝生照雄

仕上がりでは廣田に引けをとったが、持ちまえのバルクでウェルタ一級を制した朝生照雄

今回ほど厳しい戦いはなかったのではないか。75kg超級で優勝した小沼敏雄は、本当に冷や汗ものだったろう

今回ほど厳しい戦いはなかったのではないか。75kg超級で優勝した小沼敏雄は、本当に冷や汗ものだったろう

ゲスト/フレックス・ウィラー

ゲスト/フレックス・ウィラー

記事画像10

女子ライト級(48kg以下)

 事前にプログラムを見た人は、誰もが山本の優勝を疑わなかっただろう。昨年のミズ日本3位、ミズアジア2位の実績から見ても仕上げてくれば優勝は間違いないところだ。

 しかし、ステージ上に現われた山本は明らかに仕上がっていなかった。大腿四頭筋のセパレーションやバックでのカット、サイドチェストで見せる胸のキレ等は、確かに去年の彼女のそれとは別物である。

 だが、彼女本来の出来としては確かに甘いかもしれないが、他の選手と比べて明らかに劣る、と言い切れただろうか? いつも絞りきって出場している選手が、少々甘目で出ると見た目以上に悪く写るというケースがままある。山本の場合は何かそう思えてならない。結果、山本は5位(最下位)に終っている。

 彼女に代わり優勝候補とささやかれだしたのは、ここの所パッとした活躍は見せていない、ベテラン荒川純子だった。かなり厳しく絞り込んできたのだろう、サイドチェストで見せる胸のストリエージョン、バックダブルバイでのデフィニションは群を抜いている。

 ただ、上半身のキレがただものでないだけに、下半身のカットの無さが少々気になったが。特にバックでの腎部から大腿二頭筋にかけては、かなりの甘さが見られた。今回は満票に近い数字で優勝したが、これから先より上を望むなら、下半身のバルクアップが必要だろう。

 バルクと言えば、この人をおいて他にはいない。埼玉の朝生記子である。大胸筋、腹直筋、大腿筋とバルクだけを見ればナンバーワンだ。特に、サイドポーズで見せる胸部の盛り上がり、肩・腕のバルクは本当に充実している。欲を言うならば、もう少し肩に丸みがほしい。

 とにかくバルクでは1番の朝生であったが、今回は何と言っても調整段階の体であったという事で4位。どうやら今年は他の大会に照準を置いているらしい。

 脚部のバルクでは、地元大分県からエントリーしている恵良律子も目を引く。パワーリフティングの賜物なのだろう、朝生に匹敵する位の太さをもっている。ただ上半身とのバランスを考えると、ややボトムヘビーに思える。ダブルバイセプスでは広背筋の広がりに欠ける上、真正面に向いてポーズしているためウエストが太目に見えてしまう。

 仕上がりは今回かなりうまくいったのではないか。二頭筋や大胸筋のキレ等は荒川と遜色ない。大健闘で2位の好成績を収めた。

 プロポーション、バランスの良さでは福田たまみが目を引いた。腰の位置が高く、ウェストも細いため、上体のVシェイプがキレイである。仕上がりは厳しいとまでは言えないが、数年前の彼女と比べればバルクも全体的についてきて、成長の跡がうかがえた。3位に入っている。

女子ミドル級(48kg超)

 このクラスは、何と言っても2年振りに出場する木村孝子に注目が集まる。今回は9月に行なわれるミズ・アジアの出場権を得るためだけに出場すると言っていたので、仕上げてはこないとわかっていたが、ステージ上の彼女は本当に未調整であった。

 バルクの面では他の4選手とは比較にならない程大きいのだが、全身に渡ってキレがない。この原因は、後述のインタビュー記事にもでてくるが、去年のオフからケガの連続でまともなトレーニングができていないことにある。そう言えば、ポージングにも何か覇気が感じられなかった。

 今回、こんな状態で出場してきたのも、アジアに出場したいからなのであろう。9月に期待したい。

 一方、優勝はほぼラインナップの段階で決ったと思う。昨年の社会人大会で優勝し、健在ぶりをアピールした松本俊子である。選抜大会には3年ぶりの出場だ。

 全体によく絞り込まれており、バランスのとれたポージングにより研きがかかっていた。予選・決勝を通して、全員の1位票を集めて優勝した。

 2位に入った樋爪もいつになく良い仕上がりで臨んでいたが、バルク・カットの両面において松本に一歩引けをとっていたようだ。手足が長く、プロポーションには非常に恵まれているので、これにバルクもしくはカットのどちらか一方でもつけば優勝を狙える存在になるのであろう。

 ミズ日本常連の神田見栄子は、今回はかなりの甘さを残し、4位に終っている。

フライ級(60kg以下)

 今年より新設された60kg以下級のエントリーは、5名である。優勝候補として上げられるのは、昨年までバンタム級で出場していた川上昭雄である。バンタム級では、この大会で何度も優勝をしており、アジア大会へも出場経験をもつベテラン選手である。

 しかし、ラインナップしその状態を見ただけで今回の優勝は厳しい、と思わざるを得なかった。そう、それはあまりにも仕上がりが甘いのである。60kgまで体重を落としてきたわりには、カット・デフィニション共に乏しかった。

 その川上に対し、カットの鋭さで目を引いたのが、宮城の石川栄一である。全身に彫刻刃で刻み込まれたようなカットが走り、明らかに仕上がりの面では川上に勝っている。だが、筋量ではやはり川上に引けをとってしまう。上体の厚みや大腿部のバルク等、川上の体はバランス良く筋肉が発達しているため、大きさでは川上に分がありそうだ。

 規定・フリーの一つ一つのポージングにしても、川上はベテランらしくゆっくりと丁寧にしているのに対し、石川のそれはいかにも力の込もった堅いものである。まあ、それが闘志が溢れている風にも見えるのだが…。

 優勝争いはこの2人で演じられ、カットに勝る石川が、4ポイント差で川上を押さえ栄冠を手中にすることができた。

 3位には、昨年のクラス別東京大会60kg級で優勝した津田宏が入ったが、彼の出来も素晴らしかった。元々バランスの良い選手とは思っていたが、今回はそれにプラスして仕上がりもバッチリ。川上との差がわずか2ポイントであることからしても、今回の彼の好調ぶりがうかがえる。今後の軽量級に期待のもてる選手の登場である。

 鋭いカットで定評のある野上は、今回は4位に甘んじてしまった。仕上がりとしては決して悪いものでなく、予選・決勝共に1位票を2つ得ている。だがフライ級ともなると皆絞り込んでくるので、並の絞り込みでは強い印象は与えられないのだろう。今後は、やはりバルクで勝負できる体をつくるべきと思われる。

バンタム級(65kg以下)

 バンタム級は、昨年の覇者・上沢の欠場、川上もフライ級に転向したため、昨年2位の金城正秀の独壇上となった。

 金城の仕上がりは、もう申し分はなく、他の誰をも寄せつけぬ程であった。もちろん、予選・決勝を通して全員の1位票を集めて圧勝した。

 ただ、大胸筋下部・中央部の盛り上がり、セパレーションに何かもの足りなさを感じるのだが…。

 2位の末永もかなり良いコンディションで臨んでいたようだ。特に背中、バックのダブルバイで見せる背中はバルクも十分あり、きれいにセパレーションしていた。ただ彼の場合、細かいストリエージョンや血管を見せるタイプではないので、バリバリといった印象は受けないかもしれない。腹筋や外腹斜筋のカット、大腿四頭筋等のセパレーションは、筋量があるだけに形良く浮きでていた。彼も又、満票で2位となる。

 3位には内藤格が入った。バルクの面では上位2名に引けをとってしまう上、調整も彼本来の出来から言えばまだまだ不十分。彼にとっては、これからが正念場だろう。

ライト級(70kg以下)

 エントリー票を見た限りでは、島袋正和、長友泰彦、小役丸弘の九州勢に亀山芳信を加えた4人の優勝争いになると思われた。が、しかし、ラインナップをした段階で早くも優勝が決ったようだ。筋肉の大きさ、太さ、密度、そして仕上がりと島袋のそれらは他を圧倒していたからだ。ウエストがやや太目だが、それも他の筋群が充実しているので気にはならない。満票で優勝を勝ちとった。

 2位に入った小役丸も、ここのところバルクを増してきているようだ。トライセップスポーズでみせる彼の上腕三頭筋は本当に太い。今回は仕上がりもまずまずで、彼も又満票で2位を得た。

 3位の亀山は非常に腰の位置が高く、リラックスポーズの栄える選手だが、その分どうしても下半身が細く見えてしまう。サイドポーズをとった時にも横から見た大腿部の厚みが今一つである。その上今回は仕上がりも甘目であり、特に下半身は精彩を欠いていたようだ。

 4位の長友は、今回は不発に終った。絞り込んで来れば十分優勝できる体はもっているのだが、何しろ甘かった。バックポーズは迫力がなく、アブドミナルもはっきりと浮き出てこない。色の白さも、体をより甘くみせていたようだ。

ウェルター級(75kg以下)

 昨年のライト級優勝者の廣田がークラス上げて出場してきたので、少々面白い戦いとなった。

 毎年選抜には80%位の出来で出場し、バルクで勝ってきている朝生にとっては廣田の存在はやはり無視できないだろう。

 はっきり言ってしまえば、仕上がりでは廣田が、バルクでは朝生が勝っていた。後は審査員の好みであり、バルクをとるかカットをとるかである。予選審査では、その好みがはつきりと分れてしまい、朝生と廣田の差はわずか1ポイントであった。

 バルクをとるかカットをとるかは常々論議の的となるのだが、個人的な意見を言わせてもらえばバルクをとるべきだと思う。どうしようもなく甘い状態で出場してきたのなら、もちろん話にはならないが、ある程度の状態であるならば、やはりバルクを見てやってほしいと思う。

 廣田の場合、バックポーズに弱さが感じられる。絞れているのに下背のカット・セパレーションがぼやけてしまうのは、やはりバルクに欠けるからではないだろうか。

 バルクの豊富な朝生と比べると、やはり1回り小さく見えてしまう。結局優勝は朝生、2位廣田という結果になった。

 3位には福岡の有門が入った。上体のバルクは仲々充実しており、サイドポーズは廣田と遜色ない位である。しかし、下半身が上体に比べて弱く、バルクにしろカットにしろ別人のようである。背中の広がりももう少し欲しいと思えた。

ミドル級(75kg超)

 今年は、ミドル級とライトヘビー級の混合で審査は行なわれた。それにより、ミスター日本でしか見られない小沼に高西の戦いが見ることができた。

 年々評判の上がっている高西。もちろん評判だけでなく実力もアップしてきている。巷では、小沼追撃の最右翼とさえ言われている。その高西が、ほぼパーフェクトの仕上がりで臨んで来た。肌の色の白さが少々気になったが、パッと見の第一印象ではよく調整してきたという感じがする。
 一方の小沼はというと、彼はピークを9月のプローアマ・クラシックに置いているため、やはり100%という仕上がりではなかった。好調時に見せる脚部のあの深いカットとセパレーションも、今回はなりをひそめている。自分でも高西の好調さがわかるらしく、いつになく比較の規定ポーズに気合が込もっていたようだ。

 バルクの面では二人はほぼ互角であり、小沼は腕に弱点をもち、高西は腹筋に弱点をもつ。バックのダブルバイは両者とも甲乙つけ難いが、バックのラットスプレッドでは少々小沼有利に思えた。特に三角形に浮きでる大臀筋から大腿二頭筋にかけてのバルク・カットは小沼の強みでもあり、高西のその部分は何かぼやけている。

 結局、二人の死闘は6ポイント差で小沼が勝つのだが、二人の差はポイント以上に縮まってきていると思う。今年のミスター日本が本当に楽しみになってきた。

 二人の影に隠れてしまったが、3位の有賀も好調を保っている選手だ。昨年辺りから調整もうまくできるようになり、日本の数少ないヘビー級選手として期待も大きい。後は、もう一回りのバルクアップ、特に背中の厚みと広がりが欲しいところだろう。



 今回は、常勝の朝生・小沼が廣田・高西に迫られたり、女子では本命の山本が敗れる等見所の多い大会であった。そして、ゲストとして招かれたフレックス・ウィラーの迫力あるポージングが、今大会を華やかに締めくくってくれた。
じっくりと小沼と高西の比較を見てもらおう

じっくりと小沼と高西の比較を見てもらおう

■女子48kg級

大胸筋のキレは大垣純子なみにスゴイ。優勝した荒川純子の今後の動向に注目

大胸筋のキレは大垣純子なみにスゴイ。優勝した荒川純子の今後の動向に注目

地元大分の恵良律子は、仕上がりの良さで2位に入った。

地元大分の恵良律子は、仕上がりの良さで2位に入った。

●3位・福田たまみ

●3位・福田たまみ

●4位・朝生記子

●4位・朝生記子

●5位・山本奈美子

●5位・山本奈美子

左より朝生、荒川、福田

左より朝生、荒川、福田

■女子48kg超級

選抜大会には3年振りに出場し勝利を飾った松本俊子。ミスアジアへの期待は大きい

選抜大会には3年振りに出場し勝利を飾った松本俊子。ミスアジアへの期待は大きい

バランスの良い樋爪は2位に入る

バランスの良い樋爪は2位に入る

未調整の木村孝子は3位に終る

未調整の木村孝子は3位に終る

●4位・神田美栄子

●4位・神田美栄子

●5位・砥川真澄

●5位・砥川真澄

●6位・西嶋ルミ子

●6位・西嶋ルミ子

■60kg級

選抜大会へは初出場でアジアへの出場権を得た。石川は鋭いカットで勝負する!

選抜大会へは初出場でアジアへの出場権を得た。石川は鋭いカットで勝負する!

バルク・プロポーションは申し分ないのだが何しろ絞り込みが甘かった。ベテラン川上昭雄は2位に終る

バルク・プロポーションは申し分ないのだが何しろ絞り込みが甘かった。ベテラン川上昭雄は2位に終る

●3位・津田 宏

●3位・津田 宏

●4位・野上智章

●4位・野上智章

●5位・今林勝広

●5位・今林勝広

左より石川、津田、川上

左より石川、津田、川上

■65kg級

パーフェクトで優勝を飾った金城正秀

パーフェクトで優勝を飾った金城正秀

2位の末永の仕上がりも良かったが、もう1つインパクトがほしい

2位の末永の仕上がりも良かったが、もう1つインパクトがほしい

●3位・内藤 格

●3位・内藤 格

●4位・竹下浩一

●4位・竹下浩一

●5位・山内 朗

●5位・山内 朗

金城と末永の激しいポーズダウン

金城と末永の激しいポーズダウン

■70kg級

選抜大会初勝利を得た島袋正和。彼の勝利もパーフェクトだった 

選抜大会初勝利を得た島袋正和。彼の勝利もパーフェクトだった 

成長著しい小役丸弘は2位に

成長著しい小役丸弘は2位に

脚部の克服がまたれる3位亀山

脚部の克服がまたれる3位亀山

●4位・長友泰彦

●4位・長友泰彦

●5位・中野豊記

●5位・中野豊記

●6位・衛藤哲一

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■75kg級

接戦の末、勝利をもぎとった朝生照雄。まさにバルクの勝利と言えよう

接戦の末、勝利をもぎとった朝生照雄。まさにバルクの勝利と言えよう

2位の廣田俊彦は、仕上げてきたのだが…

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●3位・有門准一

●3位・有門准一

●4位・金澤利翼

●4位・金澤利翼

●5位・宮内甲ニ

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左より朝生、廣田、有門

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■75kg超級

冷や汗ものの優勝だった小沼敏雄。9月のアジア・プロ・アマ大会では万全で臨んでくれるだろう

冷や汗ものの優勝だった小沼敏雄。9月のアジア・プロ・アマ大会では万全で臨んでくれるだろう

高西はここ数年で本当に良くなってきている。小沼との差はもう僅かだ

高西はここ数年で本当に良くなってきている。小沼との差はもう僅かだ

3位の有賀誠司も良い仕上がりだった

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●4位・伊藤良春

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●5位・小林正人 

●5位・小林正人 

左より高西、有賀、小沼

左より高西、有賀、小沼

FLEX WHEELER

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第9回世界・アジア選抜大会審査表

記事画像55
月刊ボディビルディング1992年9月号

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